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力太郎の編集履歴

2024-06-17 15:58:16 バージョン

力太郎

ちからたろう

日本の昔話のひとつ。また、そのお話にて活躍する男の子。

登場人物

・おじいさん

・おばあさん

・力太郎

・御堂っこ太郎

・石っこ太郎

・長者

・長者の娘

・村の人々

・怪物


あらすじ

ものぐさなおじいさんおばあさんがあるとき、久々に風呂に入ったので沢山の垢がとれた。2人が自分たちの垢を集めて人形を作ったら、その人形が動き出し、飯まで欲しがった。こうして垢から生まれた子供は垢太郎と名付けられ、あっという間に大きく育って大変な力持ちになった。ある日その垢太郎が突然、力試しの武者修行に行くと言い、百貫目(およそ375kg)の鉄棒を作ってもらい、垢太郎改め力太郎という名前を貰って旅に出た。

道中、御堂っこ太郎石っこ太郎に出会い、それぞれと力比べをして勝ち、家来に加えることになった。その後、とある町に着いたが、町は静まりかえっていて人の気配がない。長者の家までくると中から女の泣き声が聞こえる。力太郎が泣いている訳を女に尋ねると、女は、自分は長者の一番目の娘だと名乗った上で、この町には毎月一日に化け物が現れて生け贄の娘を食べてしまう。今日は自分がその生け贄になる日だ、と答える。

そこで力太郎達は化け物退治を買って出ることになり、夜中に化け物が現れるのを待った。化け物が現れると、まず御堂っこ太郎飛びかかるが、逆に化け物に食べられてしまう。続く石っこ太郎も同じだった。最後に残った力太郎が化け物と戦っていると、食べられたはずの二人が化け物の腹の中で暴れたので、化け物はとうとう参って、空気が抜けてぺちゃんこになってしまった。

こうして化け物を退治した三人はそれぞれ長者の一番目、二番目、三番目の娘を嫁にして、力太郎は里の両親を呼んで一生楽しく暮らしたそうな。


余談

力太郎はある種の人造人間ではないかと思われる。近いのはホムンクルスゴーレムといったところか。

御堂っこ太郎は御堂を背負うほどの怪力自慢の男、石っこ太郎は大きな石を担ぐほどの怪力自慢の男と三人そろって怪力揃いである。




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