経緯
「東側諸国で活動するときに敵から奪った弾が使えたら素敵やん?」と言ったかは定かではないが、米軍特殊作戦軍(SOCOM)が戦地の米兵から寄せられた不満を元に、AK用の7.62mm×39弾が使用可能なM16系の自動小銃の開発をKAC(ナイツアーマメント)を含む数社に要請、KACで開発されたのがこの珍銃である。
性能
いわゆる「評価」というものは存在しない。
なぜなら結局完成はしたものの量産には至らず、試作品の7挺がSOCOMとKACによって保管されているのみだからである。
実用に至らなかった理由については、AR15系のデリケートな機関部が果たして現地調達された得体の知れない弾薬でまともに動作するのか不安があった、ともうわさされているが真偽は不明である。
M16/M4用のアクセサリはほぼ流用可能、AK用銃弾については弾だけでなくマガジンまで流用できるようになっており、RPK用のドラムマガジンまで使用可能。
また全ての操作がAR15系と同等のため、これらの火器の使用に慣れた者であれば特に訓練無く使用できる。
SOCOMもまるで思いつきのようにこういった要望を出すし、作ったナイツもたまにノリだけでワケのわからん珍銃を生み出すので、この銃もそのひとつかもしれない。
エアソフトガン用コンバージョンキットも存在し、SR16等を組み込むことで電動ガンとして使用できる。
当然ながら、モデルとなった実銃より製造数が多い有様。
CatShitOneのアニメーションでメインキャラクターの一人が使用し、再び一部で脚光を浴びたが、登場した理由の一つにやはり「物珍しさ」があったとか。
その他の7.62AK弾を使うAR-15
SR-47以外にも7.62AK弾を使うAR-15は存在する。まずはPWS社のMK107ディアブロ、7インチの銃身に7.62mm×39弾、マガジンはオリジナルである。またアメリカ最大手のブッシュマスターも7.62mm×39弾仕様のM4を製造・販売している。