曖昧さ回避。
「ドロヘドロ」の登場人物。
CV:高木渉
ダーク・ファンタジー漫画『ドロヘドロ』の主人公。カイマントカゲによく似た頭部を持つ大男。身長216cm、体重98kg、足のサイズ38cm。
ガスマスクと銃剣(当初M7を使用していたが、後にM9へ)がトレードマーク。首をはねられても新たな頭部が自己再生するという不死に近い身体と、魔法が効かない特殊体質を持っている。
怪力の持ち主で刃物の扱いに長けており、ニカイドウには“ナイフを持ってこそ強い”と称された。彼女と本気で戦ったことはないが、その気になれば圧倒している。
ホール中央病院魔法被害者病棟でアルバイトをしながら、自分の本当の顔と記憶を取り戻すために、自分に魔法をかけた魔法使いの手がかりを求めてホールを訪れる魔法使いを狩って生活している。
爬虫類の顔を持つ厳つい大男だが、少年のように素直で明るい性格であり、オバケが大の苦手。食事とビールが大好きで、特に ギョーザが心の中の重要なところに位置するほどの大好物。
ニカイドウのことは異性としては意識していないが、大切なパートナーだと思っている。
ホールの路地で発見される以前の記憶がなく、本当の氏名・生地・年齢などは一切不明。「カイマン」という名前は彼を見舞いに来たニカイドウの命名で、カイマン自身もその名を気に入っている。
ストーリーが進み、魔法使いの世界で暮らし始めてからは徐々に記憶を取り戻しつつあり、魔法使い狩りを繰り返してきた自身もまた魔法使いだったのではないか、誰か大切な友人を傷つけたのではないか、という疑念と恐れを抱いている。
ニカイドウを守るため煙と戦う最中、恵比寿の魔法が解け遂に本当の顔を取り戻す。しかし全身をキノコに貫かれ、死亡したようだが…
ここから先は衝撃の事実の連続・・・それが、ドロヘドロ!
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ホールの魔法使い狩りカイマン、十字目組織のボス壊、栗鼠の親友会川……この3人は同一人物である。
彼らの元になったのはホールに住む一人の人間であった。その名はアイ=コールマン。
魔法使いになることに憧れていたアイはカスカベ博士のもとで研究を重ね、自分の体に魔法使いの肉体を手術で移植することで魔法使いになる、という常軌を逸した方法を考えついた。
しかし、普通に考えれば上手くいくはずが無い方法であり、そんな手術をカズカベ博士が了承するわけが無い。そこでアイはホールにやって来た魔法使いを追ってホールの汚染泥水に身を投げてわざと瀕死の重傷を負い、カスカベ博士が手術せざるを得ない状況を作り出した。
念願叶って魔法使いの肉体を移植したアイだったが、この時点ではアイは魔法使いには成れなかった。その後、魔法使いに絡まれて殺されてしまったアイは、埋葬された後にホールの大地に染みこんだ太古の人間達の怨念に取り込まれ、ホールの怨念の走狗として現世に復活した。
魔法使いの世界に移り住んだアイはホールの怨念に操られ、魔法使いを殺しその魔法を奪い取る怪物壊へと変貌。その荒んだ人生から逃避するために、「念願叶って魔法使いになれた自分」として生み出された人格が魔法学校の学生会川だったのだ。
そして、栗鼠の魔法である「呪い(カース)」を得ようとして失敗した壊は一時ホールへ逃走したが、ホールまで追いかけてきたカースによって殺害された。「自分を殺した者を呪い殺し、その者の全てを奪い取る」存在であるカースは壊の肉体も奪おうとするが、偶然壊が握りしめていた「は虫類に変身させる魔法」が入った瓶が割れたことで魔法が二重にかかることになってしまい、カースの呪いは中断されてしまう。
その偶然が重なって生み出された予定外の産物……それがカイマンだったのである。
アイ=コールマンにかけられたホールの呪縛から完全に外れた存在であるが、それ故に全ての因果に決着を付けられる特異点でもある。
カイマンが死んだことで会川と懐の人格が覚醒。だが、悪魔になった未来のニカイドウが、心によって切断された首から新しいカイマンとして再生・復活。それによってアイやホールの意思とは全く無関係な別個体の存在となる。さらにホールくんと戦う為に、悪魔達によって魔法使いになる。その魔法は餃子で、攻撃用と防御用の餃子を出したり、傷を治す餃子も作ったりする。