ダーク・ファンタジー漫画「ドロヘドロ」の登場人物。メンバーの殆どが魔法を使えない魔法使いで構成された組織「十字目」の頭領。
概要
生い立ちなど、その殆どが謎に包まれている。会川と同様、彼も(十字目のアザを除けば)魔法が解けたカイマンにそっくりの容姿をしている。また、会川しか知りえない情報も知っている。
魔法使いの身体を使って、悪魔になることを目指しているらしく、その過程で煙の部下たちを大量に殺害したため、煙に狙われている。
2本のナイフを武器として操る。大人数の魔法使いを相手しても、一撃さえ喰らわず、僅かな時間で全員を倒すほどの腕前を持っている。6年前に心と能井の二人や、煙と戦った際は圧勝した。
さらに彼は自らの意思により、魔法使いを異様な感覚(頭痛や体中の痛み)に襲わせる能力を持つ。能井はこれを「毒ガス」と形容したが、これは魔法使いにとっての弱点である「ホールの雨」に近いものらしい。この現象が「雨」と同じく魔法の一種なのかは今のところ不明。他の魔法と違いケムリを用いている描写が無いが、壊の前身であるアイ=コールマンは「魔法使いになった」と言い残している。
毒蛾たちが子供の頃、彼等をドアを開けてホールに捨てようとした魔法使い達を殺し、そのドアを通って魔法使いの世界へ向かった。その圧倒的なカリスマに惹かれた者たちがボスの下に集まっていき、十字目の組織が形作られていった。
長く姿を消しており、十字目の組織が衰退している主原因だったが、突如煙の屋敷に登場し圧倒的な戦闘能力で煙を瞬殺、煙の頭部を持ち去り姿を消した。その後、煙の敵討ちと6年前のリベンジを果たすために現れた心と能井を、何故か煙の魔法を使用して返り討ちにした。
栗鼠を殺した犯人は彼であるため、カースに狙われている。