概要
CV:松田健一郎
リチャード・パーカーとは、「ハイスピードエトワール」の登場人物である。
人物像
冷静かつ堅実な走りで評価の高いベテランドライバー。
イギリスチームにおける『女王の盾』と呼ばれ、クイーンの勝利は彼のサポートによってもたらされる事も多く、そして彼自身も『女王の騎士』を自称している。
中でも、ギリギリまでタイヤを温存させるタイヤマネージメント力(そうする事で長時間コース上にとどまり続ける事ができ、多くの周回をアリスの援護に費やす事が出来る)と、上記の異名に違わぬ鉄壁のブロック走行に定評があり(解説のクリスをして「完璧な盾、まさにイージス!」と言わしめる程)、アリアンロッド・グランプリを強豪チームに導いている。
かつては「キング」ことロレンツォ・M・サルヴァトーレと、現在は武戦レーシングのチーフメカニックである日向源治郎とは同じチームに所属していた事が、公式サイト及び公式Xで配信されるスピンオフミニマンガ「はいすぴ!(漫画:Bcoca)」で語られている。
しかし、本来はキングと遜色のない程の腕を持ち、最終戦でも彼の走行ラインを完璧にブロックするだけの走りが出来るにもかかわらず、近年はアリス、ひいてはチームの勝利を優先するために自らはサポート役に徹しているため、今シーズンに限ってみても何度も表彰台に立ってはいるが、いずれもアリスより下位に甘んじている。この点について、かつての彼を知る源治郎曰く「あのロートルにゃそれだけの腕がある。「女王の騎士」なんて気取ってなきゃ、何度も優勝してたんだろうに」と指摘されている(ちなみに彼をロートル呼ばわりしているが源治郎の方が歳上である)。
上海レース終了後のシーンとスピンオフ作品にて、実は筋金入りのクラシックカーマニアだという事が判明。凛が(MT車の特訓のために)トヨタ2000GTを運転した事をどこからか聞きつけ、彼女に「君のチームが、あの2000GTを所有しているのは本当かね?」と、暗に「自分にも2000GTを運転させて欲しい」と頼み込んだものの「あぁ~、あれは借りただけです(チームオーナーである九頭竜豪志個人の所有)」というまさかの返答に動揺。重ねて「えっ!?では、次に乗る機会は…」と恐る恐る聞き返すも「あぁ~、無いですねぇ~」とあっけらかんと断言されてしまい、普段の冷静な彼とは思えぬ程に大いに落胆するという【一人の人間としての一面】が描かれた。
最終戦では、アリスの援護のためにリボルバーストをスタート直後に使用してジャンプアップ。
上記の通り、キングが予選時に記録したレコードラインを巧みに突いて彼の前に出た後は巧みなブロック走行で抑え込み、更には他車を敢えて自分達より先に行かせる事で、レース序盤の段階でキングを8位まで後退させる事に成功。しかし、キングに後ろからかけ続けられるプレッシャーは、リチャードだけでなく彼のマシンにも大きな負担がかかっており、タイヤ交換のためにピットインした際にマシンがシステムダウン。そのまま再始動出来ず、敢えなくリタイヤとなってしまった。