基本情報
和名 | アオクサカメムシ |
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学名 | Nezara antennata |
分類 | 半翅目 カメムシ亜目 カメムシ科 カメムシ亜科 Nezarini族 ミナミアオカメムシ属 |
体長 | 1.2~1.7cm |
分布域 | 日本(北海道、本州、四国、九州、沖縄)・朝鮮半島・中国大陸・台湾 |
概要
カメムシ科に属する昆虫の一種。
緑色の体色に亀の甲羅の様な形をした、一般的なカメムシのイメージ通りの姿をしている。
触角は白黒の縞模様で、寒くなると体色が茶色くなる事もある。
低山地~平地まで広く生息し、森林~草地まで様々な環境で見られ、街中でもよく見かける。
街中で緑色のカメムシを見かけたら、大抵は本種か近縁種のミナミアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、チャバネアオカメムシのどれかである。
洗濯物に付いていたり、夜にコンビニの灯りに集まる光景を見た事がある人も多いだろう。
様々な植物の汁を吸い、商品価値を下げる他、時には枯らしてしまう為、野菜、果物、米などを栽培する農家の人や、家庭菜園、ガーデニングなどが趣味の人達からは害虫として非常に嫌われている。
危険を感じると悪臭を放つ為、基本的にイメージが悪い。
年に2、3回成虫が発生し、越冬も成虫で行う。
樹皮や岩などの隙間で越冬する事が多いが、暖かさを求めて家屋に侵入する事もある。