概要
ワンと共に旅をするエルフの青年。
エルフという種族上赤目の病にかからない。弓の名手であり、魔法も使える。
旅に同行している理由は、正義のためではなく殺戮がやりたい放題できるからである。倫理観に欠けており、女性へ凌辱行為も平気で行う。
魔法に反応して体の紋様が刃と化して体を傷つけるという特異な現象が発生するが詳細は不明。
(エルフの血は竜種にとって猛毒であるためワンのウタに呼び寄せられたブラックドラゴンを追い出す際に利用している。)
ワンとは利害が一致した共犯者、という歪な関係だが深く信頼し合っている。
ネロとワンがどこで出会っていたのかは作中では明らかになっていない。
最後(ネタバレ注意)
ワンがネロを傍に置いていた理由は「いつか自分を殺してくれる相手」であったから。
終盤間近にて赤目の病の発症原因を知り絶望したワンに首をはねて欲しいと懇願される。
しかし、破壊と殺戮という混沌の世界を愛するネロはワンという存在にも執着し、「ワンと共に殺し続ける事」を望んでいた…。
ワンの信用に応えたネロは首を刎ねたが…長く共に過ごした戦友に安寧の死を与えなかった。
数年後、ネロはワンの腐敗した生首と共に混沌の世界を見下ろしていた。
世界が赤目の病にかかった者とそうでない者による戦いに巻き込まれていく様を見て、豪傑な笑い声を発しながら東方へ向かった。
ワンの死に喪失感はなく、傍に置くならば生死は関係なかった模様。
余談
また、ニーアシリーズの登場人物・カイネに取り憑いているマモノ・テュランまたは由良正義は彼の遠い子孫であるとコミック3巻でヨコオタロウ氏が語っている。