ヴィアチェスラフ・ダ・モンテウェルズ

ゔぃあちぇすらふだもんてうぇるず

ヴィアチェスラフ・ダ・モンテウェルズとは、装甲騎兵ボトムズの外伝「赫奕たる異端」及び「幻影編」にて登場するキャラクター。

装甲騎兵ボトムズ公式サイトにおいてはヴィアチェスラフ・ダ・モンテ＝ウェルズとも表記される。

概要

赫奕たる異端および幻影編に登場するキャラ。

アストラウス銀河における汎銀河的な宗教団体マーティアル教団の高位聖職者で、枢機卿から教団最高位の法皇にまでなった。

しかし、法皇になる為にキリコとフィアナに余計な手出しをしたことから、人生の歯車を狂わせた。

赫奕たる異端の時点ではギルガメス陣営に属する惑星マナウラに本部を持つ第9セクターの指導者で枢機卿。元・マナウラ軍の中将でもある。

また、テイタニアの父親であり、娘が交通事故により瀕死の重傷を負った際には、娘を轢いたトラック運転手たちを激情のままに射殺したり、娘をネクスタントとすることで生き永らえさせるなど、家族への情が深い人物でもある。

と見せかけて実は、権力を握るためならどんな卑劣なことも平気で行い、娘を道具とすることすら辞さない冷酷な人間である。

上述の事故にしても、実際には部下に命令させて娘を轢かせた後で「口封じ」のために射殺したことが、テイタニアの回想で描かれている。

またマーティアルの法皇となる際にも、フィアナをアレギウムまで運ばせておきながら、法皇選出におけるライバルであるグノー枢機卿（CV：辻親八）にその罪を擦り付け、挙句の果てには運んできた業者諸共口封じを兼ねて射殺している。

テイタニアをネクスタントにしたのも、テイタニアを使って「触れ得ざる者」キリコを抹殺することで、己の権威と権力を強化しようとしただけに過ぎない。

しかしテイタニアがキリコに敗れた後は、テイタニア自身に決別されたこともあって、すっかり惚けたような表情をしていた。

アレギュウムの赫い霍乱と呼ばれる、赫奕たる異端での騒動により、自身の野心が霧散したことと教団の権威にも陰りが見えてきたことから、「神の子」の後見人となるために惑星ヌルゲラントに赴く。

しかし、既にキリコを後見人に決めたワイズマンに拒絶されてしまったことから、神の子に向けて銃を乱射するも、全てが跳弾となって自らに命中。

教団の権力を欲するも、自らの権力への妄執からかえって教団の権力基盤を傾けた挙句に自滅するという、本末転倒な最期を迎えた。