概要
姫川明による神々のトライフォースのコミカライズ作品。『ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣』の発売に伴って刊行された。確認出来る限り神トラのメディアミックスの中では最後の作品である。
リンクとオリジナルキャラクターのガンティの二人旅を描いている。例によって独自設定が多く、リンクとアグニムの因縁が深くなっている。
ストーリー自体は原作に沿っている。
登場キャラクター
パーティーメンバー
リンゴ園を営む少年。おじさんと一緒に暮らしている。
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盗賊の少女。褐色肌で姉御肌。ややツンデレ。
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ハイラル王国の姫君。七賢者の末裔。ラストバトルのみ仲間に加わる。
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味方
- リンクのおじさん
リンクにとって唯一の身内。リンクのリンゴ園の手伝いをしている。
男手一人での生活は決して楽ではなく、リンクが鍛冶屋の道を諦めて“食うために”リンゴ園を始めたことを申し訳なく思っている。しかしリンクがその道を選んだのは、おじさんを楽にさせるためだと知って涙ぐんでいた。
ゼルダ姫を救出に向かうがアグニムとの交戦の末に刺殺される。
デグアモスを倒したリンクを見込んでゼルダ姫の救出と打倒アグニムを託す。
封印戦争の話やマスターソードの所在、リンクの素性などを伝えた。
ガノン陣営
ハイラルの救世主として国王の信頼を得た司祭。正体は、ガノンから魔力を授かった魔術師。
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ラストバトルの前哨戦に登場。アグニムが用意した最後の刺客。その正体は……。
殺し合いの末にトライフォースを手にした魔盗賊。原作とデザインが変わっておりイノシシがモデル。
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ストーリー
余談
神トラコミカライズの先達である、かぢばあたるのコミカライズ版と共通点が多い(おじさんがアグニムに殺される、アグニムの術でリンクが動けずゼルダ姫を生贄に捧げられる、賢者の娘たちは自分の力でクリスタル化したなど)。
かぢばは神トラ漫画でも全3巻と長期連載であり参考にした可能性が高い。
本作のマスターソードには意思があるという独自設定がある。最初は錆び付いた姿だったがリンクに語り掛け、本来の姿を取り戻した。その際の口調は男性的である。
後に登場したファイ(ゼルダの伝説)の先駆けと言える。
(正確には過去作のメディアミックスの独自設定でマスターソードに意思があるとされているのだが、明確に喋ったのは本作くらいである)。