『ゼルダの伝説』に登場する神の一柱、およびそれを祖とする民族のこと。
概要
ゲーム『ゼルダの伝説』シリーズに登場する神々のうちの一柱。
本格的に登場したのは「スカイウォードソード」及び「ハイラルヒストリア」の漫画。
かつて創世の三女神が創った秘宝トライフォースを守る役目を担っており、悪しき者の手に渡らないように聖地で守っていた。
しかし時代が下り、終焉の者率いる魔族がトライフォースを奪おうと地上で激しい殺戮を繰り広げていた。女神ハイリアは生き残った人間たちとトライフォースを大地の一部を遥か上空へ浮かべることで逃がし、地上に残った亜人たちと共に魔族と戦い、辛うじて終焉の者を封印した。
しかし女神の力を以てしても完全に封印しきる事はできず、長くは保てないことを悟ったハイリアは終焉の者をトライフォースを使って倒す事を決意。遥か未来に現れる勇者を導く手配を終えた後、神の身では扱えないトライフォースを使う為に人間に転生した。
その転生体が「スカイウォードソード」のゼルダであり、彼女の子孫が後のハイラル王家である。その為ハイラル王家は「女神の血を引く一族」と呼ばれており、代々の姫君に不思議な力が備わっている要因となっている。
余談
実はリンクの冒険が発売されてから約二か月後に刊行されたゲームブック『新・ゼルダの伝説』にて前身と思われる設定が登場している。
リンクの正体は、女神バルキュリアに仕える戦闘妖精ヴァルコンの子孫と語られている。母親は普通の人間なので父親が妖精の血を引いていた模様。
この漫画では「リンクとは何者なのか」「インパの一族がなぜ王家に仕えているのか」「トライフォースは如何にして王家に保管されたのか」という原作の疑問に答えを出している。
とはいえ“前身”と書いた通り現在とは設定が異なっているのでリセットされたとみていいだろう。