概要
ゲーム本編におけるガノンの活躍はこちらを参照。
多くが古い作品のため現在では入手困難である。
物語の要点やネタバレまで含めて記載しているため、これから読みたいという方は閲覧注意。
作品によってはガノンが登場せず、他の悪役がメインを張っているケースもあるがそちらも掲載する。
コミカライズ
こばやし将「ゼルダの伝説」
闇の大王と言う設定で登場。力と知恵のトライフォースを手にすることで地球の破壊を目論む(本作は、はるか昔の地球にあるハイラル地方という設定である)。
ダンジョンの奥で暗闇にて身を潜めていたがリンクが知恵のトライフォースを掲げたことで姿を暴かれる。
今度は透明になってビーム攻撃を放つもやみくもに剣を振ったリンクに位置を特定され、胸を貫かれ隙を晒す。最期は知恵のトライフォースから放たれた光線により敗北した。
なお、この作品のガノンは一切喋らない。
乱丸
詳細はガノン(乱丸)を。
しごと大介&みなづき由宇「リンクの冒険」
「ヤツの血をわしの灰にふりかけた時、その時こそ魔王ガノンの復活じゃ!!」
黒幕として登場するが復活はしないため戦わない。登場したのも2巻が最後であり、最終巻(3巻)には未登場。
過去の戦いでリンクに敗れて肉体を滅ぼされたが精神は生きており、リンクの血で復活するべく配下たちを動かして暗躍する。
死して尚ハイラルの地に悪影響を与え続け、民衆は食料に困窮して国への不信感を高めてしまっている。
「さあ、デスマウンテンにくるがよい。おまえの血をこの魔王ガノンにささげるためにな」
当初は「~じゃ」と老人口調だったが、2巻から作者が変わったためか上記のようになった。
最終的に上記の台詞を最後に物語から退場し、エンディングにて「勇気のトライフォースがリンクの手に渡り、3つのトライフォースの力によってガノンの魂は永遠に封印された」という説明がされた。
コミカライズ版でも出番の少なさはダントツを誇る。
台詞から真面目な物語を連想するかもしれないが、話そのものはかなりのおふざけである(ガノンとインパのみまともなキャラだった)。
メディミックスで確認できる限り「ガノンを封印した」という設定が出た初めての作品でもある。
未将崎雄
詳細はガノン(未将崎雄)を。
西野司「ゼルダの伝説」
「ク……クックックッ……ついに見つけたぞ……トライフォース」
ファミコン&スーパーファミコンゲームマガジン スーパーファミコン20号付録『ザ レジェンド オブ ゼルダ パーフェクト ファン ブック』に掲載された読み切り漫画。初代ゼルダの伝説を描く。
この作品では大魔王ガノンと呼ばれており、容姿は完全にミノタウロス。未将崎ガノンを意識しているのか設定がかなり似通っている。
混迷する時代。力と知恵のトライフォースによって魔を寄せ付けず平和を保っていたハイラル。かねてよりトライフォースに目を付けていた大魔王ガノンは、配下たちを盾にするというやり方で魔を祓う封印を無理やり突破。城内深くまで攻め入り、ゼルダ姫が管理していた二つのトライフォースの内、力のトライフォースを奪い取る。続けて知恵もいただこうとしたがゼルダ姫によって分割されいずこかへ飛ばされてしまう。
「小娘が……!! 小賢しい真似を……」と怒りに駆られるもゼルダ姫を殺さず人質にし、デスマウンテンの迷宮に立て篭る。そして「姫を返してほしければ分散した知恵のトライフォースを探して我が前に差し出せ。さもなくば姫は殺す」とハイラルに脅しをかけた。
しかし全てのトライフォースを揃えて実力を付けたリンクに迷宮まで乗り込まれ、互いに血塗れになるほどの死闘を演じる。膝を突いたガノンは、その隙を突かれる形で額をリンクの弓矢で射抜かれるのだった(戦闘シーンはカットされている)。
こうしてハイラルから魔物たちは姿を消し、平和を取り戻した。
田口順子「神々のトライフォース」
「チビ! ギタギタのケチョンケチョンにしてやるぞう! ゲハハハハ!」
一人称は「俺」or「俺様」。登場作品は『神々のトライフォース』。名前が「ガノンドルフ」と誤記されている。
人間時の容姿は無骨で屈強な男だが、時のオカリナが発売する前なので容姿は異なる。
冒頭では聖地の入り口を見つけるなり不意打ちで部下の一人を殺すと残りも惨殺。そのままトライフォースの力を得る。しかしトライフォースに映った醜い豚の姿が反映されてしまい、やがて言動まで下劣な豚そのものに成り下がってしまった。
このためユーザーが抱くガノンのイメージとは掛け離れたキャラクターとなっている。
不治の病に苦しむ妻を救いたいというアグニムの心に付け込み、「トライフォースの力の一部を与える」と嘘を吐いて自身の協力者に据えた(必死に口説き落としたとのこと)。
この際、アグニムに自らの魔力を授けている。
そしてアグニムが賢者の末裔たちを生贄に捧げると用済みと判断。リンクと戦うアグニムの魔力供給を断ってバリアを消滅させ、リンクが跳ね返した魔法弾を直撃させることでアグニムを始末させた。
ちなみに賢者の末裔たちは、ゲームとは違いガノンの根城であるピラミッド内部に幽閉されている。
リンクは彼女たちを助けるべくピラミッドに乗り込み、ガノンもまたリンクが来ることを予期して待ち構えていた(アグニムを通してリンクの存在を知っていた)。
最後の戦いではトライフォースの力を用いてリンクを圧倒。リンクがマスターソードを持っていることに気づくと過去に「リンク」というナイトを殺したことを告げる。
「チビ! マスターソードなんかで俺様は切れんぞ!」
「昔にも一人俺様に戦いを挑んできた奴がいた」
「トライフォースの力でここの奴らを動物に変えてピラミッドを俺様の城にし、あとはハイラルに攻め込むばかりという所だった」
「ナイト一族とか言ってたな。手にはマスターソード。てめェと同じように左手で剣を持っていた」
「だが、奴は死んだ!」
「ナイト一族の男の名はリンク! チビ! きさまもリンクだったな!」
ガノンのパワーは凄まじく、トライフォースの力を抜きにしてもリンクを寄せ付けないほどだった。リンクを瞬く間に足蹴にしたガノンは、調子に乗って口が軽くなりアグニムが悪事に手を染めた理由も語った。
「病気の妻を治すためなんだとよっ! 俺が力をわけてやるわけねーじゃん! ゲラゲラゲラ」
更にはリンクのお供である小妖精のミッチェルまで手に掛ける。
だが悪が栄えた試しなし。怒れるリンクは必死にトライフォースに呼びかける。そして目覚めたトライフォースはリンクを新たなる主として認めてしまった(トライフォースは眠りについていたためガノンにいいように使われていたに過ぎなかった)。
ガノンは敗色が濃くなったと感じるとリンクの足にすり寄り命乞いをする。
「や…めてっ…助けてっっ。だ、だ、だんなァ、許して下せェよーっ。心優しきナイト一族でげしょー!? だんながおっしゃるんなら女の子もお返ししますから!」
リンクの注意がゼルダ姫たちに向いた瞬間「バカめ!! 油断したな!」と得意の不意打ちを仕掛けるべく起き上がろうとする。
だがガノンの手の内を読んでいたリンクは、既に剣先をガノンの背中に向けていた。それを知らずに起き上がろうとしたガノンは背中から腹部まで貫かれてしまったのだ。
最後の最後に騙し合いで見事に敗れたことを悟り、末期の叫びすら上げることも叶わず血反吐を吐きながら倒れたのだった。
用済みになった部下たちを始末し、アグニムを騙した末に切り捨て、リンクに嘘の命乞いまでしたガノン。彼の人生は嘘と裏切りの連続であった。
そして「マスターソードなんかで俺様は切れんぞ!」という言葉も嘘となり、その嘘が彼の最期を飾ることになったのは皮肉としか言いようがない。
かぢばあたる「神々のトライフォース」
「オレ様が信じるのは…おォッ!! 力だ!! 圧倒的な力の前には何者も屈服するしかないと知れ!」
世界創世から続く歴史の中でトライフォースを手にした唯一の人物であり、封印戦争にて語られる伝説の魔王。怪力と魔法弾によるパワフルな戦いぶりに加え、願いによって不老不死となっているため本家とメディアミックスを含めたガノンの中でも間違いなく最強である。
一人称は「オレ様」「ガノン様」。頭部のデザインは「でるでる」のCMをモデルにしており、トライデントのデザインも「杖」と呼ばれるなどゲーム本編とは異なる。体格は原作のようなずんぐりしたものではなく、どちらかと言うと細マッチョ寄りでリンクの倍はある長身。
このほか、設定もかなり変更されている。
アグニムが表向きの黒幕であるため出番は少なく、本人が直接登場したのは最終話とその前話の計2話。ただし存在はたびたび語られており、600年前に封印された伝説の人物として周知されている。
独自設定として彼が聖地へ侵攻する前に犯した悪行が語られている。
とある村に住む青年カニカ(オリキャラ)がハイラル王宮に王室学士として迎えられると聞きつけたのか、村を焼き払いカニカの両親や村人を殺害。無理やり参謀に加えた。
そしてガノン(もしくはアグニム)は「トライフォースの力で両親を生き返らせ、闇の世界からハイラルに帰してやる」と告げ、600年に渡ってカニカを支配していた(ガノン封印後はアグニムの部下になっている)。
その後、聖地にてトライフォースを手にし不老不死という願いによって今の姿と力を手に入れた。そして歪んだ願いのエネルギーは聖地の時間を止め、そこにいる者たちを「不老」にしてしまった。
また闇の世界に巣食う魔物たちは、ガノンの部下たちが変異したものとなっており、殺し合いの末にトライフォースを手に入れたという設定はなくなった。
願いを叶えた後は魔物に変異した手下たちを率いて光の世界へと侵攻。すべての世界を手に入れようと目論む。
しかしマスターソードを持つ「妖精を連れた青年剣士(リンクのご先祖様)」との戦いの末、七賢者たちによってピラミッド内部に封印されてしまう。
封印の経緯に関しては定かではないが「不老不死」の特性ゆえ倒せなかったためと思われる(ガノン自身が「先代勇者でも傷一つ付けられなかった」と述べている)。
ちなみにこの漫画に登場するマスターソードは、ガノンに対抗するために当時の人々が鍛えた剣という設定になっている。
繰り返すが、原作では封印戦争の時期にマスターソードの使い手は見つからず、またガノンの願いも「世界を手にすること」だったため上記のは独自設定である。ガノンも闇の世界の出入り口を閉ざされたため光の世界に戻れなくなっていただけで封印はされていない。
2巻の終盤では、ゴーレムドライバーの術によって動くガノンの偽物(封印戦争時代の魔術で造られた新型のレプリカモンスター)が登場し、リンク、ラスカ、アルジュナの3人と対決する(リンク以外の2人はオリキャラである)。
あらゆる攻撃がまったく通じず、剣を突き立てれば逆に折れるなど凄まじい防御力を持つ。また全身から力を込めて放つ衝撃波(光の爆発)で3人を圧倒する。
しかしリンクの一撃によって偶然にも頭部の制御帯を破壊されたことで機能停止した。
3巻(最終巻)ではアグニムが倒れた直後、ガノンの封印に乱れが起こる。このままではいつ封印が解けてもおかしくないため、光の世界に一時撤退し戦力を固めてからガノンを迎え撃つという方針となった。しかし転送の術を起動するゼルダたちの前に残党である魔物の群れが出現。リンクと仲間たちが応戦に出る。
仲間たちは光の世界に戻ったが、リンクだけは変えることを拒否。勇者として魔王と決着をつけるべくただ一人で封印地点(ピラミッド)に赴くという展開となった。
ガノンの封印は既に解けていたようでリンクがピラミッドに近づくといきなり攻撃を加え、足場を崩して内部に引き込んでから対峙する。
「相手がだれであろうと
このガノン様の前に立つ者は
たたきつぶす!!」
手始めにトライデントの一撃で床に穴を開け、衝撃波だけでリンクの衣服に傷をつけて恐怖させた。
戦闘ではマスターソードでも斬れない不死身の肉体によって優位に立ち、マスターソードを片手で受け止め文字通り寄せ付けない実力を見せる。
リンクの動きが素早いと見たガノンは、闇を生み出す技によって周囲を漆黒に染め、リンクの視界を奪い圧倒。
劣勢に立たされたリンクは「こんな時、仲間がいたらどう言うか」と考える。その想いは仲間たちの声援を届けさせた。
ラスカ『ケッ! やっぱ、おめーはインチキ勇者だぜ。ひっこんでな! オレがぶっ倒してやる!』
アルジュナ『頑張るんだ、リンク君! あきらめたら、そこで戦いは負けだぞ!』
ゼルダ姫『しっかりしてくださいリンクさん! あなたなら必ず勝てます!』
先代勇者『剣は扱うものじゃない。共に戦う仲間だ! 己と仲間を信じるんだ!』
ラスカの父親『気合いだ気合い――! ビビッたら負けよォ!』
伯父ザンジ『わしはおまえを…信じてるぞ…』
ガノンにはない力――仲間たちの想い。それによって支えられたリンクは心身ともに立ち直る。
リンク「ガノン! やっぱりおまえは絶対俺には勝てねえよ!!」
ガノン「ほう…そいつは一体なぜかな…?」
リンク「そりゃあおまえが、一人ぼっちだからさ!」
ガノン「何をバカな…血迷ったか!? 一人きりなのは貴様とて同じではないか!」
リンク「わからねえか…? いや、わかんねえだろうなァ。だからテメエは、悪党だっつうんだよ!」
直後、マスタソードが眩く光り輝く。仲間への想いからリンクがマスターソードの更なる力を解放させた瞬間だった。これによってガノンは不死身というアドバンテージを破られてしまう。
更にはマスターソードの特性によってガノンの居場所がリンクに伝わり、闇の技も効果を成さなくなった。
リンク「マスターソードはおまえを倒すために産まれた剣! どこにいたっておまえの位置を俺に教えてくれる!」
リンク「そして、おまえを倒すために戦ったみんなの心が…俺と剣に力を、力をくれる!!」
リンク「もう一度言うぞガノン!! 一人ぼっちのおまえにオレを倒すこたぁできない!!」
ガノン「ならば証明してみせろ! その力とやらでオレ様を倒してみせろ!」
ガノン「何が心だ! 何が仲間だ! 戦っているのは貴様自身だ! 600年前もそうだった…ヘドが出るわ!!」
動揺するガノンだが、再びリンクに猛攻を仕掛け渾身の魔法弾を直撃させた。
ガノン「貴様のセリフは、一人では戦えぬ弱者のざれ言にすぎん! 孤独では勝てぬだと…? 笑わせるな! 仲間だの心だの…そんなものに、すがったことをあの世で後悔するがいい!」
勝ち誇るガノン。しかし、それでも立ち上がってきたリンクに今度こそ冷静さを無くす。
ガノン「バカな…! 死ななかっただけでも奇跡だというのに…なぜ立ち上がれる!? なぜ戦えるのだ!?」
リンク「俺の言葉を弱者のざれ言と言ったな……けど俺は、それを支えに立ち上がるぜ…何度でも…何度でも!」
リンク「それは護るべきもののためだ…そう、これは護る力だ! おまえが振るってるのは奪う力…同じ力という言葉でも質が違う!」
リンク「護る力と奪う力…どっちが強いか試してみるか!?」
ガノン「おのれ~~~…まだ言うかーっ!!」
リンク「導いてくれマスターソード!! ただ一直線に!!」
独りで戦うガノンと、仲間たちの想いに支えられたリンク。どちらが勝つかなど明白であった。
最後の激突を制したリンクのマスターソードによって胸を貫かれ、その状態から放たれた回転斬りに胴体を斬断され敗北。
先代勇者ですら傷一つ付けられなかった不死身の肉体が破られたことに驚愕しながら最期を迎えた。
ガノン「バカな…このガノン様が、こんな…こんな子供に…!!」
リンク「けっ…バーカ…悪に立ち向かう心に…大人も子供あるかってんだ…」
このガノンとの戦闘は2話に渡って描かれ、リルトの誓いが出るまではコミカライズ版でも最長のラスボス戦だった(現在は姫川トワプリがダントツの最長)。
ただしガノンとのラストバトルという括りで見ればかぢば版が不動の最長である。
ちなみに渾身の魔法弾は、時のオカリナのガノンドロフが近い表現の魔法弾をイベントで使用している(こどもリンクと対峙した時)。
そして知恵のかりものではガノンがまったく同じ表現の魔法弾を使用する。
リルトの誓い
詳しくは該当リンク先を参照。
姫川明
多くの作品に登場しているが、最後の敵・真の黒幕という立ち位置のため出番は少ない。姫川版は表向きの黒幕(ベランやグフー)との戦いがメインに置かれていることもあり、登場してもすぐに退場するというパターンもある。
時のオカリナ
「おのれ、リ…ン…ク!!」
ゲームと同様にラストバトルの最終形態として登場。ガノン城の決戦の後、瓦礫の中から姿を現したガノンドロフが力のトライフォースの暴走によって『ガノン』へと変貌した姿。
リンクへの憎悪だけで戦う怪物になり果てながらもその力はすさまじく、純粋なパワーだけでリンクを圧倒した。
マスターソードの斬撃を腕に受けて苦しむも直後にリンクを薙ぎ倒し、マスターソードを手放させる。そのままトドメを刺すところまで追い詰めるが、ゼルダ姫がマスターソードを投げ渡したのを見て狙いを彼女に変える。
しかし復活したリンクがマスターソードを手にガノンの尻尾に斬りかかる。これによって尻尾が弱点だとナビィに見抜かれる。
最後はリンクとガノンの打ち合いとなり、互いに負傷しながらも激突を繰り返す。ガノンは大振りの一撃で勝負を決めようとしたが、それを躱したリンクから渾身のジャンプ斬りをお見舞いされ、頭部から股間まで斬り裂かれてしまう(真っ二つにはされていない)。
リンクがトドメを刺す瞬間、弱ったガノンに向けて悲痛な表情を見せており、その感情を振り切ってガノンの額を貫くという演出がされた。
そして魔王は、ゼルダ姫の呼び掛けに応えた6賢者たちによって闇の世界へと封印された。
ふしぎの木の実
「ワレハガノン…ヤミノマオウナリ!」
ベランがリンクに倒された後に登場。ベランが死の直前に送った「嘆き」、ゴルゴンが集めていた「滅び」、そしてツインローバが我が身を生贄に捧げた「儀式」によってラブレンヌに復活した。しかし不完全な儀式だったため知性を持たない巨大な怪物と化している。
暴れた末に暗黒の塔を崩壊させ、瓦礫の下敷きとなったが何事もなかったかのように復活。しかしアンビ女王率いる兵士たちとラブレンヌの人々が決戦の場に集い、総攻撃によって膝をつく。最期はリンクから「いつまでもしつこく蘇ってくるがいい。いつ、どんな時代であろうとも、勇気のトライフォースを持つ者が現れ、お前たちの野望を打ち砕く」という言葉と共に額を斬られて消え去った。
容姿は他の作品と比べると全体的に丸っこく、余り凶悪な感じではない。
神々のトライフォース
「アグニムよ、ついに時は来たり。7番目の鍵をはずし、栄光の魔の扉を開け!!」
盗賊たちとの殺し合いの末にトライフォースを手にし、「世界を我が物に」という願いから聖地を闇の世界へと創り替えた。姿が変わったのもトライフォースの影響となっている。
ハイラルの侵攻を企て、ハイラル王たちがマスターソードを造ったのを知るなりハイラル城に邪気を放ち、騎士団(ガーディアン)たちを壊滅に追いやった。マスターソードの使い手が現れなかったためハイラル側は対抗できず、七賢者と騎士たちの奮闘によって封印された。
ところが、その解放方法を知ってしまった者がいた。それは若き青年魔術師……かつてのアグニムであった。ガノンはアグニムと交信を行い「封印を解けばトライフォースの一部を与える」という取引を交わし、その一環として強大な魔力を授けたのだった。これが「欲望に打ち勝てなかったアグニム」が暴走した原因である。
終盤ではアグニムがリンクたちに追い詰められ、救いを求められる。だがガノンの返答は「身のほど知らずなただの人間め。お前などいらぬ」という非情なものだった。アグニムを処刑した後、「トライフォースはわし一人だけの力。誰にも渡さぬ」と姿を現し、リンク、ゼルダ、ガンティ(オリキャラ)と死闘を繰り広げる。
最早欲望だけが暴走した怪物になり果てており、吹き出る血に触れただけで地面は溶解し、生ある者は命を蝕まれる。
3対1と言うことで実力的にはガノンが不利だったが、リンクは血飛沫を浴びて弱ってしまう。しかしリンクは亡き父の幻影によって励まされ立ち上がる。
そしてガノンはマスターソードの一撃によって動きが止まった直後、盗賊娘ガンティ(オリキャラ)が放った銀の矢によって貫かれ消え去った。
オリキャラが最後の一撃を持っていくというのは氏の作品ではかなり珍しい展開である。
なお、外見はイノシシに近くゲーム版とはまったく異なる。
4つの剣+
「グハハ…。弱い! もろい! なんと非力なことよ。さあ、その力を魔王ガノンに差し出せ!」
シャドウリンクを従えてハイラルを混乱に陥れた。シャドウリンクがリンクたちに倒された後も闇の鏡を使って復活させ、本人の意に反して無理やり戦わせようとした。
そして時が来たとしてハイラル最後の光であるゼルダ姫を暗雲に閉じ込め、更にはフォーソードを闇の剣へと変えて自身の力にしようとする。
風の魔人が倒された後、初めてリンクたちの前へ姿を現した。
圧倒的な力でリンクたちを追い詰めるが、風の魔人のフォースがフォーソードに宿っていたことで暗雲を吹き飛ばされ、ゼルダ姫を奪還されてしまう。そしてリンクたちとゼルダの力によって闇を弱められ、そのままフォーソードに封印されたのだった。
原作以上の巨体で描かれており最後の敵に相応しい強さを誇る。
トワイライトプリンセス
「トライフォース…………。ソノ…キョウダイナパワー…。オレノ…。」
「オレノモノダ!!」
10巻に登場。原作通りラストバトルの第二形態となる。
ウルフリンクと接戦を繰り広げ、ミドナの援護を受けたウルフリンクに心の臓を食い千切られる。獣同士の喰らい合いということで禍々しい表現がされている。
しかしそこからガノンドロフとして再生を果たし、そのまま第三戦へと移る。
小説
黒き影の伯爵
「わしの手の中には〈力〉のトライフォースがある。わしは今や、無敵の王となったのだ」
小説作品。1000年の時を得て復活を果たした悪の魔王と言う設定で登場。〈夜のものども〉と呼ばれる魔物を率いている。
乱丸版と同じくコウモリモチーフの容姿であり、蛇目でモヒカンというなかなか奇抜な造形。人間に化けた姿は吸血鬼を思わせる(銀の矢で倒すという設定から来ているのだろうか?)。
性格も歴代のガノンと比べるとかなり落ちついており、変身能力を用いてゼルダ姫に近づくなど策士としても秀でている。
1000年前のハイラル地方は3つの国が鎬を削る三国志さながらの時代であった。
やがて一つの国が滅び、もう一つの国が平定され、3つの国は1つになり、戦争は終焉を迎えた。こうして生まれたのがハイラルの王国である。
だが平和は長く続かなかった。かつて世界を支配していた魔王ガノンが魔界より現れ、魔物たちが人々を蹂躙し始めたのだ。魔物の襲来を恐れた人々は堅牢な掘りを築き、村や町に閉じこもるようになってしまった。
だがガノンの支配もまた長くは続かなかった。ある時、光の剣を携えた勇者(リンクの先祖)が現れガノンを打ち倒したのだ。
そして1000年後。
倒されたはずのガノンは復活を果たし〈夜のものども〉を率いて再び支配者に返り咲こうとする。
手始めに村を滅ぼし、続けて砂漠の街アッサムに攻め込み、国王ウイルヘルム3世のいるアッサム城まで侵攻する。その狙いはアッサム王家に伝わる力と知恵のトライフォースにあった。
神の石と呼ばれる二つの宝石——トライフォース。
力のトライフォースは世界のすべてを制する強大なパワーを与え、知恵のトライフォースは過去現在未来すべての真実を知ることができると言われていた。
しかし二つの宝石は片方だけでは効果を発揮しない。また絶大な力は人間ではとても扱いきれなかった。
ガノンは国王を殺害するとその姿に化けてゼルダ姫に近づき、二つのトライフォースを奪おうとする。しかしインパによって見抜かれてしまい、老兵ジュゼッペによって知恵のトライフォースだけ取り戻されてしまう。
激昂したガノンはインパに火炎を放つが庇ったジュゼッペが犠牲となる。その間にインパは知恵のトライフォースを持って隠し通路に逃げ込んでしまった。力のトライフォースを手に入れたガノンは、ゼルダ姫を連れ去り、アッサム城を後にするのだった。
ゼルダ姫が気絶している間にガノンは壮年の男に化ける。
そしてゼルダ姫が目を覚ますと「リュグエル伯爵」を名乗り、ガノンの手から助けた味方として信頼を得ようとする(しかも「自分は人間ではないがガノンに反旗を翻した者」という偽りの経歴まで伝える周到さである)。
この姿のモチーフはドラキュラ伯爵のようで、後に登場したガノンドロフとは似ても似つかない。
ガノンは「美しいあなたを助けるのに理由などいらない」と優しい瞳を向けてキザな台詞を吐くなどして信頼を得ていく。まんまとゼルダ姫を騙したガノンは、知恵のトライフォースの在り処を聞き出すことに成功。その場を後にする。
……が、しかし。
姿形を変えてもその瞳に宿る邪悪さは隠しきれなかった。怪しんでいたゼルダ姫はあえて嘘の情報を流し、伯爵(ガノン)がいない間に脱走を図ったのだ。
まんまと騙されたことを知ったガノンは逃走中のゼルダを捕らえると正体を明かす。
直後、塔に乗り込んで来たリンクと対峙。早々に銀の矢を撃ち込まれる。
「お前は私の本当の姿を知らぬ。それをたっぷりと見せてやろう」
銀の矢を容易く無効化すると真の姿を晒し、テレポートでリンクの背後に回って谷底へ叩き落した。
リンクは塔の石壁にマジカルソードを突き立てて持ちこたえるが、ガノンはいずれ力尽きると見て狙いをゼルダ姫に変える。
リンクは知恵のトライフォースの破片の大半を集めていた。二つのトライフォースを手にするのは目前であり、最早ゼルダ姫を生かしておく理由はなく。
「――さあ、姫。今度はお前の番だ。焼き殺してやろうか? それとも、リンクの後を追って、谷底に落ちるほうがいいかな?」
ガノンの牙がゼルダ姫に迫ったその時、リンクの仲間である大男グレッグが駆け付ける。
彼は最後の知恵のトライフォースの破片をリンクへと投げ渡す。その瞬間、知恵のトライフォースは完全な形を取り戻し、太陽の如く光り輝いた。
強力な光に網膜を焼かれたガノンは両手で顔を覆って狼狽する。
その間に態勢を立て直したリンクは、再び銀の矢を構える。それも今度は知恵のトライフォースの力を上乗せして。
それに気づいたガノンは死の恐怖に怯え、何もできないまま額を撃ち抜かれて谷底へと落下。砂となって虚空に消えて行った。
最終的にはゼルダ姫を殺そうとしたガノンだが、リンクがトライフォースの欠片を集めていることは前々から気づいていた。ゼルダ姫を殺そうとしたのは、“リュグエル伯爵”を怪しんで逃げ出そうとしてからで、それまでは幽閉するに留めていた。
ゼルダの伝説②_神々のトライフォース
上記のゲームブックの派生作品。この作品のガノンは一切喋らない。
カラーイラストではガノンドロフ時代の容姿が描かれており、上半身裸に赤いマントをまとい、獅子の鬣のような赤い髪の屈強な中年である。
封印戦争時代にトライフォースに触れたことで猪の怪物へと変異し、続けて闇の世界を生み出した。
その欲望はハイラルまで押し寄せ、病や地震など様々な災厄を引き起こす。そしていよいよガノンの邪気は王宮まで迫る。
当時の賢者たちはマスターソードと勇者の行方を捜していたが、それを打ち切りガノンの軍勢との戦いに身を投じることに。
かくして騎士団の犠牲と奮闘の末、7人の賢者によってガノンは身動きができないように封印を施され、闇の世界に閉じ込められたのだった。
当時の出来事は賢者の遺志を継いだ者たち――サハスラーラ率いる【剣士の翼】なる組織に伝えられて、ガノンが復活した時の事態に備えられるほど警戒されている。
断崖絶壁と例えられるほどの巨体を持つ猪顔の巨人であり、現在はガノンタワーに封印されている(身動きが取れなくなっている)。猛毒の嵐(毒の雨)を起こす能力を持っており、近づくだけで体力を失わせる。
このため人間では太刀打ち出来ない脅威であるが、当時の騎士団は銀が弱点であることを突き止め、銀製の武器を用いて撃退した。
なお、トライフォースはガノンの体内に宿っており、殺さない限り奪還することはできない。
アグニムはガノンが創り出した闇の世界に興味を持っており、そこに目を付けたガノンの方から交信を行う。まんまとアグニムを配下にすると強大な魔力を授け先兵とした。そして賢者の娘たちを鍵とすることで封印の解放を目論む。
ガノンタワーの戦いでアグニムはリンクに討たれたが、死の間際にリンクの体内に宿っていた娘たちを利用してガノンの封印の殆どを解いてしまう。
最後の封印だけは強力なためガノンは両足を地面に縫い付けられて動けなかったが、腕を使ってゼルダ姫を捕らえると風船のような膜に閉じ込め、無理やり解放させようとする。このままでは魔王の復活は時間の問題であった。
主人公ポール(外見はリンク)は、復活する前にガノンを倒すべく近づこうとする。しかし、ガノンは勇者や退魔の剣の存在など意にも介さない。地面を這うアリ程度にしか思っておらず、ポールの存在に反応を示すことはなかった。その振る舞いからポールには神と錯覚された。
常に猛毒の嵐を起こしているためポールは近づく前に体力を奪われて死亡してしまう。その際に「あれは神だ。僕はもう駄目だ」とポールの心を折る。
だがしかし、駆け付けたポールの親友サハラが命を与えたことでポールは復活。サハラが残した銀の矢がポールの手に渡り、それによってガノンは両目を潰され毒の嵐を出せなくなる。
最期はその巨体を登り切ったポールの一撃により首を切り落とされ敗北。木こりが木を切り倒すのと同じく、欲望に膨れ上がった自らの重みによって首は地に落ちたのだった。
ゲームブック
蜃気楼城の戦い
初代ゼルダの伝説の後日談的作品。ガノンは倒されているため登場しないが、弟である魔将軍(ゼネラル)ガイアが登場する。
なお、この作品のガノンは「闇の世界からハイラルに侵略して来た魔王」と語られている。
詳細はリンク先を。
暗黒トライフォース伝承
「よく…きた…リンク…今度はおまえが…地獄へ行く番…だ…」
同じく選択肢によってルートが変化する小説作品。
闇の司祭が捧げた「リンクの血が染み込んだハンカチ(を用いた呪力)」によって復活するが、血の量が少なくて不完全だったのか、元々そういうものなのかゾンビのような姿になっていた。
ゼルダ姫が突然昏睡状態になってしまい、国王はガノンが復活したことを察知してリンクに討伐を求める。
当初は黒幕として扱われていたがガノンだが、実際には闇の司祭が真の黒幕であり、ガノンは最初からリンクに倒される捨て駒でしかなかった(ガノンもそれを承知した上でリンクへの復讐に加担したようだ)。
ガノンは死の間際にガスを噴き掛けてリンクの動き封じ、そこへ闇の司祭が現れて……。
司祭の正体は、かつて王家と対立して王位継承を争った一族の末裔である。闇の力を崇めていたため人々に受け入れられず、王位継承に敗れ、やがて滅亡したとされている。
その末裔は復讐の一環として国王の信用を得て側近となり、一方でガノンを利用してリンクを誘き出させる。そしてリンクの心(ガノンに対する怒り)と生命力を用いてブラック・リンクを生み出した(一族に伝わる邪のトライフォースにリンクを吸い込み、トライフォースそのものがブラック・リンクになった)。
その後、リンクは邪のトライフォースから脱出を果たすが、城は黒幕に乗っ取られ、ゼルダ姫もブラック・リンクに憑依されてしまう。ラストバトルの際にはリンクに刃を向けた。
魔界からの逆襲
「わしは憎い……貴様だけは、何度殺してもあきたらん……」
選択肢によってルートと結末が変化する小説作品。
リンクに倒されたガノンの怨念が、リンクの夢に現れて白い霧(白い闇)に包み込むという悪夢を見せる。直後、目覚めたリンクと居合わせたゼルダ姫を数百年前のハイラルへと転移させてしまう(『リンクの冒険』の初代ゼルダが眠りについた頃の時代)。
ちなみにこの頃のガノンは魔界の王として君臨していたが、物語に絡んで来るのは怨念の方である。
ガノンはリンクを過去の時代に引き寄せ、そこで始末することで「自分が倒される」という歴史を変えて復活を果たそうとしていた(既にガノンを倒したリンクを消しても歴史が変わるのかは疑問だが、リンクの血を狙ったのだろうか?)。
手始めにガノンはゼルダ姫を拉致し、死の谷の大神殿へと幽閉。リンクをおびき寄せる餌とした。しかしハッピーエンドでは、リンクが最後の敵であるボルバを撃破してゼルダ姫を救い出されてしまう。
目論見が外れたガノンは思念だけでリンクに恨み言を述べる。
ガノン「おのれ、リンク……なぜだ。なぜ貴様はこれほどまでにわしの邪魔をする!!」
リンク「おまえを倒すことが、ぼくに課せられた宿命なのだ。ハイラルをおまえが狙い続ける限り、何度でも戦ってやる!」
ガノン「フフフ……その言葉を忘れるな」
こうしてガノンの怨念は去り、二度とリンクの前に現れることはなかった。
奇しくもリンクの最後の台詞は、後のゼルダシリーズを予言したと言えなくもない。
ゼルダの伝説 神々のトライフォース
「グガガガ、その剣は退魔の剣……。1度ならず、2度もまでも、オレの肉を裂くか……」
選択肢やハートの数によって展開が変わるゲームブック。外見はブタではなく肥満体形の醜い怪物となっている。「ガガガガガガ」と不気味な声を発し、笑い声にも怒りの声にも聞こえる。
作者が名前を間違って覚えているためかガノンドルフとたびたび呼ばれている。
原作と設定が変わっており、光の世界のアグニムが敗れた後、闇の世界にて新たな存在として再生させる。ガノンは二代目の方に憑依していた。このため原作の矛盾が解消されている。
5年前、光の世界の盗賊団の親分盗賊ブラインドにトライフォースを奪われてしまったがすぐに奪い返し、現在は魔物化させて支配下に置いている。
二代目アグニムが倒された際に邪悪な炎を伴って出現。ピラミッドまで逃げるもリンクに追いつかれ最後の戦いを演じる。
戦闘では邪悪な炎や槍を使ってリンクと渡り合う。しかし、勇気を剣に込め、知恵で道具を使いこなし、自らの力で道を切り開いてきたリンクには及ばず劣勢となる。そして怯んだところでリンクの魂によって輝きを帯びたマスターソードが迫る。虚空を飛んだリンクの一撃によって脳天を貫かれ敗北。絶命した……かに思われた。
死して尚ガノンの執念は凄まじく、骸となった状態で最後の勝負を挑んで来る。全身から邪悪な炎を噴き出し、炎の魔神となってリンクに迫る。ここでハートの数が少ないとリンクの体力がないため満足に動けず、ガノンの炎に全身を焼かれて道連れにされてしまう。
しかしハートが足りていれば銀の矢によってガノンを撃ち抜き決着を迎える。
ゼルダの伝説
「トライフォースは誰にも渡さぬ! さぁ、命が惜しくなければ、かかってくるがよい!!」
初代ゼルダの伝説ではなく神々のトライフォースのゲームブック。
ガノンのキャラは原作を意識しているようで、数あるメディアミックスでも最も原作に近い性格をしている。アグニムは人間ではなく正真正銘ガノンが生み出した分身(今でいうファントムガノンに相当)のようだが、ガノン自身は「そんなことはどうでもいいだろう」とリンクに言い放っている。
原作通りダメージを与えると身体の色が変化して硬直する。この時に銀の矢を使えば勝利となるが、持っていない場合は体力を完全回復されて敗北ルートに直行する。
絵本
リンクの大冒険
「わたしは やみの せかいの 王ガノン。リンクよ、おまえの力を みくびって いたようだ」
かつて小学一年生で連載されていた絵本。神々のトライフォースの物語を最初から最後まで描いている。ガノンは最終話に登場。
容姿はゲームに近いが衣装が肩パット付きのローブに変更され魔法使い感が増している。耳も上側にピンと立っている。
アグニムが敗れると姿を現し、リンクの全身を影で包み込んで動きを封じて撤退。そのまま崩壊するガノンの塔と共に処分しようとする。だが白い鳥が駆け付けたことでリンクは救い出され、住処であるピラミッドに乗り込まれる。
暗闇を利用してリンクを翻弄するもボンバーの魔法によって姿を暴かれ、銀の矢で額を射抜かれて敗北する。