概要
元々は漫画「蒼き鋼のアルペジオ」において次々と現れては主人公たちに撃破された敵役が、再登場した際にいままでなかったギャグシーンなどで活躍され、敗北前の強者感やカリスマ性を失っている姿を揶揄したもの。
そこから、他作品においても主人公などと対戦する前はカリスマ性などを発揮していた敵が、敗北後に人間味あふれる(?)姿を晒している場面に使われている。
実際は
多くの場合は、その敵キャラのクローズアップによってその隠されていた人間味が露呈し、それがギャグパートの形で現れたもの。基本的にライバルキャラや主人公の仲間入したキャラに適用される。ラスボスや雑魚などは負ければそのまま退場なので、あまり適用されない。(復活やメインキャラ昇格を除く)
また敗北によって人格・価値観が大幅に変化が生じる場合もある。
作者的にはカリスマ性などを発揮して、近寄りがたかったキャラクターの人間味を表して、読者に対して親近感を抱かせる狙いもある(……より、カリスマ性などを維持するエネルギーが無い)。
創作において
あんまりやり過ぎると、そのキャラクターの悪のカリスマ性に惹かれていたファンにキレられるのでほどほどにしておこう。
余談
敗北前からそんな感じになってる亜種として「負ける前からギャグ要員」なるフレーズもちらほら見受けられる。
関連タグ
氷室幻徳、ファラオ(魁!!男塾):体現者そのもの。
ガイゼンボーガ:仲間になった後、イベントシナリオにおいてギャグ要員となった。近似値と言うべきか。
この素晴らしい世界に祝福を!:魔王軍幹部は死んだら次回予告要員。死んでもネタ扱い。
カードファイト!!ヴァンガードDivinez:こちらはギャグではなく、負けたら日常要員。むしろ勝ち続ける方が危うい。
マッシュル-MASHLE-:登場当初は強キャラ感満載の敵キャラが、強過ぎる主人公に完膚無きまでにやられる度にギャグキャラ化する。