シエンタ
しえんた
概要
2003年9月発売。
2010年8月まで第1期販売が行われ、2011年5月に販売を再開。
2015年7月に2代目、2022年8月には3代目が登場している。
ホンダのモビリオを意識して企画開発されたとされており、同クラスの車種と比べて比較的小柄ながら最大で7名が乗車できる3列シートのグレードも設定されている。
ただし3列目シートは比較的広くはないという評価の声が多い。
2代目以降には5人乗りの2列シート仕様も用意されている。
歴代モデル
初代(2003-2010,2011-2015)
初代ヴィッツ系のNBCプラットフォームとカローラ系のMCプラットフォームを組み合わせる形で開発された。
当初はカローラ店とネッツ店で販売されたが、2006年のマイナーチェンジ以降はカローラ店のみとなる。生産工場も当初の高岡工場から前述のマイナーチェンジ以降はダイハツ京都工場に移管された。
2006年5月に最初のマイナーチェンジを実施。フロント周りとリアテールの造形が変更され、車名エンブレムは書体を変更した上でエンブレムの位置もマイナー前の右側から左側に変更された。
前述の通り2010年8月に一旦販売終了となったが、2011年5月に法規制対応を実施し2度目のマイナーチェンジを行い販売を再開。フロントマスク違いのダイスが設定された。
2代目(2015-2022)
前半分のプラットフォームを2代目ヴィッツ系のBプラットフォームに刷新。新たにハイブリッドが設定された。
この代から全店併売となった。
シエンタをベースとしたタクシー専用車であるジャパンタクシーが登場するが、車両価格やランニングコスト、使い勝手の良さなどからシエンタをタクシーとして使用する会社も多い。
2018年9月のマイナーチェンジで2列シート仕様の「FUNBASE」が設定された。
2020年の一部改良でハイブリッドにアクセサリーコンセント(100V・1500W)がメーカーオプション設定された。
駆動方式はFFか4WDだが、ハイブリッドはFFのみ。
先代は香港とマカオのみに輸出されていたが、新たに台湾・インドネシア・マレーシアでも販売されるようになった。生産はインドネシアと台湾で行われている。
3代目(2022-)
プラットフォームを4代目ヤリスや2代目アクアと同じGA-Bに刷新。後ろ半分が古いままだった先代と違い、後ろもGA-Bをベースに新しく設計されている。トヨタセーフティセンスは最新世代に強化された。エンジン排気量は先代と変わらないが、4WDの設定がハイブリッド(e-four)だけになり、ガソリン車の4WDの設定がなくなった。5人乗り仕様は引き続き設定される。
ハイブリッド車にメーカーオプション設定されているアクセサリーコンセントは車両の走行機能を停止した状態でもガソリンから電力の供給が可能な非常時給電システムが追加された。