CV:小清水亜美
「其の疾き事…風の如く…」
概要
敢助のことを昔から親しみを込めて「かんちゃん」と呼んでいるが、今は上司でもあるため、仕事中にはしばしば呼び名をたしなめられることも多い。
名前の由来は諏訪氏の居城であった上原城と、諏訪御料人(正確には井上靖の小説『風林火山』での作中名『由布姫』および新田次郎の小説『武田信玄』での作中名『湖衣姫』)から。
かつて長野の名家である虎田家に嫁いで刑事を辞めていたが、虎田家を巻き込んだ名家連続殺人事件で夫を殺害されるも無事解決し、再び刑事に復帰している。
由衣は大和敢助が雪崩に巻き込まれ、行方不明になっていたことから敢助は死んだと思い込み、自分一人で甲斐巡査(由衣と敢助が子供の頃から慕っていた警察官)の死の真相を探るために、甲斐巡査の死と関係があると睨んでいた虎田家の人間と捜査のために結婚をした。……とはいえ、そのことを語る時に「主人に悪い」と言っていたので彼女と虎田義郎は仲のいい夫婦だったのかもしれない。
この件を通じて江戸川コナン、毛利蘭、遠山和葉、服部平次たちとも親しい間柄となる。
長野県警の他のメンバーと同様に、頭脳明晰な刑事であり、観察力や洞察力にも優れているものの、敢助や高明の二人とは異なり、文章や資料のみに頼った捜査や推理はあまり得意ではない様子である。また、蘭や和葉同様にホラー系の話にも滅法弱いようだ。(『赤い女の惨劇』)
余談
2022年4月に『ヒルナンデス!』に出演した作者によると、初登場時点では犯人になる予定だったが、作者に愛着を抱かれ、犯人を変更したとのこと。一度寿退職しながら旧姓で再度復職するという特殊な経歴はここに由来しているようだ。
初登場となった『風林火山』シリーズが放送されたのは2008年だが、由衣役の小清水亜美の年齢は放送当時22歳だった為、「演者の年齢がキャラクターより若い」という『コナン』では非常に珍しい例となった。