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「馬車の荷はいただくぜ!! 命がおしけりゃさっさと逃げな!!」

概要

原作には登場しない漫画オリジナルの登場人物で本作のサブヒロインにしてもう一人のヒロインとも言うべきキャラ。

盗賊を生業とする少女。曲刀一本で魔物兵士3人を一瞬で倒したり、弓矢も扱えたりとなかなかの腕前を持つ。

人物

幼い頃に両親を亡くし、盗賊団の頭に育てられた少女。一人称は「アタイ」。

盗賊らしく強気で高飛車な物言いが特徴。弱みは見せまいとする一方で時折素直になるなどツンデレ属性持ち。顔立ちもメイクが決まっていることもあって大人びている。

褐色の肌(単行本表紙裏のイラストで確認出来る)と左眼下に施された星のペイントが特徴。

本人曰く「楽したいから盗賊やってる」らしく、リンクトライフォースを探していると知るとオイシイ話として同行する(恩義も感じているようである)。

盗賊家業をやっていたのは生活のためだが、同時に親の仇を探している。

闇の世界に入ってからは戦う時のみ狼の姿になるが、基本的には人間の姿で同行する。

活躍

初登場は、カカリコ村へ向かうリンクが乗る馬車を襲撃した時。同乗していた金持ちから金品を奪おうとして馬車に乗り込むが、そこへリンクを追っていた城の警備兵(に化けた魔物)と交戦。その際のどさくさに紛れてリンクに馬車を奪われてしまい、仲間の盗賊ともはぐれてしまう。

(結果的にこれがお尋ね者にされていたリンクの危機を救う事になった)。

その後、盗賊仲間は逃げ出したり兵士に捕まったりと散り散りになってしまった。

命からがら逃げ出したガンティはカカリコ村の酒場に逃げ込み、そこでリンクと再会する。

「見つけたよぉ。みどりの帽子…、アタイの馬車を横取りした……」

「えものかえせええ…」

幽鬼の如くリンクに掴み掛かるが空腹のため力尽きてしまう。

周囲には「盗賊の娘なんて助ける必要ない」という事で無視されていたが、恩を感じていたリンクによる仲介で食事を与えられる。

直後、リンクを追って来た兵士たちを打ち倒し、用心棒に雇わないかと取引を持ちかける。

「アンタ、トライフォースを探してるんだろ?」

「1人になっちゃったからさあ…。盗賊家業も大変だし。いい話のあるところに行きたいね」

最初は強がっていたガンティだが実はケガをしており、痛がったところでリンクから回復のリンゴを渡される。

「どーせなら銭ちょうだいよ」と言いながらもお宝袋にしまい込み

「ねぇ……。ついていっていい? 役に立つと思うよ?」

改めてリンクに声をかけ、そのまま同行することに。

しかし、神殿にて出会ったサハスラーラからリンクが騎士団(ガーディアン)最後の末裔である事を聞かされ激昂。リンクを刺し殺そうとしたがサハスラーラによって阻止される。

ガンティ「アタイの親は…。騎士団に殺されたんだ!! お前は仇だ!!」

 リンク「ま…、待てよガンティ。ぼくがきみの両親を殺したわけじゃない!!」

ガンティ「そんなことどうでもいいんだ、アタイの仇は騎士団だ!!」

ガンティ「おまえが最後の騎士団だというならおまえが仇だ!!」

ガンティ「今はその命預けといてやる。けど、必ずアタイはおまえを討つ!!」

と、言い残して姿を消した。

その後、砂漠にやって来たリンクは蠍の毒で倒れてしまう。そこへ現れたアグニムがリンクを殺そうとするが、潜んでいたガンティが曲刀を投げつけて引き下がらせた。

曲刀を手にしたガンティはリンクに刃を向けるが、しかし共に旅をした情は捨て切れず手当てをして立ち去って行った。

ある種の決意表明か、リンクからもらったリンゴはその場に置いていっている。

それからしばらく出番がなかったが、リンクが闇の世界に落ちて間もなく登場。アグニムが二つの世界を繋げたことでガンティも闇の世界にやって来てしまい、盗賊仲間(かつて闇の世界に迷い込んだ者たち)の集まった村で世話になっていた。

亡者に襲われていたリンクを助け、村まで案内するが……

ガンティ「忘れんなよ、アタイは仇討ちをやめたわけじゃないぜ」

ガンティ「トライフォースを手に入れるまで待ってやることにしただけ!」

ガンティ「アンタといるのは単なる利害の一致なの。わかる?」

リンク「じゃ、なんでいつもぼくを助けてくれるのさ。そういえばサバクで……」

ガンティ「サバク!? なんのことかなあ!」

と、ツンデレ全開の対応をしてみせた。口ではどう言っても、もうリンクに手を出す気がないのは明らかである。

再びリンクと共にトライフォースを探す旅に出る(ダンジョンを一緒に巡って攻略していたが、ここはモノローグで一気にカットされ、ダイジェスト形式とらなっている)。

次第にリンクに対して想いを寄せ始めたガンティだったがゼルダ姫救出の直前、自分とゼルダ姫を「ハイラルの姫様と盗賊の娘」と比較してしまい……

(わかってるけど、アンタの頭ん中いつもゼルダ姫のことでパンパンだもんね)

(カメイワに行ったら、アンタはゼルダ姫とツーショットじゃんか、それを横で見てるのってなんか……)

(まあ、盗賊の女と高貴なお姫さまじゃ比べられても困るけどさ)

そう考えてリンクの前から去ったガンティだが、間もなくアグニムに急襲され囚われの身となってしまう。

アグニム「あなたにお願いがあります」

アグニム「勇者(リンク)を倒すのを手伝ってほしいのです」

ガンティ「!? なんでアタイが!」

アグニム「あなたは仇を討ちたい…、勇者を憎んでいるのでしょう?」

アグニム「その目的を達成するお手伝いをしてさしあげます」

ガンティ「ほんとに憎んでたんじゃないわ。どこかにはけ口がほしかっただけなの!」

アグニム「トライフォースがほしくありませんか」

ガンティ「い、いらないっっ!! いやだ―――――っ!!!」

こうしてガンティは三ッ首竜デクロックへと変貌させられ、アグニムの操り人形となってしまった。

カメイワの戦いにてリンクの前に立ちはだかるが、ガンティとしての意識は強く残っており、アグニムに命令されるまでは襲い掛かろうとしなかった。

これらのことを知らなかったリンクに攻撃されて倒され、元の姿へと戻される。そこにはリンクへの憎悪などなく、これでよかったのだと言いたげな表情であった。

しかし、今度はリンクがガンティを傷付けてしまった後悔とアグニムへの憎しみから魔物化しそうになる(闇の世界の影響と自身の負の感情に呪われてしまった)。

だが自力でクリスタルの封印を破ったゼルダ姫による導きでリンクは我を取り戻し、ガンティもリンクの持つ回復のリンゴで一命を取り留め、無事に復活する。

直後にゼルダ姫から自身の本来の出自について説明される。

ゼルダ「ガンティ。あなたもまだ本当の自分を知らない……」

ゼルダ「あなたは封印戦争を戦った騎士団の従者の子孫なのですよ」

ゼルダ「おそらくあなたを育てた盗賊こそ、あなたの仇でしょう。都合よくあなたを偽ったのです」

その証拠にとゼルダ姫は、ガンティの耳に付けられていたイヤリングに指を伸ばす。それは騎士団に伝わる「銀の矢尻」だった。

更に今まで髪に隠れて見えなかったが、ガンティもまた長い耳を持ったハイリア人であった。

ゼルダ「行きましょう、私たちとガノンの塔へ。ハイラルのために」

ガンティ「はい…!」

真実を知ったガンティは、もう憎しみには囚われていなかった。本来の役割を果たすべく、正式にリンクとゼルダの仲間となったのだった。

最終決戦ではリンク、ゼルダと共にガノン戦に参加。

ガンティ「ガンティ様の意地を見せてやるよ、ブタ野郎」

リンクの攻撃で深手を負ったガノンに銀の矢を撃ち込みトドメを刺した。

全ての戦いを終えた後はリンクと共にゼルダ姫に仕え、同時にリンクの運営する林檎園を手伝っている。

余談

上記の通り、作中ではガノンにトドメを刺すという大役を担っている。

これは著者である姫川明氏の作品のみならず、ゼルダの伝説シリーズのメディアミックス全体で見ても非常に珍しい部類である。

関連タグ

姫川明 ゼルダの伝説 神々のトライフォース

ゼルダの伝説のキャラクター一覧

リンク(ゼルダの伝説) ゼルダ姫 ガノン

盗賊 義賊 褐色肌 弓矢 サブヒロイン

リンク(コミックス版ゼルダの伝説)

ゼルダ姫(コミックス版ゼルダの伝説)

ガノン(コミックス版ゼルダの伝説)

ガノンドロフ(コミックス版ゼルダの伝説)

漫画版神々のトライフォース(かぢばあたる)

レバン(ゼルダの伝説):同じく姫川が考案したオリジナルキャラクター。漫画版ふしぎの木の実時空の章に登場。

サハラ(ゼルダの伝説):こちらは小説版神々のトライフォースのオリジナルキャラクター。リンクの相棒にして恋のライバル。

ラスカかぢばあたるによる神トラコミカライズ版のオリジナルキャラクター。リンクの相棒。

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