概要
本稿ではTVアニメ『グランダー武蔵RV』の登場人物、特にレギュラー・準レギュラーキャラクターを記載する。
メインキャラクター
風間武蔵
CV:高乃麗
ルアーフィッシングが大好きな男の子。
前作に比べると多少の精神的成長こそあるものの、焦るあまり「釣りを楽しむ心」を忘れてしまいがち。
しかし「釣りを楽しむ心」を思い出した時は誰よりも優れたアングラーに立ち返る。
最終的には"レジェンダーホーク"と"ゴッドレジェンダー"の所有者に選ばれた。
大森卓
CV:水原リン
武蔵の同級生で、年齢のわりに縦横に大きい体型をした男の子。
ルアーフィッシングの腕は武蔵に及ばないものの、小学生ながらルアービルダーとして稀有な才能を持っている。
前作でB・Bと恋仲になったものの、相変わらず女の子に対してデレデレしがちなのが玉に瑕。
それでも彼女が傍にいる時やその身を案じる際は何を置いてでも優先したり、最終回では彼女からプロポーズとも取れる言葉を掛けられたりするなど、良好な関係を築いている。
星山澪
CV:山野さと子
武蔵の同級生の女の子。
本作ではエンディングのMV中を除き、常に髪を高い位置で一つにまとめている。
転地療養で山村留学していたとは思えないほどにたくましくなり、武蔵が湖に落として失くしたタックルボックスを回収するために湖へ飛び込んだり、そのタックルボックスを届けるために一人で険しい岩肌の山登りや崖降りに挑もうとしたりしたことも。
ルアーフィッシングの腕前もさらに上達し、武蔵よりも先にグレイリングを釣り上げたこともある。
武蔵には慕情とも、母性とも言い切れない感情を抱いていたが、最終回ではユンからささやかなアプローチを受けていた。
ライバルたち
B・B
CV:田野恵
中国人の女の子(メイン画像上段、一番右)。
武蔵にも劣らぬ正確無比なキャスティングの腕前と、相棒の"ドラゴンワーム"を龍が本当に生きているかの如く操るロッドワークが持ち味。
中国語で「魚神礼賛、釣魚探索、法力遠来、釣気享受」と唱え、魚が潜むおおよそのスポットを見破ることもできる、ある種の超能力をもつ。
かつては”鬼道グループ四天王”の一人だったが、現在は組織を抜けている。
男勝りで不正や手加減を嫌う気高い性格。
中国での大会中は一族の悲願を達成すべく、気を張り詰めていた。
それでも卓が作ってくれた"ドラゴトップ"が壊れてしまった時やドラゴンワームが酷く傷ついてしまった時には思わず涙したり、ドラゴンワームが甦った際には涙ながらに舞い踊ったりと、年相応の一面もある。
レジェンダーを集める目的は「悪用されることのないよう、全てを再封印すること」。
卓からはアニメ『スーパーフィッシング』のころから変わらず好意を寄せられているが、その気持ちに気づいているかは不明。
ただ、彼からプレゼントされたルアーが壊れた際には酷く悲しんだり、最終回ではプロポーズともとれる発言をしたりといった場面もあるなど、良好な関係を築いている。
漫画原作と同じく"レジェンダードラゴン"(スピナーベイト)の所有者に選ばれる。
キャスティング時は「飛龍!自在!昇天!飛翔!」の掛け声を発し、飛び上がって行うことが多い。
得意技はしてルアーに再加速を与えつつ水流波(クジラ類が発するとされる超音波攻撃に似たもの)を起こす「飛龍波(ひりゅうは)」。
フッキング時の掛け声は「征魚(せいぎょ)!!」。
主な使用ルアーはドラゴンワーム、ドラゴトップなど。
ドラゴンワームはもともとレジェンダードラゴンのトレーラーで、強すぎる力を悪用されないために分かたれもの。
しかし数百年もの間離れ離れになっていた影響で力が弱まっており、死期が迫っているという設定になった。
レジェンダードラゴンは自然界のあらゆる水の力を召喚して操る能力を持ち、雲一つない青空を瞬く間に黒雲で覆って大雨にしてしまうほどの力を持つ(自身が生み出した雨雲なら瞬時に散らすこともできる)。
かつて悪しき心の持ち主に使われて大雨洪水による大災害や疫病を引き起こしてしまい、およそ200年ほど前にドラゴンワームと分離されて中国は釣神山(ちょうしんざん)に封印されていた。
上述のように、レジェンダーの中では明確に悪用された過去を持つ。
服部正次
CV:石塚堅
左頬に傷のある男の子で、伊賀忍者の末裔(メイン画像上段、右から2番目)。
ライバルの中では一番の長身であり、精神的にも落ち着いていて武蔵たちを諭したりリーダーシップを発揮したりする場面も。
当然ながら手裏剣投げや本格的な野営も得意で、忍法や搦め手といった様々な策を釣りにも駆使している。
口では厳しいことを言う場面が多いが、性格は情に篤く正々堂々を尊び、結構な几帳面。
実はあみだくじが大好きで、求められたわけでもないのに率先して作成を申し出たことがあり、実際に大はしゃぎで作成して興じる場面もある。
レジェンダーを集める理由は「伊賀の再興」「人間の文明発展によって破壊された自然の回復」。
ロッドは背中へ忍者刀のように背負っている。
フッキング時の掛け声は「もらったー!!」。
主なルアーは"忍人"(読みは「シノビート」。バイブレーション)、"Gコブラ"(ワーム)。
他にも手裏剣状のブレードをしたスピナー、忍人と似たデザインのロングビルのクランクベイトを使用。
漫画原作と同じく"レジェンダースパイダー"(クランクベイト)の所有者に選ばれる。
レジェンダースパイダーは大地の力を召喚して操る能力を持ち、大地の隆起を起こして地形を変化させることができる。
インド洋に浮かぶ無人島の湖に封印されていた。
ユン
CV:亀井芳子
ベトナム出身の男の子(メイン画像下段、一番左)。
正次なみの速さで木々を飛んで渡ったり、長時間の潜水どころか魚なみの泳ぎができたりするほどの自然児で、サバイバル術にも長けている。
微波動を駆使した釣りやリアリティ溢れるナチュラル系のアクションが得意。
ペットで友達のチュエットという小さな猿を連れている。
幼い頃から両親がおらず周囲からは馬鹿にされてきたが、釣りの腕では誰にも負けないことでコンプレックスを跳ね除けてきた。
そのため、レジェンダーを集める理由は「自分をバカにしてきた奴らを見返させる」というもの。
当初は武蔵を罠に嵌めたりライバルへ面と向かって悪口を言い放ったり、持ち物を盗んだりと卑怯な手を使うことも厭わなかった。
しかし"レジェンダーシザー"(シャロークランクベイト)を手に入れる過程や、レジェンダーを実力で手に入れたことで抱え込んでいた劣等感から解放されて改心。
相変わらず斜に構えた物言いをする時もあるが、武蔵たちとの仲も改善された。
"水の勇者"の罠から救って以降は澪のことを気に掛けるようになり、その後も周りから卑怯者や泥棒呼ばわりされても歩み寄ってくれた彼女へ次第に想いをよせるようになっていく。
ロッドはリール一体型のインターラインタイプで、竹筒のようなものにしまわれていることもあってパッと見では本当に竹筒。展開するとドリルとライフル銃を組み合わせたような外観になる。
フッキング時の掛け声は「きたかー!!」。
主な使用ルアーは"トップクラーケン"(トップウォーター。ペンシルベイト)、"ノーチライザー"(チューブワーム)、"トップフロッグ"(フロッグ)。
漫画原作と同じくレジェンダーシザーの所有者に選ばれる。
レジェンダーシザーは月の力を召喚して操る能力を持ち、月の引力を操って満ち潮や引き潮を自在に操ることができる。
オーストラリアの巨大な一枚岩の内部を流れる川に封印されていた。
チュエット
ユンの連れている小さな猿。
ネズミキツネザルとショウガラゴを混ぜたような外観をしている。
基本的にはユンの卑怯な作戦にも同調しているが、ユンが切羽詰まって生き餌に手を出そうとした際は「ルアーフィッシングの実力で(武蔵たちに)見返させてやらないのか」と言わんばかりに猛烈に反発したことも。
カール・アマン
CV:結城比呂
国籍も年齢も不詳、顔の上半分の肌の色が他と不自然に異なる特徴的な面立ちの男の子(メイン画像下段、左から2番目)。
基本的にロッドケースを肩へ掛けたまま釣りをしている。
パンチで岩を砕き、崖崩れで岩の下敷きになってもそれを払い除けて脱出する人間離れした怪力や頑丈すぎる身体を持つが、それは彼がサイボーグなため。
目もサーモパイルセンサーのようなレーダーやカメラを内蔵している。
血は不味く、蚊に刺されない(そもそも皮膚が固すぎてさされないのかもしれない)。途中までは涙も流さなかった。
元は普通の少年アングラーだったが、実験の参加中に発生した事故によって瀕死の重体に陥り今に至る。
ワルター・フォン・カネリによって蘇生されたため恩義を感じており、彼の命令を忠実に遂行していた(そのため、当初はレジェンダーを集める理由は「カネリ様の命令だから」でしかなかった)。
基本的に群れることを嫌い、不愛想なことが多い。
また短気ですぐ手が出る(八つ当たりで木や岩を破壊する)、目標達成が困難になるとすぐに暴走しがちと、精神的には未成熟で粗暴だが、実は照れ屋かつ女性には初心で一途な性格をしている。
当初は他人のことをなんとも思っておらず直接妨害行動を平気で行い、目的達成のためなら魚を故意に殺傷したり釣り場を破壊したりすることも厭わなかったが、武蔵たちにことごとく敗北を喫したり九鬼Jrとの競い合いを経験したりしたことで感情の発露が活発になっていく。
そして後述するマーリンとの出会いと離別を経験したことで精神的に大きく成長し、生への執着やカネリの操り人形からの脱却にも成功した(他にも、目的外の魚が釣れても優しくリリースできるようになった)。
以降は武蔵たちとも不器用なりに友情を育み、仲良くなる。
最終回では卓とB・Bやユンと澪がイチャイチャしている姿を見て、羨ましがっていた。
フッキング時の掛け声は「ゲットォ!!」。
主な使用ルアーは"ギガバスバイブ"(バイブレーション)、"ギガバスクランク"(クランクベイト)、"ブレードフィッシュ"(メタルバイブレーション)。
使用ルアーはいずれも刃物なみの鋭い切れ味をもち、ルアー以外にも使用する道具はどれもメカメカしい。
ギガバスバイブのボディは剃刀のように鋭利な切れ味を持っている他、リールのボタンを押すことで中からプロペラを出して水面を泡だらけにしたり魚をイラつかせる音波を発したりするなど、もはやルアーの範疇を超えている。
漫画原作と異なり、"レジェンダーシャーク"の所有者に選ばれる。
レジェンダーシャークは樹木を操る能力を持ち、魚やライバルのルアーを植物で拘束することができる。
スカンジナビア半島にあるアースガルズの森の奥にあった遺跡に封印されていた。
九鬼Jr
CV:岡野浩介
九鬼義隆の息子で、本名は九鬼四郎義隆(メイン画像下段、真ん中)。
武蔵に勝るとも劣らないキャスティングの腕や、30lbの太いラインでもバスに口を使わせるテクニックをもつ。
最も得意とする釣り物はバラマンディとのこと。
上述したアングラーとしての高い技能に反し、魚も他人も顧みない卑劣で傲慢な性格をしている。
フッキングした魚にマイクロウェーブや電撃を浴びせたり、他人の弱みに付け込んで獲物を横取りしたり、殺人未遂レベルの妨害工策をしたりと他人を蹴落とすことも平然と行うため、特に正次からは目の敵にされがち。
ただし、本質的には父を含む周囲から自身の高い技量を認めてもらいたいという「愛に飢えた子ども」であり、ユンに一度それを指摘されたときはそれまでになく激昂してしまったこともある。
武蔵を選んだレジェンダーホークを強奪し、防衛機能に耐えきって強引に自分のものとした(これによりレジェンダーホークはデビルレジェンダーに変化して姿が変わってしまった)が扱いきれず、失うことになった。
レジェンダースパイダーを巡る戦いでライバルたちとは完全な対立関係になってしまい、"レジェンダーエンジェル"争奪戦では父親の命も見捨てる非情さやボートをぶつけて武蔵にピーコックバスのフッキングをミスさせるという卑怯な手段で武蔵に勝利。所有者に選ばれる。
しかし完全に身も心も悪に染まってしまい、レジェンダーエンジェル諸共にデビルレジェンダーへと変身。
意思のほとんどを乗っ取られる。
残り全てのレジェンダーを手に入れるべく全所有者に勝負を挑んでライバルたちとレジェンダーの能力バトルを繰り広げるが、武蔵が"ゴッドレジェンダー"の力で場をおさめたことで勝負が事実上立ち消えになってしまった。
さなか、Jrのなかに「自分の技量でもってライバルを下したい」という意思が残っていることを武蔵に見出され、争うのではなく釣りを楽しもうとキャスティングに興じる彼らに釣られて徐々に良識を取り戻していく。
最後は武蔵を亡き者にしようとするデビルレジェンダーの意思へ抗い、今までの行いを謝罪するなど憑き物が落ちたかのように穏やかな性格へと生まれ変わった。
ロッド(正確にはリールのハンドル横)には"スケルトンミノー"や"スケルトンJr"のギミックを作動させるスイッチがある。
フッキング時の掛け声は「ゲェェットォォ!!」
主な使用ルアーはスケルトンミノー(ディープミノー)、"スケルトンキング"(ディープダイバー。シャッド)、"ナイトポッパー"(ポッパー)、スケルトンJr(クランクベイト)。
闇のトレーニングジム出身なためか使用ルアーはスケルトンシリーズが殆どで、どれもがルアーの範疇を超えた特殊能力を持つ。
レジェンダーエンジェル(バイブレーション)は卑怯な手段で入手してしまったため、デビルレジェンダーへと変化。
自意識を持ち、Jrの悪心を増長させるかのように話しかけたり、Jrの意思を無視して自分から自然破壊や傷害行為を積極的に行ったりするなど、極めて危険なものになってしまった。
最終的にはJrの抵抗により本来の姿へ戻ったが、どんな能力を持っていたのかは不明。
最後の描写からして「魂の浄化」がそうなのかもしれない。
アマゾン川に封印されていた。
その他の登場人物
ミラクル・ジム
CV:辻谷耕史
「釣りの王様」と称されるアングラー。モデルは村田基。
武蔵たちにレジェンダーの伝説を教え、大人として武蔵たちの国外遠征に帯同するが、事あるごとに彼らと逸れてしまうため出番は少ない。
口がかなり達者で、劇中後半からは幽閉されたり拘束されたりと碌な目にあわないこともあったが、黙るよう命令していたスタッフが最終的には思わず聞き入ってしまうようになる場面がある。
九鬼義隆
CV:中田和宏
かつて"鬼道グループ四天王"の座についていた成人男性。眼鏡をかけている。
『RV』では行方不明となっているらしい。
物語終盤に意外な形で登場。
息子に釣りの楽しさを知ってほしかったがため、ワザと怪我をして息子を闇のトレーニングセンターから抜けさせた後、身を隠していた。
アマゾン川で正体を暴かれるが、必死の訴えも響かず改心が見られない息子に親としての責任を感じ、ピラニアひしめくアマゾン川に身を投げる。
最終的には穏やかになったJrとの仲も修復され、ともに釣りに興じた。
ユンは彼に見初められて鬼道グループへ連れられてきた縁もあり、実の父同然に慕われている。
怪我の影響で下半身が不自由ではあるもののキャスティングの腕は衰えておらず、純粋なキャスティングの腕だけならJrに引けを取らない。
使用ルアーは"スケルトンナイン"(クランクベイト)。
チャン・メイメイ
CV:村井かずさ
武蔵たちが中国の釣技選手権へ向かう途中で出会った少女(メイン画像下段、右から2番目)。
卓と武蔵へ「5mほど離れた所へ縦列に5個並べて置いたコップのうち、他のコップを倒さずに3番目のコップだけ倒せたら、勝った方が相手からなんでも貰える」という賭けを挑んでくる。
賭けそのものは卓には勝ったものの武蔵には負けてしまったため、「ちょっとでいいから触らせてほしい」とおねだりしてギガブレードを奪って逃走。
後を追いかけてきた卓とギガブレードを掛けて勝負するも、彼を底なし沼にハマらせてしまう。
そこへ追いついた武蔵が卓を助けるために竿先が折れる可能性を顧みずにギガブレードへ掴まらせる姿を見たことで本当に武蔵に惚れ込むと、旅への同行を申し出て自身も大会へも参加した。
大会初日から2日目途中までは武蔵の気を引こうとして彼の釣りのリズムを乱してばかりいたほか、一緒にいたい気持ちが行き過ぎて起こした行為が原因で叱られてしまう。
さすがに良心の呵責に耐えかねて姿を消そうとしたが、武蔵に(内容こそ彼が勝手に勘違いしたとはいえ)謝罪されたことで再び同行するようになった。
その後もずっと武蔵にアプローチをし続け、別れ際には定番のアレもしている。
キャストコントロールは武蔵に負けず劣らずで、コントロールの難しいバックハンドキャストでキャスティングして上述の賭けで卓に勝ってしまうほど。
他にも武蔵のフォームはもちろんテクニックすら完璧にコピーしてしまう能力にくわえ、どういうわけかサイズの良い魚が居着いているピンスポットを見抜ける不思議な能力も持つ。
主な使用ルアーは"きんぎょっち"。のち、武蔵に記念として譲渡される。
マーリン
CV:荘真由美
北欧はスカンジナビア半島にあるアースガルズの森で出会った「預言者」を名乗る美少女(メイン画像下段、一番右)。
「ウルザンブルム湖に棲む伝説の魚を釣り上げ、ユグドラシル河水系を天変地異から救ってほしい」と武蔵たちに協力を依頼し、聖母のような佇まいで武蔵たちを導いていく。
しかし途中でカールに「自身がカネリのメッセンジャーである」ことを伝え、新兵器としてギガバスクランクを渡してカールを指揮下に加えた。
道中でカールに人質として攫われるという演技で一同から離れて2人行動をしていたが、2個目の鍵を手中に収めたとたんに態度を豹変させてカールを裏切る。
実はカールと同じくサイボーグの身体。石を握っただけで粉々にできたり、サーモパイルセンサー搭載の目で密度の濃いポイントを見抜いたりできる。
ただしカールとは違ってサイボーグ化されたことを恨んでおり、カネリたちの支配から脱して自由を得ることを目的としてレジェンダーを求めていた。
コロッセオでの戦いでは幾度も裏切ったカールのフォローに回り、封印の魚を見事釣り上げさせてレジェンダーシャークの所有者にならせることに成功する。
しかし周囲の忠告を無視してレジェンダーシャークの力をコントロールしようと手を出しために「樹木を操る能力」を暴走させてしまい、それに起因する遺跡の崩壊に巻き込まれて石柱の下敷きになってしまう。
最後はカールが「自由に生きる」ことを願い、遺跡とともに水底へ沈んでいった。
使用ルアーは"ギガバスクランク"(カールに渡したものの色違い)。
シャハラニ
CV:中田和宏
トーブ(湾岸アラブ諸国の民族衣装)を纏った髭面にサングラスをした謎の実業家。
レジェンダーの研究をしており、「すべてのレジェンダーが揃ったところをこの目で見たい」一心で広大な土地を買い上げフィッシングパークを造り上げたりクルーザーを大枚叩いてチャーターしたりといった、スケールの大きい買い物をする富豪でもある。
歩行はおろか短時間立ち上がっていることすらできないほどの不自由を足に抱えており、常に車椅子に乗っているが、左手にはパーミング胼胝がある。
アメリカでレジェンダー争奪戦を主催し、武蔵たちを招待した。
ミラクル・ジムを強制送還したり拉致しようとしたりと、荒っぽい対応をすることも多いが武蔵たち子供の身の安全は常に考えているなど謎の多い人物でもある。
また、九鬼Jrにだけはことあるごとに厳しい言葉を掛ける場面が多い。
物語終盤、意外な正体を現す。