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サウザーの編集履歴

2012-09-16 03:21:01 バージョン

サウザー

さうざー

サウザーとは、武論尊・原哲夫の漫画『北斗の拳』の登場人物である。

曖昧さ回避

  1. 漫画「北斗の拳」に登場人物。南斗六聖拳「将星」の男。本項で解説。
  2. アニメ映画「ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強」の登場人物。
  3. ゲーム「バハムートラグーン」の登場人物。

概要

CV:銀河万丈(TVアニメ版)、大塚明夫(劇場版)、神奈延年(北斗無双)


南斗六星のうち、帝王の星「将星」を司る一子相伝の拳、南斗鳳凰拳の伝承者。

「妖星」のユダの裏切りをそそのかし、南斗聖拳分裂を引き起こした黒幕。

自らも「聖帝」を名乗り、分裂した南斗の拳士を従え、知略と武力で広大な領土を支配した。

また、反乱できない子供たちを奴隷とし、自らの威光の象徴である「聖帝十字陵」の建設に着手する。

主人公ケンシロウもその暴虐を見逃さず戦いを挑んだが、初戦は拳が全く効かず完敗に終わったほどの強敵。


サウザーはもともと孤児であったが、先代の南斗鳳凰拳伝承者オウガイによって拾われ、鳳凰拳の次なる伝承者となるべく過酷な修行の日々を送る。

オウガイは厳しい人物であったが、決してサウザーに対する愛を忘れず、サウザーもまた、厳しいながらも深い愛情を注ぎ続けたオウガイを実の父のように慕っていた。

15歳になった時、サウザーは「継承の儀」を受ける。

その内容とは、「目隠ししてこれから襲い掛かる敵を倒せ」と言うもの。

言い付け通りにその敵を倒し、目隠しを取るとそこには倒れているオウガイの姿が。

一子相伝の拳故に先代は命を断たれねばならない。それが「継承の儀」であった。

オウガイは「お前の瞳に極星、南斗十字星を見ていたのだ」と言い残し、絶命。

サウザーは、天涯孤独の身から救ってくれた父親のごとき存在であったオウガイを自ら手に掛けてしまった

ことに慟哭し、「こんなに苦しいのなら悲しいのなら……愛などいらぬ!!」と叫んだ。

この出来事が切っ掛けで、彼は非情なる独裁者へと変貌していった。

「聖帝十字陵」とは、師父オウガイの墓であり、サウザーのオウガイへの最後の愛と情でもあったのだ。


ケンシロウとの2度目の戦いでは、身体の秘密を見抜かれ、劣勢になりながらも、「退かぬ!媚びぬ 省みぬ!!」「帝王に逃走は無いのだ!」の言葉と共に、帝王としての誇りを失わず戦い続けるが、最後は「北斗有情猛翔破」によって致命傷を負う。

最期は敵の死すらも哀れみを持って見送るケンシロウの情に触れ、愛のぬくもりを思い出したサウザーからは暴君の表情が消え、子供のような無邪気な顔に戻り、オウガイの遺体のもとで息を引き取った。それに呼応するかのように、十字稜の頂点からはシュウの血が涙のようにあふれ、十字稜は崩壊していった。

シュウの命を目の前で奪ったことで一時は激昂していたケンシロウだったが、彼もサウザーの悲しみを知ったことで「愛深き故に愛を捨てた哀しい男」と評した。


容姿

髪はオールバックで短い前髪を一房垂らしている。各作品で金髪で描かれることが多い(原作では銀髪)。


額にはインド人のビンディのような赤丸がついており、ラオウにも負けず劣らずの縦ジワが走っている。目元はマツ毛が長く眼光鋭い。常に不敵な笑みを浮かべている。


服装は、一国の主であることもあり全体的に豪奢。戦闘時は十字星の装飾を施されたタンクトップのような衣装で闘う(初登場時はジャケットのような衣装だった)。普段はゴツイ肩パットの付いたマントを羽織り、原作表紙絵では二本角の付いた仮面を着用していた。


帝王の肉体

心臓・血流・秘孔の位置が通常と表裏逆という特異体質の持ち主であり、本人はこれを「帝王の血」、「帝王の肉体」等と称している。

この体質を見破れない限り北斗神拳も通用せず、それを知る拳王ことラオウは彼との対戦を避けていた。

ケンシロウも、初戦ではこの肉体の秘密が暴けず、一方的に攻撃を受け続ける形になり惨敗を喫す。(ちなみにケンシロウを惨敗させたのはシンカイオウ、そしてサウザーの3人だけである。)


また、トキは医術に精通していたためか、サウザーの体質のことを知っていた。

備考

実際にこの体質(内臓逆位)は存在する。

→参考ページ


南斗鳳凰拳

南斗聖拳の中でも最高峰に属する拳法で、南斗聖拳では倒す事は不可能とされている。

南斗聖拳の象徴である「南斗十字星」を意識した十字型の斬撃を主体としている「極星十字拳」他、最大の特徴として「敵は全て下郎」と言う理由から防御という概念がなく、「構え」が存在しない


わが拳にあるのはただ制圧前進のみ!!


ただし、その存在を脅かす者が現れたときのみ、帝王の名誉と威信を賭けて「構え」を取る。

これが奥義「天翔十字鳳」である。帝王の誇りをかけた不敗の拳。


北斗神拳伝承者ケンシロウでさえ、最後までみきることは出来なかった。


AC版北斗の拳でのサウザー

攻撃力はやや低いが、固め・起き攻め性能に優れている。

遅い飛び道具「南斗爆星波」を軸にした怒涛の攻めが可能で、星取り能力も全キャラトップクラス。

ただし、防御力はマミヤと並んで全キャラ最下位、すごい紙。通称やわらか聖帝

気絶値も低く、全キャラにガードクラッシュを起こす。

そして、何より最悪なのが本作最強キャラのトキと致命的なまでに相性が悪い事。

飛び道具は当身で跳ね返され、容易く固められ切り替えされほぼ詰みゲーである。

他の使用率が多い強キャラとの相性もいまいち悪い、ジャギほどではないが不運な漢である。

愛などいらぬ愛などいらぬ愛などいらぬ親指が痛い


名言集

天空に極星は二つはいらぬ!

愛ゆえに 人は悲しまねばならぬ! 愛ゆえに 人は苦しまねばならぬ!!

退かぬ!媚びぬ!!省みぬ!!! 帝王に逃走はないのだぁあああ!

余談

サウザーといえば、巨大バイクに取り付けた玉座(AC北斗でも乗ってるアレ)に座っていた初登場のシーンが印象に残るが、それ以上に印象に残るのがその時に登場したモヒカンサングラス男であろう。「汚物は消毒だ~!!」と共に火炎放射器の炎で邪魔した老人を焼いたが、ケンシロウによって火炎放射器を奪われ、「お前の言うとおりだ。汚物は消毒すべきだな……」の言葉と共に文字通り『消毒』させられたキャラである。

だが、その強烈過ぎる印象と死に様が受けたのか、アニメ・新劇場版はおろか、

パチスロ版にも登場しており、強烈なモブキャラの多いこのシリーズを代表するモブキャラの一人となった。

なお、AC版北斗には彼にあやかってか、上司であるサウザーの「汚物は消毒せねばならんな」という台詞が存在する。


(より詳しくはこちらの記事を参照。)


ゲーム『マッスルボマー』シリーズに登場するキャラクター、アストロは『スーパーマッスルボマー』においてサウザーとほぼ同様の台詞を話す。なお、キャラクターデザインは原哲夫が担当している。


東京理科大学の松野健治助教授の研究室で内蔵逆位のハエが見つかった際、その遺伝子をこのキャラクターに因んで「サウザー遺伝子」と命名している。


表記ゆれ

英語表記は先頭がSTHかで表記ゆれがある。

英語圏ではSoutherが多数派のようだが、2005年の格闘ゲームではThoutherとなっている。

パチンコ版にはTHOUZERなんてのも。


関連イラスト

跪けぇい!


関連タグ



南斗六聖拳

南斗孤鷲拳・シン(殉星)

南斗水鳥拳・レイ(義星)

南斗紅鶴拳・ユダ(妖星・美と知略の星・裏切りの星)

南斗白鷺拳・シュウ(仁星・盲目の闘将)

南斗鳳凰拳・サウザー(将星・独裁の星・極星)

南斗正統血統・ユリア(慈母星・南斗最後の将)

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