「……やれば……いいんだな!!」
CV:金丸淳一
概要
暗いシリアスな展開が多いアニメ『ソニックX』2期(日本地上波未放映)で一度だけ登場した変身形態。仲間を傷つけられた怒りと憎しみによってカオスエメラルドの力を引き出した、スーパーソニックとはまた異なった姿。
スーパーソニックの違いとして、紺色の禍々しいオーラを纏った黒い体毛に変化し、白目を剥いた凶悪な姿であり、味方側、それも主人公のキャラクターとは思えない。
戦闘能力も大幅に上がっており、メタレックス四天王の一人であるブラック・ナルキッソスがソニックの戦闘データ収集目的として用意した強化型ロボット達を瞬殺したが、その現場を目撃したエッグマンに叱責されて元に戻った。
「そこまでじゃ。もうやめるんじゃ…。」
「ソニック……ワシを悲しませるな。貴様が怒りや憎しみに飲み込まれてどうする!?」
「見なかったことにする。お前は煙の中に消・え・ろ。な?」
罪悪感か、敵であるはずのエッグマンに諭された事によって自分が許せなかったのか、エッグマンに叱責された際は少し落ち込むソニックの姿が描写された。
なおダークソニックになる最中、ブラック・ナルキッソスは人間であるクリスも含め、「獣を躾けるには体罰も必要でしょ?」という問題発言をしており、この一連のシーンはなおさら日本の地上波放映が出来ないであろう要素が見られた。
また日本版と海外版でソニックの怒り方が異なっていて、日本版は「静かな怒り」だが、海外版では「直情的な怒り」である。
ダークスパインソニックとの関係
これと良く似た形態に『ソニックと秘密のリング』で登場した「ダークスパインソニック」があるが、同じく黒い体表で白目を剥き、攻撃的になる部分を除けば全くの別物。
変身の経緯に対しても、自主的ではなく偶発的な変身であった部分は共通しているが、ダークソニックは「仲間に対する仕打ちへの怒りと憎しみの感情で、カオスエメラルドの力を引き出して変身した」のに対し、ダークスパインソニックは「本の中の世界を救うための願いによって、いくつかの世界リングと胸に刺さった裁きの炎を取り込み融合して変身した」ものである。
しかしながらデザインや名称は似ているので、ダークソニックのデザインを元にダークスパインソニックが作られたのかもしれない。
pixivにおけるダークソニック
pixivでは闇堕ちした、もしくはR-18Gの暴力表現があるソニックのイラストに付けられることが多いが、本来の意味に付けておらず閲覧者に誤解を招く恐れがあるので、むやみなタグ付けには注意したい。
また海外で生まれた非公式ホラーゲームのキャラクター『ソニック.EXE』に対してタグを付けるのも望ましくなく、そもそも(色々な意味で)全く別の存在であるため留意されたし。
関連タグ
ソニック・ザ・ヘッジホッグ スーパーソニック ソニックX 闇堕ち
スカージ・ザ・ヘッジホッグ - アメコミ版に登場する別世界の悪のソニック。