CV:小清水亜美
「其の疾き事…風の如く…」
概要
長野県警の女刑事。29歳。初登場は原作59巻、アニメ版516・517話の『風林火山』。
人物
腰近くまである長い黒髪を、頭上で二つのお団子にしているのが特徴。
由衣は大和敢助が雪崩に巻き込まれ、行方不明になっていたことから敢助は死んだと思い込み、自分一人で甲斐巡査(由衣と敢助が子供の頃から慕っていた警察官)の死の真相を探るために、甲斐巡査の死と関係があると睨んでいた長野の名家である虎田家の人間と捜査のために結婚をし、刑事を辞めていたが、虎田家を巻き込んだ名家連続殺人事件で夫を殺害され、未亡人となるも無事解決し、敢助の勧めで再び刑事に復帰している。
初登場時は、事件のこともあり、ナーバスになっていて冷めた言動も多かったが、事件が解決し、刑事に復帰して以降は、明るいお姉さん的キャラになっている。
長野県警の他のメンバーと同様に、頭脳明晰な刑事であり、観察力や洞察力にも優れているものの、敢助や高明の二人とは異なり、文章や資料のみに頼った捜査や推理はあまり得意ではない様子である。また、蘭や和葉同様にホラー系の話にも滅法弱いようだ。(『赤い女の惨劇』)
人間関係
長野県警の上司。お互い幼馴染以上の感情を抱いている。敢助のことを昔から親しみを込めて「かんちゃん」と呼んでいるが、今は上司でもあるため、仕事中にはしばしば呼び名をたしなめられることも多い。
同じ長野県警。幼馴染の間柄だが、敢助とは違い、恋愛感情はない。なお、彼の弟の諸伏景光とは、彼が別々の親戚に引き取られた為面識はない(『キッドVS高明 狙われた唇』)。
元夫。『風林火山』の事件で殺害されたことで、由衣は未亡人となる。元夫のことを語る時に「主人に悪い」と言っていたので、情が無かった訳ではない様子。
当作の主人公。『子供にしては頭が切れる』と思っており、敢助の本心をひっそりと彼に伝えることもある。
当作のヒロイン。『風林火山』の事件以降、お互い親しくなり、『風林火山』の言葉を用いて、彼女に恋愛のアドバイスを送ったこともある。
西の名探偵・服部平次の幼馴染。『風林火山』の事件以降、お互い親しくなり、『風林火山』の言葉を用いて、蘭と共に彼女に恋愛のアドバイスを送ったこともある。
関連イラスト
余談
名前の由来は諏訪氏の居城であった上原城と、諏訪御料人(正確には井上靖の小説『風林火山』での作中名『由布姫』および新田次郎の小説『武田信玄』での作中名『湖衣姫』)から。
2022年4月に『ヒルナンデス!』に出演した作者によると、初登場時点では犯人になる予定だったが、作者に愛着を抱かれ、犯人を変更したとのこと。一度寿退職しながら旧姓で再度復職するという特殊な経歴はここに由来しているようだ。
初登場となった『風林火山』シリーズが放送されたのは2008年だが、由衣役の小清水亜美の年齢は放送当時22歳だった為、「演者の年齢がキャラクターより若い」という『コナン』では非常に珍しい例となった。