CV:青山なぎさ
概要
パートナー不在のメイガス。各地のネストを渡り歩き、人々に自身の歌を披露する歌姫として熱狂的な人気を博している。
「バカラネスト」でカナタ達に救われて以降、パートナーが見つかるまでの間、彼のガレージに居候(その際、不器用なノワールに代わって家事全般を引き受けている)する事となった。
表では歌手として活動しているが、裏の顔は黒仮面が所属する組織「イデアール」の工作員。そしてアメイジア産のゼロ型メイガスでもあった。
計画の最重要存在であるノワールのマスターであり、本来ならば抹殺対象となるはずのカナタの動向を裏から監視していたが、自分をモノではなく人と同様に接してくれる彼に強く惹かれるようになりながらも、ep.16終盤にて暴走し機能を停止したノワール(ミステル)を救うために、カナタと共にゼロ型メイガスの素体を探しにアメイジアの跡地へ向かったep.18のラストで、遂にカナタの前で工作員としての正体を現し、ヴァイスハイト・ブラウレヒトからの解約条件として命令されていた「カナタの拘束」を遂行するために彼を裏切りイデアールへと連行する。
前述の通り、これまでパートナーは不在とされてきたが、ep.18にてヴァイスハイトのパートナーメイガスである事が明かされた。
だが、ヴァイスハイトからカナタの始末を命令された際、彼との会話の中で「これまでに何度も異なった場面で自身が起動し、その度に彼とまるで初対面の如き挨拶を交わしていた」という身に憶えのない記憶が蘇り、更に「彼からの命令を遂行する度に自身が初期化されていた」という衝撃の事実を自覚した事から、彼女の中で迷いが生じ「仮にヴァイスハイトの命令を拒んだとしても、彼によって再び初期化されて全てを忘れてしまい、再契約した彼の命令で今度は自身の手で誰か(自身が惹かれた想い人、すなわちカナタ)を手に掛けてしまうのではないか?」という不安に苛まれる。だが、そんな彼女に真摯に向き合い、それでもなお彼女を信じて手を差し伸べてくれたカナタの説得を受けて、ようやく自身の本当の想いを自覚した事で迷いを振り切り、ヴァイスハイトから離反。カナタと共にイデアールを脱出する。
ここで、一時的に彼のパートナーメイガスとなり、ゼロ型メイガス由来のメイガススキルを発動して追手を振り切り、あと少しで脱出出来るというところでヴァイスハイトによって仕込まれていたハッキングプログラム(遠隔操作で強制的に彼女を初期化してしまうプログラム)が発動し、機能を停止してしまう。だが、それと同時に脱出前にカナタに頼んで予め自身にインストールしてもらっていたプログラム(自身の機能を完全に凍結するという、メイガスにとって「自殺」にも等しいプログラム)によりヴァイスハイトのプログラムを拒絶。そのまま再起動せず機能停止したままの状態となった。
ep.19にて、カナタに協力してノワール復活の手助けをしてくれた伝説のドリフター、アルバ・クゼ(ゲーム版SYNDUALITYの主人公)により、ミステルの身体からノワールの意識(データ)だけを分離させて移植する素体として、ゼロ型メイガスであったシエルの身体が利用される事となり、移植成功後はシエルの姿からノワールの姿へと変わり、これにより「メイガス」としてのシエルは明確な「死」を迎える事となった。
その後、ep.21にて、シエルの犠牲によって救われた事を受け止められていなかったノワールの意識の中に幻として現れ、彼女に進むべき道を無言で示して背中を押し、安堵した表情を浮かべながら消滅していった。
関連タグ
葉月恋:中の人が同じ、シエルと同様に歌姫キャラなのも相まって、彼女を彷彿とする視聴者もいる模様。ただし、SYNDUALITYの公式X(旧Twitter)では、彼女ではなく別のキャラとのコラボ企画を展開していた。