島田荘司が創造した人物。昭和末期~平成の和製名探偵の代表格。代表作に『占星術殺人事件』『斜め屋敷の犯罪』『暗闇坂の人食いの木』『アトポス』などがある。
一言で言えば、和製シャーロック・ホームズ。最初は占星術を生業としていたが、石岡和巳(彼も日本を代表する「ワトソン役」である)と出会い、同居する。そして石岡君が『占星術殺人事件』を書いたことで、世間的にも名が知られるようになった。
非常に癖の強い人物で、彼と初めて会った人間は「変人」「気違い」と看做す。最初は本人も世間から認められる気は到底なかったようで、そのポジションを楽しんでいたようである。実際に鬱病持ちで、相当気分のムラがある。
しかし、付き合ってみると意外といい奴なのだ。石岡君をはじめ、彼の知り合いはみんな彼の優しさをはじめとした人間的魅力に惹かれている。
また、相当な天才でもある。数カ国語を使いこなし、化学、薬学、社会問題などに深い知識を持っている。またギターをはじめ、楽器の腕はプロ並み。また、護身術や拳銃も一応使いこなす。機嫌さえよければ。
このへんは、ホームズ、また戦後の明智小五郎や早川健(快傑ズバット)あたりの探偵と共通する。
また、かなりルックスもよい。そのため御手洗ものは女性人気が相当に高い。
というか、ほとんどのイラストは石岡君との腐向けである。