マンドレイクの悲鳴を聞いたマルシル
まんどれいくのひめいをきいたまるしる
概要
『ダンジョン飯』に登場するエルフの魔法使いマルシル・ドナトーが、マンドレイクの悲鳴を図らずも聞いてしまった為に精神的におかしくなった際に披露した、目の焦点が定まらない虚ろな表情。メイン画像で左上の表情である。
インドア派で研究者肌のマルシルは本でマンドレイクの収穫方法を学んでおり、それによるとまずよく躾けられた犬を用意し、その犬とマンドレイクとをロープで繋ぎ、マンドレイクの悲鳴が聞こえない程度に十分距離を取った場所から犬を呼び寄せてマンドレイクを引っこ抜く、というものだった。しかしそんな犬などダンジョン内に連れてきているはずもなく、仮に連れていたとしても命を落とすことになる犬が可哀想なのでそんなことはできない。
すると同行しているセンシがマンドレイクの首元をナイフで切り放ち、悲鳴を上げられない状態になったマンドレイクをいともたやすく引っこ抜いてみせた。この際にもマンドレイクの悲鳴に怯えるマルシルは、大きな悲鳴を上げながら恐怖に顔面蒼白となった表情を披露している。メイン画像で右の表情である。
しかし本にはそのような収穫方法は紹介されておらず、わざわざ犬を用いた方法を紹介していることには理由があるはずだと考えたマルシルは、近くに居た大蝙蝠を犬の代わりに利用してマンドレイクを収穫することに成功する。しかし悲鳴を聞き悶えた大蝙蝠が、マルシルが避難していた場所に偶然突っ込んできてしまった為に、マルシルも悲鳴を聞いてしまったのである。
異変を察知したライオスとチルチャックが駆けつけ、大事ないか尋ねたところ、上述の表情のまま「はい わたくしは大変健康です」と受け答えした。チルチャック曰く「いやだめだろ」。
本来ならばマンドレイクの悲鳴をまともに聞いてしまった者は精神異常を来すか最悪死に至るのだが、聞いたのが僅かだったお蔭で少々おかしくなる程度で済んでいる。