概要
『私立大宮進開学園初等部』に通う小学6年生。両親は不明だが、『ダイブグラス』を個人で所有する程度は裕福な家庭である。ホビアニ系主人公と同様に前髪が金髪、全体が赤紫の髪色2色で、両頬に橙のフェイスペイントを施す。同級生である『ハグミ』からは「イッちゃん」と呼ばれる。
『メタバース空間』でのバーチャル格闘では相手の動作を真似てカウンターアタックを駆使してチャンピオンを制しスカウトが来る程に有名。但し、性格は担任である『レミア』とタメ口を張り、ドストレートに感想を述べ、初対面である『タイセイ』を「ヒョロもやし」「鉄オタ」「ロボ補正」と心を幾度も折り抉るダメージを負わせるが、相応のフォローもしており、『イナ』が嘗て弟に伝えた台詞により偶発的に居合わせ戦闘に巻き込まれた関係からリスペクトする関係になる。鉄道知識に関しては『リョータ』と同程度。
だが、偶発的に『キャプチャーウォール』内に巻き込まれ、『アンノウン』の尖兵に襲われた処を『シンカリオン E5はやぶさトレーラーフォーム』を操る『タイセイ』に救われるが、敵幹部の横槍による第二波で傷を負い起動不可に追い込まれ、なし崩し的にE5のコクピットに乗り込み撃退。『カドミチ』も驚愕していたが、彼の適応率は通常時は不安定であるが、一度見た動作は仮想と現実含め必ず憶える瞬間記憶能力に特化しており、バスケ、サッカー、スキージャンプ各種スポーツをこなすこの恩恵で『タイセイ』や『リョータ』の口調や適正値すら同調させた。メタバース世界で入り浸るのも、その能力から来る弊害で熱しやすく冷めやすい人格形成に成長し「夢中になれるモノ」、「世界一カッコイイ男になる」夢を目指していたからに過ぎない。その縁から守秘義務としてもあり『超進化鉄道開発機構』に『シンカリオン運転士』候補生としてスカウトされた。只、この能力は自身の許容量よりも格上では同調出来ず、目眩や鼻血を引き起こすデメリットが付き纏う。現に友人との確執から吹っ切れ、複数体の敵相手に無双状態になった『テン』が駆る『N700Sのぞみ ブルートレーラーフォーム』の最小限で無駄の無い操作をタブレット中継で見続けたが、同調出来ずに体調不良を起こした(タイセイとリョータのケースから、切っ掛けと言うべきトリガーさえ有れば対処が可能と推測される)。
その特殊能力は『エルダ』が新興している対電脳侵略迎撃システム『プロジェクト・シンカリオンバース』の要になると云い、巻き込まれた『ハグミ』と共に仮想世界迎撃部隊『チーム白金』に編入。その過程として全国に居る(タイセイ達を含めた)10人の『シンカリオン運転士』と出会い同調させる指令を下された。