概要
崩壊3rd第二部「星滅の光、再燃の火」の舞台となる太陽系第四惑星火星。その現地住民からの呼び名。
とはいえ、既に発達した文明や発祥の人類が存在するなど、我々の知る火星とは世界観レベルで全くの別物。
構造も地球やリアルの火星とは大きく異なり、本来は文字通り儚い可能性な「世界の泡」がかなり安定的に複数存在し、さながら別の地域感覚で惑星の表層に点在している。
未決の繭と名乗ったセナディアの言葉によると「十二宮の加護を受ける世界の泡たち」という表現から、十二の世界の泡が存在している模様。
甌夏と琅丘における概念的な構造としては、
- 最下層に珍しくもない度合いで一部の洛星人が人の腹を介することなく生まれるデータの海
- その上にデータの海の侵食を防ぎつつ、火星での崩壊と目される影を集約隔離した琅丘
- 全ての危険物を隔離したために安全な最上層の甌夏
という形で、およそ100年前に大崩壊が発生し、その対処の結果、現在の構造になったとされる。
この100年前というのは、洛星の外側にとっては5億年前の出来事で時間の流れが大幅にズレている。
地球の天命組織からやってきたコラリーとヘリアは、地球とは全く異なる環境に戸惑いを見せている。
地球で起こったことを知る二人の観点からすれば、崩壊エネルギーとの付き合い方の違い、別の形の災害となってることから、洛星独自の律者が誕生するのではないのかと危惧している。
地球とは公転周期の違いから、洛星における1年は668日あるいは669日の18ヶ月となっている。
歴史
旧暦2185年:大崩壊発生。翌年、遷移紀元へ移行。洛星の外側にとっては5億年前。
遷移紀元112年:地球側の西暦2024年1月31日。火星探索にやってきたコラリーとへリアがデータの海へと落下。洛星人の夢追い人、セナディアと出会い、第二部の物語が始まる。
地名
甌夏
主人公の夢追い人が暮らしてた街。
文明的には平成・令和を超える機械技術など、発達している方に入る。
琅丘
七術の一人、松雀が拠点としていた街。
罹患の十相を全て集めて隔離する隔離地帯というもう一つの顔も有する。
関連用語
影災
洛星にて起きている災害あるいは呪い。後述の御影七術によって曖昧となっていた定義を10種類の災害である罹患の十相へと分類した。
影にも一長一短があり、恐怖の感情を元に物質に変換することができるという功利性も有する。
地球から来たコラリーとヘリアは、洛星に起きた100年前の大崩壊という地球の崩壊現象との酷似性を見出し、これが洛星における崩壊現象なのではないのかと見ている。
七術の一人のアジタはこれと同規模の異常現象、権能が起きている他の世界の泡を観測しており、これも崩壊現象の一つと示された。
罹患の十相
御影七術のリーダーが分類した10のタイプの影の呪い。あるいは十刹影とも呼ばれる。
現時点で判明してるのは頭の中に意味不明のマークがちらつきやがて全ての事象へと恐怖が拡大する「六塵の恐怖」、何もないところに怪物が現れる「荒涼の夢」、不治の疾病をもたらす「五光失色」など。
御影七術
100年前に洛星で起きた影の大崩壊から民達を守るために大きな役割を果たし、そして罪人となった七人達の総称。
個人主義者達の集まりのため集団とは言い難い。単に「術」とも呼ばれる。
終末のアンカー
各世界の泡の中心に位置する文字通りの巨大なアンカー。これに対して一定条件を揃えたら、洛星に点在する各世界の泡へと移動することが可能。
関連タグ
Ver.7.6解放最新ストーリーネタバレ注意!
洛星の正体、それは惑星サイズの超大型量子コンピューターであった。
そして、火星探索小隊が発見したある端末は夢追い人が宿るものであり、洛星へとアクセスする唯一の経路を持っていた。
概念上の最下層に位置するものがデータの海と言われるのは当然であった。