概要
セーターを前開きにし、ボタン留めのジャケット風にした衣服。セーターの一種であり、毛糸編みまたは化学繊維のニット地によって作られる。夏場の冷房に対応するため、綿やリネンのカーディガンも作られている。
ブラウスやワイシャツとセットで着ると、お洒落で温かくて一石二鳥。更に上からジャケットを羽織ってもいい。
学校の制服に指定されているものは、スクールカーディガンと呼ぶ。
VネックのものとUネックのものとがあり、Uネックのものは上半分のボタンだけを留めても様になる。
ボタンがない、あるいは襟首一箇所だけのボレロ型も出回っている。
誕生
19世紀にイギリス陸軍で誕生。クリミア戦争(1853~56年)の折に軍用の防寒着として考案された上着で、重ね着用のVネックセーターを、負傷兵が簡単に羽織れるよう前開きにした。
名称について
考案者のジェイムズ・ブルデネル陸軍中将が「第7代カーディガン伯爵」であったことから。
カーディガン伯爵は1661年に創設され、現在、15代目(デヴィッド・マイケル・ジェイムズ・ブルデネル=ブルース氏)となる由緒ある爵位である。
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ケーブルニット:所謂手編み風のダボッとしたカーディガン