※ 他のシュウに関してはシュウの記事を参照。
「されど心の目はひらいておる!」
「今より光り輝こうとする子供達の光を奪い去ることは絶対に許さぬ!」
「(ケンシロウの)命をただでくれとはいわぬ………代わりにわたしの光をくれてやろう!これで文句はなかろう」
「くるでない わたしはこの聖碑を積まねばならぬ この石は百人の人質の命 そして南斗六聖拳の 乱れを防ぐことの できなかったわたしの痛み!!」
CV:森功至(テレビ・PS版ゲーム)
大塚芳忠(新劇場版シリーズ、スマショ、リバイブ)
吉水孝宏(北斗無双)
上別府仁資(激打2)
石塚堅(パンチマニア)
内藤玲(DD北斗の拳2期)
諏訪部順一(イチゴ味)
公式サイトでの解説
【流派】南斗白鷺拳
【技】誘幻掌、烈脚空舞
南斗白鷺拳伝承者で、南斗六聖拳においては仁星の宿命を背負う。南斗十人組手にケンシロウが挑んだ際、10人目の相手としてケンシロウに勝利。この時、ケンシロウを救うため、自らの両目を犠牲にする。核戦争後は反帝部隊を率いてサウザー率いる聖帝軍に反抗。ケンシロウがサウザーに敗れたのち、サウザーに戦いを挑むが人質の命を盾に取られて敗退。最後は聖帝十字陵の頂上で、聖帝軍による矢や槍の一斉射撃を受けて力尽きた。
プロフィール
身長 | 180cm |
---|---|
体重 | 90kg |
スリーサイズ | 120・89・100 |
首の太さ | 42cm |
通称 | 南斗・仁の星の男、盲目の闘将 |
概要
南斗六聖拳「仁星」の男であり、脚技を主体とする南斗白鷺拳の伝承者。モデルはおそらくトキと同じくイエス・キリスト。
かつて修行時代のケンシロウを南斗の掟による処刑から救うため、自らの目を潰し命を助けた男。その後、圧制を敷く聖帝サウザーから未来を照らす光を守るために、反乱軍(レジスタンス)を率いて戦いを挑む。目が見えずとも率先して戦地に立ち闘うその姿から、人々からは「盲目の闘将」と呼ばれている。
『北斗の拳』の世界においてはトキ・ヒョウと並んで稀に見る人格者の一人。混迷・暴力・恐怖が支配する世紀末の世界において環境や悲劇によって変わることなく、常に他者のために戦い続けた。
シバという名の息子がおり、彼もまたケンシロウの命を救う行動をとることになる。
同じく六聖拳である「義星」のレイとは親友だった。作中では彼が登場する頃にレイはすでに死亡している為、共演はならなかったが、ゲーム作品や外伝シリーズなどで彼らの共演が見られる。
アジトまで攻めてきた聖帝軍を迎え撃ち、サウザーと対決するも100人の人質をとられたことで攻撃をためらい、その隙をつかれ足を斬られ、再起不能になる。
結局、シュウ本人はサウザーに一傷も負わせることなく敗北してしまった。
そして敗北後、ピラミッドの頂上パーツをサウザーによって強制的に運ばされてしまった。「落としたら市民の命はない」などと脅される中、サウザーの要求通り懸命に頂上まで運ぶ。ところが頂上で足枷をつけられ、そのままピラミッドの下敷きになって自害するよう要求をされる。そして遅れて到着したケンシロウがシュウ救出のためピラミッドの階段を駆け登っている途中、槍投げで止めをさされるが、止めをさされた瞬間に視力が回復。ケンシロウの顔を拝み、ケンシロウの成長に嬉し涙を流しながらサウザーの要求通り、ピラミッドの頂上パーツの下敷きになり死亡した。
彼のサウザー打倒の意志はケンシロウに引き継がれ、この場所でそのまま最終決戦が行われた。なお、ケンシロウは彼の弔い目的でサウザーに南斗白鷺拳・烈脚空舞を浴びせることで一矢報いている。
容姿
髪型はレイに近い長髪で、同じく前髪を一部残して後ろに流している。髪色は作品によって異なるが、白・水色などライトカラーで染色される。
他の南斗六星の拳士たちよりもやや老けこんだ印象の顔立ちをしている(実際、ケンシロウが子供の頃すでに成人しており、本編でも一児の父であるからそれなりの年齢であると思われる。どれだけ若く見積もっても、アラサー以上は確実)。顔にはかつてケンシロウを助けるために自らの手刀で付けた、片目それぞれ3本ずつの巨大な切り傷が付いている(アニメでは上3本下2本となっている)。
目は、普段は閉じているが、初登場時や感情が高まった際に開眼する。(白目)
服装は、ピチピチの衣装を着用する他の拳士たちと違い、若干ゆとりのあるダボッとした衣装をしている。上には七分袖のジャケットのような衣装を羽織っており、腰には布の前垂れを付けている。服の色は原作・アニメでは紺、新劇場版では黄色だった。
南斗白鷺拳
脚技を主体とする、南斗聖拳の中でも異色の拳法。だがちゃんと手を使った奥義も存在するし、南斗孤鷲拳のシンも「南斗獄屠拳」のような脚技の奥義を使用するので実際のところそんなに異色じゃないのかもしれない。
奥義は「烈脚空舞」、「誘幻掌」、「南斗烈脚斬陣」など。
『レイ外伝』では白鷺拳の派生流派として南斗翡翠拳(なんとひすいけん)が登場しており、カレンという少女が彼に師事していた。
ゲームでのシュウ
AC版『北斗の拳』には、サウザーステージで十字稜の最上段の聖碑を背負い階段を上っているという形で登場している。要は背景である。
非戦闘員であるユリアを除いた南斗六聖拳では唯一使用できない。
なぜ使用できないかについては諸説あり、
- ジャギの通常投げ(おい、そこに座れ→何だその目は!)に問題が生じる
- 北斗神拳と南斗聖拳のバランスを取るため(四兄弟に数を合わせるため)省かれた
等が上がっているが、あくまで説の一つであるので必要以上に騒がないようにしよう。
次作が出るのであれば是非とも使用キャラにしてほしいものである。
(その前にジョインジョイントキィを初めとした世紀末バランスの調整が先かもしれないが…。)
『北斗無双』では他の六聖拳とともに登場するものの、残念ながら操作キャラではない。
しかし、続編『真・北斗無双』にて晴れてプレイアブルキャラクターとして再登場を果たした。
MUGENでのシュウ
MUGENにおいては、有志の深い愛と仁の心によって使用キャラとして制作された。
原作やゲームにあった技はもちろん、最期のシーンもしっかりと再現されている。
興味がある人はぜひ使用してみてはどうだろうか。
(→紹介ページ)
外伝漫画のシュウ
蒼黒の餓狼
『蒼黒の餓狼 北斗の拳レイ外伝』では同じ六聖拳としてレイや妹のアイリと親交のある人物として登場。顎鬚を生やした風貌をしている。
アスガルズルで悪の道に走った南斗水鳥拳の先代伝承者ロフウとレイの師弟対決を見届ける。
また、前述した番外編のメインキャラであるカレンの師でもある。
北斗の拳イチゴ味
サウザーが主役のギャグ漫画『北斗の拳イチゴ味』ではメインキャラとして登場。
原作同様に常識人だが時折ツッコミが鋭すぎることがある。
世紀末ドラマ撮影伝
「『北斗の拳』は80年代の実写アクションドラマ」という設定の『北斗の拳 世紀末ドラマ撮影伝』では劇場版におけるゲストキャラクターとして登場。
数多くのドラマで主人公を務める好感度No.1俳優の柏葉隆吉が演じるはずだったが、柏葉が所属する大手芸能プロヘイプロダクション上層部の「仲間より敵の方が視聴者の印象に残る」という意向により柏葉は敵役のサウザーに、本来サウザー役だった谷口陣がシュウを演じることとなる。
監督の原口勝夫は今まで悪役しか演じたことの無い強面の谷口によるシュウをどうにか仲間らしく見せる方法は無いかと模索、かつて時代劇で谷口が演じた隻眼の侍に着目し、常に両目とも閉じた盲目キャラとすることでその鋭い目つきを緩和することに成功する。
関連イラスト
※ その他のイラスト→pixiv「シュウ 北斗の拳」で検索
関連タグ
南斗六聖拳
南斗孤鷲拳・シン(殉星)
南斗水鳥拳・レイ(義星)
南斗紅鶴拳・ユダ(妖星・美と知略の星・裏切りの星)
南斗白鷺拳・シュウ(仁星・盲目の闘将)
南斗鳳凰拳・サウザー(将星・独裁の星・極星)
南斗正統血統・ユリア(慈母星・南斗最後の将)