概要
日本には岡山県と東京都に存在する。
本項では岡山県の方を扱い、東京都の方は小石川後楽園を参照のこと。
どちらも出典は『岳陽楼記』の「天下の憂いに先じて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」である。
解説
池田岡山藩2代目藩主である池田綱政の命により、郡代官である津田永忠によって作られた、日本に現存する大名庭園のひとつ。いわゆる藩における迎賓館的な役割を果たした延養亭を中心とした賓客をもてなすための庭園で、城の後ろに控えていた事から、元は「御後園」と呼ばれていた。しかし明治時代になって公園として市民に一般公開するにあたって「後楽園」と改められた。
現在は岡山県の管理下。管理の実業そのものは県の外郭団体(公益法人)によって行われている。
水戸市の偕楽園、金沢市の兼六園と並ぶ三名園のひとつに数えられる。