あらすじ
群馬で人探しの依頼を終えたコナン達3人。東京に帰る前においしいものを食べようと、群馬県警の山村におすすめの店を聞こうとした所、山村曰く「県境のホテルの駐車所で殺人が起きて、隣の県の刑事達とどっちの事件なのか揉めている」らしい。小五郎は先に現着(警察用語で「現場に到着」)したなら自分の事件だってごり押しを勧めたが、曰くその刑事達が「色黒で図体がでっかい刑事は乱暴な口調で恫喝する」・「おでこが広くて賢そうな口ヒゲの刑事は屁理屈をこねくり返してマインドコントロールしてくる」・「髪をお団子にした女刑事は美人だが譲ってもいいかなーってうっかり妥協したくなっちゃう」らしく、自分だけでは惜しませそうなので加勢に来てほしいと頼んできた。仕方なくそのホテルに行ってみると揉めていた刑事達とは、過去の事件で何度も会っていたあの長野県警の3人だった。
概要
名探偵コナンで起こった事件。
今回は県境による殺人が起こり、群馬県警の山村と長野県警の3人が登場する。序盤で少しだけ15年前の劇場版の話題があり(山村曰く「ぼんやりと思い出した」)、アニメ版では一部のシーンをリメイクして回想シーンとして登場している。また、高明の弟「諸伏景光」が山村との昔の友人という関係が明らかになり、ファンからは驚いた声がある。
山村の言った通り、被害者は何故か県境のラインの上で倒れており、山村曰く景光と共に作った県境の秘密基地で、景光が「ミッちゃんのお家」「県境を頭に入れてみて!」と言ってたらしく、それと今回の事件に何らかの共通点があるらしいが…?
ゲストキャラ
時代に合わせてか、全員の職業が「動画配信者」で、「県境で信州蕎麦と上州蕎麦を食べたらどっちがおいしいか?」と言う企画動画を撮りに来ていたらしい。
- 月島一貴(つきしまかずき)
今回の被害者。犯行時刻に誰かと待ち合わせをしていたが、その人物が来るなり、ブラックジャックハンマーで何度も殴打され殺害された(中身の重りは犯人が持ち去っていた)。その寸前に殴られながら何度も県境のラインを確認し、更に時間も確認しているという奇妙な事をしていた。発見された死体は、口を大きく開けガニ股でネクタイとベルトを緩めて(山村曰く)満腹で苦しいって感じのポーズをしていた。靴は黒いブーツのようである。
- 中田由水(なかたゆみ)
犯行時刻に部屋の外の駐車場(現場)で変な音とうめき声が聞こえてカーテンを開けて覗くと、駐車場で誰かが倒れてフードをかぶった誰かが逃げていくのを目撃していた。それを見て群馬県警に通報した。その時に倒れていたのが月島だと分からなかったようで、イタズラで寝そべっているだけかもしれないと救急車は呼んではいなかった。防犯カメラには部屋のカーテンを開けて駐車場を覗いている彼女のシルエットが映っていた。
- 星川鏡子(ほしかわきょうこ)
由水同様に窓の外を見たら月島が倒れているのが見えて、慌てて長野県警と救急車を呼んだ。暗い中で倒れてるのが月島だと認識ができたのは、夕食後の動画配信の時にその時に着替えていた服と同じだったから。防犯カメラでは彼女の部屋が暗かったのだが、他の動画配信者とチャット飲み会をしていたらしく、暗くしていたのはリングライトを使用していたから。リングライトは他の2名も持っているらしい。
- 花山泉太(はなやませんた)
犯行時刻に部屋でヘッドホンでスケベな番組を観ていて、事件を知ったのは女性陣2人が部屋に慌ててきた時で、スマホの音にも気づかなかったらしい。ルームサービスで犯行時刻にカレーを持ってきた従業員にドア越しで話していた。丁度その時には(小五郎曰く)丁度いいシーン♡があったかららしい(何故か蘭と由衣はノーリアクション)。スマホは2台持ちで他の2名も2台持っているらしい。
- 弓場千津(ゆうばちづ)
5年前に母親の運転ミスで崖から落ちそうな所で偶然通りかかった月島達4人に助けられた少女。救出直後に車が落ちてしまい母親が亡くなってしまった。その時の「奇跡の救出劇」が当時ネットで話題になり、長野県警も記憶に残っている。それ以来4人とは仲良くなっていたのだが、今回の事件の1週間前の千津の誕生会を開く予定だったが、買い出しに戻ってきたら、月島の部屋にいるハズの彼女が階段の踊り場で倒れていた。現在は意識不明で入院中らしい(そんな事があったのに蕎麦の食べ比べに行くこの4人の神経は一体…)。その後に月島が妙にキョドっとしていたらしいが…?