概要
『'08春の特別編』の最後に放映されたエピソード。平凡なサラリーマンに襲いかかる幻想を描く。主演:堺雅人。脚本:半澤律子。演出:都築淳一。
あらすじ
狭い個室の中で目覚めた大石良雄(堺 雅人)は、頭から装置を取り外すと、こわばった指をほぐし、顔をなでた。この装置は、他人の体験を、五感を通じあたかも自分が体験したかのように感じることが出来るもの。もともとは、肉体的なハンデを抱えた人のヒーリング用に開発された装置だったが、裏では、放火、強盗、殺人といった暗い欲望が高値で売り買いされるようになっていた。良雄が体験していたのは、とある殺人者のものだった。
やみつきになっていた良雄だったが、次第に、その装置で味わった他人の体験が日常の中でフラッシュバックするようになる。生活に支障をきたすようになった良雄は、カウンセラーのあぐり(羽田美智子)の元を訪れるが…。
※公式サイトより引用
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飴を加えた集団に襲われる中、街頭ビジョンに荒木十郎が逮捕されたニュースが流れる。こうして、悲劇は無事に終わり、家に着いて、息子である力を抱こうとする。
……場面は変わり、刑務所。そこでは、荒木十郎(堺 雅人)がVRで平凡な家庭を追体験していた。そして、死刑執行され……
エピローグ
もしも平凡な日常に幸せを見出すことができていれば、こんなことにはならなかったかもしれない。みなさんにはそんな苦い体験をする日が来ないことを祈ります。