概要
小学6年生1984年1月号に掲載。コミックス第32巻に収録。
あらすじ
ホビーのロボットで自作のジオラマを作り撮影したのび太。だがそのジオラマはあまりにもちゃちで、ジャイアンとスネ夫に笑われてしまい、スネ夫からハイレベルなクオリティのジオラマの写真を見せられてショックを受ける。 ひみつ道具でスネ夫達の様子を盗撮するとスネ吉から「質感・距離感・量感」がなっていないと説教されているスネ夫が映し出された。スネ吉によるマニアックなジオラマ制作の講座が始まった。
あまりの難しさにのび太は混乱し、ドラえもんもあくびをしてしまい、あんな面倒なことしなくてもと言って実物大ロボットを買いに未来デパートへ出かけた。だがあまりにも高額なため買えず、のび太はスネ夫とどちちの写真がすごいかと約束してしまったため、「ちょっと用事が…」と言って逃げてしまった。だがはずみでドラえもんから四次元ポケットが取れ、のび太の手元にあったため、やれるだけやってみることに。
まずは質感。スネ夫が撮影したロボットはスネ吉曰く「ペンキ塗りたてのおもちゃ」だったため、とりあえず汚してみると、少なくともペンキ塗りたてのおもちゃには見えなくなった。
次に距離感と量感。インスタントミニチュアカメラでビルなどのミニチュアをたくさん作り、セットを組んで壊してロボットを置き、スモールライトで自らを小さくして撮影した。
のび太が撮影したそのロボットとジオラマにしずかは「どう見ても本物よこれは」、ジャイアンも「スネ夫の写真なんか問題じゃねぇや」と驚き、スネ夫は泣きながら悔しがった。
その後帰宅すると、家の中には巨大な何かが置かれていた。その時ママが「置き場に困るわ！！捨ててらっしゃい！！」と怒鳴っていたので、見てみるとママとドラえもんが喧嘩していた。そう、家の中に置かれていたのはドラえもんが未来デパートから買ってきた実物大ロボットであり、ドラえもんは「捨てるなんてとんでもない！！のび太のために無理して買ってきたんだよ！！」と言い返していた。
備考
藤子・F・不二雄の模型に対する考えが反映された回という見方もある。
