概要
物語の世界とは別の世界(地球ではなく、人間以外にも多くの人種がいるような世界)の出身の一般人。魔法国クライロードに勇者候補として召喚されたが、能力が一般市民並みでしかなかったため、勇者失格扱いとされた上に、本来なら『勇者候補がお目当てでければその日の内に元の世界に送還する』のだが、自分の後に召喚された勇者候補(以下、金髪勇者)が全ての能力が999とクライロードのお眼鏡にかなう能力だったためフリオの送還が後回しにされ続け、その結果フリオが元の世界に送還されるチャンスが時間切れになって元の世界に帰れなくなってしまい、この世界で生きることに。
しかし生きるためにスライムを倒しながらLv2になった途端にあらゆるスキル、あらゆる魔法を習得しすべての能力値が上限突破した超チートへ。
色々あって魔族の娘フェンリースを娶った後は、居を構え居候たちの協力を得ながら商売で生計を立て、その合間に人類と魔族の仲裁のため活動している。
本名はバナザだが、後述の理由で改名している。
人物
争いを好まず、差別などを嫌う温厚な性格で、人間、魔族を問わず様々な人と交流を持つ。
当初は自分がチートキャラになったという自覚がなかった。さすがに現在では自分が普通でないことは理解しているが、前述の金髪勇者が失脚して勇者の地位を剥奪された後は後釜の勇者としてクライロードに勧誘されるが、その勧誘を断りクライロード側の要請にも「非常時には力を貸す」という条件で納得してもらっている。
元々働くことが好きで、召喚前は商売に関わっていたため冒険者から行商人を経てホウタウの街で店を構えるまでに。
クライロードに追われることを防ぐため偽名として「フリオ」を使い始めた結果、そのままこの世界での名前として定着している。また、容姿も姿形変換魔法で変えている(本来は細身で中性的な顔立ち)。因みにフリオという名は嘗て飼っていた犬の名前。冒険者ギルドに登録する際に先述の理由で本名を名乗るとまずかったため、咄嗟に思いついたのがこれだった。
能力
上記の通り、召喚時点(Lv1)では月並みのステータスだったが、たった1つのレベルアップで全パラメーターが「∞」表記になり、名実ともに最強の力を得てしまった(ただし、フリオの出身世界にはこの記号がなかったため、自身の力を自覚できなかった)。
さらに、何気なく使った浄化魔法で魔王軍四天王の一角とその配下を知らぬ間に倒してしまい、一気に300以上のレベルアップをしているが、その時点でウインドウ表示をオフにしたため、以降は自身のレベルを把握していない。
人間が使える魔法は基本的に全て、それも最高レベルで使用できるが、さらに「一度見た魔法をラーニングする」ことが可能。
そのため、魔人の魔法など世界の法則に抗う魔法も使えるが、その場合世界側に歪みが発生してしまう。
- アナウンス
CV:風間万裕子
レベルアップ後に「話し相手が欲しい」という理由で設定したステータスの音声ガイド。
「魔法行使の事前確認」「行動の最適解の推奨」「街の案内」など出来ることが幅広く高性能だが、意思があるわけではないので時折フリオの意に反することを告げることがある。
関連タグ
平賀才人:『ゼロの使い魔』の主人公。中の人や制作会社繋がりであり、「異世界召喚されるラノベ主人公」の先駆け。また、メインヒロインのフェンリースの中の人は、ゼロの使い魔のメインヒロインだった。但し主従が逆転している。