CV:竹内順子
概要
普段は、第二種任務で美容室を営んでいる。
L計画に参加するつもりであったようだが、参加することなく娘の早苗が帰らぬ人となってしまう。
それ以来、彗を放置してファフナーのパイロットに選ばれた時も無感情であった。
食事の準備や家族の団欒もおざなりにして、第二次L計画を上申すべく立案を行っており、早苗の後を追いたがっていた。
だが、息子と第二次L計画を巡る口論の末、夫の鏑木充から娘のお守りを受け取ったことでようやく娘の死を受け入れた。
第二次L計画の計画書を海へと放棄し、彗との関係も修復された後に家族と共に早苗の灯籠を流した際、
「潮の流れ……。そうよ、だから探査出来ない」
彗「えっ?」
「海よ、そう、海なんだわ」
ふと口にした「潮の流れ」という単語から、Alvisの探査に引っ掛からず竜宮島の中に侵入したアザゼル型ウォーカーの正体が海と関係していることに気付き、息子達の戦いを大きく後押しした。
第二次L計画
『EXODUS』にて香奈恵が立案し、たびたびアルヴィス上層部に提出していた計画。
名称通り、かつて娘を喪った「L計画」を再び実行しようとするのが主旨であるが、竜宮島の現状では全く実行する必要の無い「机上の空論」に過ぎず、却下され続けていた。
彗は妄執じみた母の行為を「姉ちゃんのところに行きたがっている(のだろう)」と思っている。
実行された場合は前回同様帰還者無し、島の戦力が半減してフェストゥムの襲来によって竜宮島が滅びてしまう未来を羽佐間カノンは見ていた。
彗が引き寄せた早苗のお守りをきっかけに、香奈恵はようやく気持ちの整理を付けてこの計画書を海へ投げ捨て、実行される未来は消滅した。