概要
ハイリア人とは、『ゼルダの伝説』シリーズに登場する種族の一つ。初出は『神々のトライフォース』の説明書から。
女神ハイリアをルーツとする人々で、耳が尖っている以外は現実世界の人類と同様の特徴を有している。多くの作品で作中世界に登場する亜人以外の人間は、基本的にハイリア人の特徴である尖った耳を備えている。
耳が尖っている理由は「神の声を聞くため」とされている。『神々のトライフォース』によれば大昔のハイリア人は、もっと高い(長い)耳を持っていたらしい。
代表的なハイリア人
それぞれの作品での描かれ方
神々のトライフォース
三神の一柱「勇気の神」によって生み出された種族。なお、ハイラルの語源はハイリア人とされている。
古代人として扱われており、彼らが遺した遺跡や遺物がハイラルの各地に点在している。この作品のみ現代の人々はハイラル人と呼ばれている(誤表記の可能性もあるが)。
トワイライトプリンセス
この作品では例外的にハイリア人の特徴である尖った耳を持たず、現実の人間と同じように耳が丸い人間が多く登場する。
イリアなどのトアル村の住人、カカリコ村の住人、アッシュなど城下町の住人など半数以上が尖った耳を持たない。
尖った耳が更に退化したのか、異民族との混血が進んだのかは不明。
ティアーズオブザキングダム
これまでの作品とは異なる形で太古のハイラル建国時代が描かれる作品。
ハイラル王国初代国王の王妃ソニアをはじめとした古代ハイリア人が登場しており、リンクやゼルダら現代のハイラル人と比べると肌の色が濃く耳が大きいという、『神々のトライフォース』の伝承に沿った容姿をしている。
メディアミックスでの設定
新・ゼルダの伝説
耳が尖っているのはリンクのみ。彼は妖精の子孫であり母親が人間という理由から耳が尖っている。ただし控えめに言っても普通寄りの耳をしている。
この作品の人間たちは普通の耳のため耳の尖っていないゼルダ姫が描かれている。
漫画版初代ゼルダの伝説(未将崎雄)
人間とエルフが共存しておりリンクは両者の血を引くハーフエルフに当たる。
ゼルダ姫の祖父(先代ハイラル王)はエルフを差別しているためか城下町にエルフの姿はなく、森の中に住んでいるようだ。
この作品の人間たちは普通の耳のため耳の尖っていないゼルダ姫が描かれている。
ゼルダの伝説②_神々のトライフォース
普通の耳を持った人間たちとハイリア人の末裔が共存している。ただしハイリア人の血を引くのは、リンクやゼルダ姫などごく一部の者のみ。
サハスラーラはマスターソードの使い手を生み出すためにハイリア人の血を引く孤児リンクを探し出しおじさんに育てさせていた。
リルトの誓い
現代で長い耳を持つ者はエルフと呼称されハイリア人とは呼ばれていない。
古代ハイリア人が遺した伝説の防具“古代ハイリア人の盾”が登場する。他にも強力な道具が登場するが、彼らが遺した物かは不明。
漫画版神々のトライフォース(姫川明)
オリジナルキャラクターのガンティがハイリア人となっている。封印戦争を戦った騎士団の従者の末裔で、銀の矢尻なるアイテムが受け継がれている。