概要
非対称オンライン対戦ホラーゲーム『Dead by Daylight』で登場しているキラー(殺人鬼)の一人。
2022年11月23日にリリースされたDLC『Forged in Fog(霧中の回生)』にてサバイバー(生存者)である「ビットリオ・トスカーノ」共に実装された。
呼称の意味は「騎士」。
忠誠ヨーロッパの騎士モチーフとしたキラーで、剣や3人の衛兵達を使い生存者を追い詰める。
人物
プロフィール
本名 | タルホーシュ・コバッチ |
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性別 | 男 |
出身地 | ハンガリー |
鎧を装備している騎士の殺人鬼。
3人の衛兵を1人ずつ呼び出し、彼らと共に生存者を狩る。
衛兵に指示を出し板や発電機を破壊する事も可能で、いかにこの衛兵達を使いこなせるかが勝利の鍵となる。
背景
14世紀のハンガリーのとある村に生まれた彼は、ある時その住んでいる村を兵士達に襲撃される。
父はその村を守るための戦いで戦死、母は子供たちに毒薬を飲ませ心中をしようとしたものの、彼だけが生き残ってしまった。
その時、彼は悲しみや恐怖などの感情ではなく、何か崇高なものを敬う畏敬の感情を抱き、それ以降この感情に取り憑かれてしまう。
生き残った彼は奴隷として連行され、グラルディア・コンパニーアの一員となる。
武器の扱い方や鎧の鍛造法、騎士道の掟など様々な修行や自分の主人に忠実に仕える術を学んだ彼は、優れた技能と腕力、知恵を持っていた。
友達と呼べる者はいなかったが、彼についていけばいつの日か自由を手に入れられると信じる者が現れ、3人の取り巻きである鎧職人の「アレハンドロ・サンティアゴ」、暗殺を得意とする「デュルコス・マレセク」、そして巨大な戦斧を使用する怪力を持つ男「サンダー・ラウト」達がタルホーシュに永久の忠誠を誓った。
グラルディア・コンパニーアが遥遠の地へ部隊を送るたびに彼らは勝利を重ねたが、どんなに敵を殺しても子供のころ村で経験した興奮や畏敬を感じる事はなく、戦いでの勇気が認められ爵位を授かり自由の身となった彼だったが、心は満たされないままだった。
自分よりも下等な者に従うことに嫌気がさしていた彼はグラルディア・コンパニーアを抜け独立。
しかし軍団のリーダーは彼の3人の取り巻きを解放することに同意しなかったため、彼らの解放に必要な資金を手に入れるため、裕福なイタリアの雇い主で学者の「ビットリオ・トスカーノ」の探検隊に参加する事になる。
古代の学校にあった柱の一部を探していたビットリオは、その石が善悪を超越した完璧な世界を開く鍵だと信じ、その石を「楽園の石」と呼んでいた。
石が存在する地下墓地へとたどり着いた一行だったが、石を手に入れるためには入り口を守る村人たちを殺さなければならなかった。
ビットリオは当然殺すのを嫌がり、別の方法を探すよう指示を出した。
しかし、騎士道の名を借りて人々が殺された惨劇を体験していた彼は、見せかけの名誉だとビットリオの命令に背き、ビットリオが野営地に戻るのを待ってから、人々を殺害。そして謎の石を手に入れた。
彼はビットリオを地下牢に閉じ込め、石に刻まれたシンボルの意味を教えるように要求。ビットリオがその要求を拒んだため、彼の家族や友人を拷問し、その死体を見せしめとして村の通りに並べた。
それでもビットリオは秘密を明かす事はなく、怒り狂った彼はビットリオの金を使い軍隊を編成。
かつて所属していたグラルディア・コンパニーアの元に軍を送り込み、敵を切り倒して彼の取り巻き3人を解放した。
その行動から隣国からは悪の化身だと信じられるようになり、彼に軍隊が差し向けられた。
彼はビットリオに死を与えるべく地下牢に戻るが、ビットリオの姿はそこになかった。
怒りの咆哮をあげた彼は3人の取り巻きと共に倒すべく向かってきた軍隊を切り伏せ、家を破壊し、村を火の海へと変えた。
気づいた時には謎の霧に包まれ、霧が晴れた先にはかつて子供時代に見たのと同じような崩壊した村が姿を現した。
その光景に彼は自分で楽園を見つけたと歓喜したのだった。
性能
※以下は全て2024年10月現在の性能や効果であり、調整やリワークが入っている可能性に注意。
基本情報
移動速度 | 4.6m/s(通常) |
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心音範囲 | 32m |
背の高さ | 平均 |
凶器 | 立派なクレイモア |
腕の立つ戦士が使えば、敵を真っ二つに切り裂ける巨大な武器 | |
能力 | グラルディア・コンパニーア |
根城 | 瓦礫と化した広場-壊滅したボルゴ |
かつて多くの人々が生活し、産業が栄えたダロの村は、突如として壊滅した。村人が発した苦しみの声は、残り火の音となって今でも耳に囁きかけてくる。 |
3人の取り巻きである衛兵達を使い、2人で生存者を追い詰めていく殺人鬼。
呼び出せる衛兵達にも種類があり、太った姿をした「執行人」、ナイフを持った「暗殺者」、焼きごてのような物を持った「看守」の3人を呼び出して戦う。
固有能力
・グラルディア・コンパニーア
能力ボタンで巡回進路を生成し、最後に生成した進路から引き始めの地点との往復を繰り返しながら能力ゲージがなくなるまで範囲内の生存者を探知する。範囲内とはいえ視線に入らなかったり音を立てなければ探知する事はない。
探知された生存者は、フックに吊るされている生存者を救助すると探知がすぐに終了する。
出現した衛兵に攻撃を命中させる事で即座に消す事も可能。衛兵が生存者を追っている時にこの範囲内に入ると衛兵の狩りの時間が早く終わってしまう点には注意。
巡回進路は10m以上生成しなければ衛兵達を呼び出す事ができず(破壊などは可能)、ロッカーに逃げ込んでもロッカーを開けられてしまう。
巡回進路を生成すると光の珠が発生し、長く進路を引く事で子の光が見えなくなる。また進路の長さでナイトに迅速効果が付与される。
衛兵はMAP上に1人までしか存在できず、1人の衛兵を呼び出している間に他の衛兵を選択する事で即座に別の呼び出す事ができる。その場合は消えた衛兵がクールタイムに入る。
一定時間が経過すると衛兵を呼び出した位置に「記章旗」が出現する。旗が現れたタイミングで音が鳴り響き、追いかけられている生存者はその旗を取る事で即座に衛兵の探知を終了させて迅速を得て逃げる事ができる。
さらに衛兵達に命じる事で板や発電機を破壊(5%後退)する事が可能。その場合は修理をしていても割り込んで発電機を破壊する。
ボタンを押す事で衛兵を選ぶ事ができ、衛兵によって得意な事がそれぞれ違っている。
この発電機の破壊は能力による破壊になるので、イタチが飛び出したなどの発電機を破壊した発動するパークが発動しない。
・執行人
大柄な斧を持った太った衛兵。板や破壊可能壁、発電機などを壊すスピードが一番早い衛兵。
・暗殺者
ナイフを持った暗殺者の衛兵。生存者を追いかける際のスピードが速く、攻撃を与えると深手状態にする。探知時間が他の衛兵に比べると短い。
・看守
焼きごてのような物を持った衛兵。巡回する時間が一番長く、狩りの時間も長い。生存者を探知する事に特化している。
状況によって彼らを使い分けながら生存者を追いかけるテクニックが必要。
また衛兵の動きを見ながら生存者を挟み込んで攻撃したり、発電機を監視させて発電を妨害するなどの動きも強い。
固有パーク
・隠れ場なし
発電機を破壊すると、最大5秒間自分から24m以内の生存者のオーラを表示するパーク。
使い勝手が良く、隠れている生存者を見つけやすい便利なパーク。
ナースとは相性が非常に良く、現在の環境でも強力なパークのひとつ。
・呪術:闇との対面
生存者を負傷させる事で、MAPの普通のトーテムが呪いのトーテムへと代わり、自分の心音範囲外にいる生存者が最短25秒ごとに叫び声を上げて位置とオーラと知らせてくれる。
負傷させた生存者が瀕死状態になるか回復するとトーテムが普通のトーテムへと戻り、呪いのトーテムとなっている場合に破壊されると永続的に破壊される。
狩りの興奮などと組み合わせる事でトーテムの破壊などを妨害出来たり、心音を消せるキラーなどで使用すると効果的に使える。
負傷させた生存者がいる場合に発動するので、フックから生存者が救助されても発動はしない。
・ヒュブリス
生存者に怯まされると、その生存者が最大20秒無防備状態、つまりワンパンできる。
20秒のクールタイムがある。
不屈と怨霊の怒りと組み合わせる事で、無傷の生存者を即座にダウンさせる事ができる。
怯むと発動するので、特に意味はないが決死の一撃を受けたり真っ向勝負を受けたりしても発動する。
アドオン
彼らがグラルディア・コンパニーアに所属していた時に使っていた物がアドオンとなっている。
それぞれの衛兵を召喚した時に発動するパークが複数存在する。例えばベリーレアアドオンの「火打ち石と打ち金」は、執行人を召喚すると5秒間の間倒された板の24m以内にいる生存者のオーラが見えたり、同じくベリーレアアドオンの「治癒の湿布薬」は暗殺者を召喚した後、衛兵の最初の位置から8メートル以内の生存者全員のオーラが8秒間視える効果を持っている。
コモンやアンコモンのアドオンにも便利な効果を持つ物が多く、巡回中の探知範囲を2m拡大する「領域の地図」や、それぞれの衛兵のクールダウンを20%減少させるアドオンが存在している。