ミナミアオカメムシ
みなみあおかめむし
カメムシの一種。
南方系の種で、イネ科の害虫として有名。
基本情報
概要
カメムシ科に属する昆虫の一種。
緑色の体色に、茶色と白の縞模様の触角が特徴。
稀に頭部が黄色い個体がいる。
冬は体色が茶色く変化する。
近縁種のアオクサカメムシとはよく似ており、同所で見られる事も多い。
平地でよく見られ、様々な植物の汁を吸う害虫としてよく知られている。
街中で見られる緑色のカメムシの仲間では、アオクサカメムシやツヤアオカメムシ、チャバネアオカメムシと並んでよく見られる種で、家屋に侵入する事もある。
熱帯~亜熱帯に広く分布する南方系の種で、日本では元々南西諸島に分布していたが、近年になって九州、四国、紀伊半島、東海地方と分布が北上しており、現在は関東地方でも見られる。
それに伴いアオクサカメムシの数が減少しているらしいが本種が原因かは不明。
本種だけでは無く他のカメムシもなのだが、人間には聞こえない周波数の音で仲間とコミュニケーションをとるらしい。