人物(ネタバレ注意)
綾小路家の伯爵夫人。
斎園寺しのぶと綾小路真澄の祖母であり、社交界に大きな影響力を持っている。
白蓮寺家の血を引きながらも慈悲深い人柄をしている。(だが、孫のしのぶからは厳しいと評されて苦手意識を持たれているのと同時に伯爵夫人の地位であることから格下として見下されている。)
道端で転倒した際に白蓮寺菜々緒に介抱されて屋敷まで送り届けられたことがきっかけで彼女を気に入って親しくなる。
菜々緒を「傷モノ」として差別せず、孫の真澄とともに彼女の人柄の良さに感銘を受けている。
しのぶが夜行を手に入れるために彼との関係を書いた新聞を広めたという愚かな行為を「痛々しい」と非難し、夜行を諦めるように促した。
しかし、しのぶが開き直って菜々緒のことを愚弄した際には怒りを見せ、しのぶに対して「紅椿家に相応しくない」と断言した上で彼女の自己中心的な人間性を人々の前で糾弾した。
(この際に菜々緒が夜行の正妻であるのと同時に「傷モノ」であることも公然となってしまうが上記してある通り社交界で影響力が強い彼女の鶴の一声によって社交界からは認められたと言っても過言ではない。)