概要
太い縄のような模様(ケーブル編み)が編み込まれたニットのこと。
『手編みのニット』と言えばだいたいこれを思い浮かべる。
「ケーブルニット」とは和製英語で、実際の英語圏は“cable stich”(綱模様編み)と呼ばれる。
ケーブルニットを用いた代表的なアイテム
フィッシャーマンズセーター
アイルランドやスコットランドなどに住む漁師(Fisherman / フィッシャーマン)の仕事着を起源とするセーターの総称。凹凸がはっきりした縄状のケーブル網みが入っている。厚手で、漁師の仕事上に必要な防水性と防寒性に優れているのが特徴。
アランセーター
アイルランドのアラン諸島を発祥としている。フィッシャーマンズセーターのひとつで、縄状の独特の編み込みとハニカムやバスケット編みなどの模様が特徴。
日本ではアランニットという名前でも流通している。
クリケットセーター
クリケットで着用されるセーター。ケーブル網みで、裾やVネックに沿ってラインが入っている。チルデンセーターの元になったとも言われている。
チルデンセーター
ケーブル網みで、裾やVネックに沿って紺や赤のストライプのラインが入っている。アメリカのテニスプレイヤーであるウイリアム・チルデン(1893年-1953年)の名前が由来になっている。テニスセーターとも言われる。
日本ではチルデンニットという名前でも流通している。
関連イラスト
関連タグ
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セーター フィッシャーマンズセーター アランセーター クリケットセーター チルデンセーター