ガンちゃん
がんちゃん
『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』の「名前だけの主役」、平成リメイク版『ヤッターマン』の「名実共の主役」。
高田玩具店の一人息子で、フルネームは高田ガン。そうは見えないが、13歳で中学生。ツナギを裏返すことでヤッターマン1号に変身する。武器はケンダマジック。手先が相当に器用で、ヤッターメカは基本的に彼が造り出している(ヤッターワンは父親・徳兵衛の作りかけで、平成版だとヤッターペリカンは未来の彼の作品)。
昭和版のヤッターマン基地は巨大メカ、ヤッターキングやヤッターゾウが収納でき、平成版だとヤッタージンベエが出撃する度に近所の信号が赤になり、派手なカタパルトが飛び出す。
どんだけ儲かってんだ、高田玩具店。
昭和版ではアイちゃんと常にラブラブで、公然と人前でイチャイチャする。また、ドロンジョ様も急に恋に落ちてしまうほどイケメンぶりを発揮し、ゲストキャラが彼に惚れる話も多かった。その反面、ドロンボーらに対してはとにかく口が悪い。それだけでなく、仲間であるオモッチャマやヤッターワンに対しても高圧的に接し、挙句の果てに「足手まとい」「ロボットなんだから感情があるわけないだろ」だの、ドクロベエがドロンボーに接するよりある意味ひどい扱いをしている。
昭和版の登場人物でもっとも腹黒いと言っても過言ではない。
平成版では設定が一変し、基本的に面倒臭がりで、アイちゃんのラブコールにもなかなか気づかず、美人を見るたびに惚れ、さらに様々な流行りモノに手を出すミーハーであったり、テレビを観てゴロゴロすることが好きだったりなど、およそヒーローらしくない面が強調されている。
その反面、オモッチャマやヤッターメカのことを本当に仲間として思いやっていたり(最終話近くでは自分の命を賭して助けようとし、映画ではヤッターワンのメモリーが初期化されたことに本気で悲しんでいた)、ドクロリングよりもアイちゃんのことを心配したりなど、大切なところでは熱さを発揮する、非常に人間味溢れる描写がされていた。
そのためか、イラストも2人のカップル絵(ガンアイ)が多い。結局、平成でも2人の仲はうまくいったようである(未来での描写)。
実写映画版では、演じたのが嵐の人だったため、当然ながらイケメンヒーローだった。