概要
エニックス出版のGファンタジーで1995年1月号から1998年8月号にかけて連載された、松沢夏樹による魔法少女モノの漫画作品で、かつ松沢氏が同社出版の月刊少年ガンガンで連載していた『突撃!パッパラ隊』に続いて2作目の執筆作品でもある。
元来、魔法少女モノが大好きと公言する松沢氏の煩悩の塊ともいうべき作品であり、かつ公式HPで女の子が沢山出るからノリノリで書いていたとも述べている。そういった経緯からなのか、女性の読者層が多かった本誌において、男性向けギャグ作品としてある意味異色な作品の1つであった。
単行本は全5巻が発行され、その後2009年に一迅社によって復刻版が全4巻復刊された。
また、1998年にはドラマCDも発売された。
ストーリー
11歳の女の子、天寺鈴希、月夜美琴、裾野雪彦(※男です)が地球の平和を守るべく魔法戦士「パステリオン」に変身し、地球侵略を企てる悪の国家「神聖魔法国ヴァジュラム」とその地上侵攻部隊指揮官であるD-アーネとの戦いを繰り広げる。
登場人物
パステリオン
- 現代
- 先代
天寺鈴美/パステルレッド
月夜碧/パステルイエロー
裾野王姫/パステルブルー
- 聖獣
神聖魔法国ヴァジュラム
その他
用語
- 要石の星
作中における地球は、何千何万という多層次元を繋ぐ「穴」に魔力が流出するのを塞ぐ「フタ」として太古の創造神が作った惑星という設定。
そのフタ、つまり地球を破壊し全ての世界を流れる「力」を我が物にしようと目論む輩が後を絶えず、その「力」を手に入れる事は究極の魔力…すなわち「宇宙全てを律する力」を手に入れたも同然である。
生まれた時手に握っていた宝珠から力を貰って変身する魔法戦士。
本作の敵勢力で、多層次元の一つである「魔法次空」にある惑星。
- 頂門
地球とヴァジュラムを結ぶ次元の扉
D-アーネが使役する怪人で、戦略型業霊無と戦術型業霊無、究極業霊無の3種類に分類される。