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ZENKIの編集履歴

2024-10-12 16:38:48 バージョン

ZENKI

ぜんき

ZENKIとは、「鬼神童子ZENKI」のキャラクター。

鬼神童子ZENKIの主人公。役小角によって使役されたとされる鬼神「前鬼」その人。

概要

千数百年前に封印されていた最強の朱き護法の鬼神。

表記は「前鬼」であるが、童子姿との差別化の為かアニメ版でのクレジットでは「ZENKI」と表記されている。


プロフィール

身長210㌢くらい
体重物凄く重い
特技嗅覚が鋭い(人間の数百倍の感度)
好きなもの憑依の実、バナナ
嫌いなもの蛇神(長くてぬるぬるしたヤツ)
CV小杉十郎太

人物

一人称は「オレ様」で「うつけが」という罵倒をよく使う。

この世で最強の鬼神と自称しており

自分より強いヤツは許せない、わがままで自分勝手な性格だが借りは決して作らず、無念や屈辱は必ず晴らし、期待や懇願には必ず答える律義さもある。

行動理念の主軸は「すべての瘴気を食らう最強の鬼神の力を示すこと」に集約されており、そのためなら死ぬことも恐れない。


式神として扱われる事を極度に嫌っており、覚醒当初は己が自由になる為に役小角の末裔である役小明を殺そうしたり、人質に取られた人間ごと敵を倒そうとする場面もあるが、様々な想いを託されていく内に瘴気を払う光の鬼神として覚醒していく。


ZENKI自身は人間の善悪にさほど興味はなく、人間の善性を信じる後鬼丸や邪悪の根源と断じるヴァサラとは違い、好物であり力の源である「憑依の実」の発生源を守ることを理由としている。

自らの意思で「人間のために」戦ったことは一度もなく(強いて言えば憑依獣に小明の親友・南雲さやかが捕食されそうになった際に小明に無理矢理封印を解かせて救助した件ぐらい)、正義のヒーローとは言い難い存在だが、弱い者が理不尽に傷つくような醜悪な悪行を嫌悪する程度の倫理観はそなえており、かつては人間の娘を守るために角を折られた事もあったらしい。


わがままで自分勝手な性格にも拘らず、自分を理想の男性として慕う女性に対しては対応に困って逃げ回ってしまうと言う意外な一面も有る


能力

胸や腹を貫かれても死なず、切り落とされた腕も繋ぎ直したり出来る不死身とも言える体を持つが、首と胴を斬り離すと死亡するといわれる。

鎧のようなものを着ているがこれは身体と同化しており外れない。

また、役小角から諸毒・悪を浄化する孔雀明王の力を与えられている。


チビ前鬼(童子前鬼)

鬼神童子

CV:山口勝平

役小角のかけた封呪が効いているときの姿。

タイトルの「鬼神童子」の由来で、アニメ版ではこの姿を「前鬼」と表記する。

体重が非常に軽いため動きはすばやいが、戦闘力は激減して一般人よりも弱い。

人間離れした生命力は健在で、小さいながらも肘から「金剛角」を出して衣服を切り裂く程度は出来る。

普段はこの姿に変えられていることについては快く思っていないが、鬼神力を治癒に回すため自らこの姿になったこともある。

鬼神前鬼

ZENKIさん

前鬼石から目覚めて「鬼神解縛秘呪」が不完全に開放された戦闘形体。

この状態でも小角から与えられた「金剛角」の力を使って強力な術をいくつも使用できる。

完全鬼神

「鬼神解縛秘呪」が完全に唱えられた前鬼の完全体。見た目はほぼ同じだが、胸の中心にカラータイマーみたいな物が有るのが特徴である、各能力が向上し、生まれ持った「雷の力」や自爆技「ルドラ」を使用出来るようになった。また、闇の中では力が2倍になる。

アニメ版では未登場と言うか未設定であり「ルドラ」も初期状態から使えていた。

この姿になった直後、金剛角が折れて小明に刺さる事故(詳細は後述)が発生。これを境にヴァジュラの力を小明が持つようになり、前鬼と小明が分断されると雷の力以外を使えずほぼ丸腰同然になってしまう、原作全体通してある意味最弱の形態でもある。

超鬼神前鬼

Zenki

極覇光(ルドラ)によって体が砕けた前鬼が、後鬼の”復活の陣”と小明の”生命(ヴァジュラ)の光”によって生まれ変わった姿。

今までの前鬼の体は”闇の体”に”光の生命力”が宿るという言わばカセを掛けられた状態だったが、”光の鬼神”として生まれ変わった為完全鬼神の状態を遥かに凌ぐ強さ(作中の描写から10倍以上)を持つ。

パンチ力は車五台を軽くはじきとばすくらいに強く、キック力はひとけりでビルをこわすくらいに強力で、ジャンプ力は50㍍は軽く、スピードはマッハをこえる。ツメは10㌢のぶあつい鉄もひきさき、牙はどんな鋼鉄でもかみくだく。体はダイヤモンドよりも硬い。

復活の際に小明の”ヴァジュラ”を分けてもらった為、前鬼単独で再び”ヴァジュラ”の力を使用出来るようになったが、小明が護法輪具で覚醒させないと術や武器を使えない。

小明の全呪力と後鬼の鬼神力を合わせ超鬼神力を全解放することによって更に戦闘力が増し、大気圏突破する事さえ可能になる。

後に護法輪具が新生して前以上に力が上がり、雲骸との戦いの最中に怒りの鬼神力を爆発させて超開放し”紅蓮怒”を成すが、これは”ルドラ”を連発しているような状態であり、力を出し続けて戦えば体が砕けてしまう危険を孕んでいる。

アニメ版では小明の呪文と後鬼の鬼神力によって超鬼神となり、武器も金剛雷靭斧ではなく金剛斧を使う。

小角も封印していた秘呪であり、前鬼と小明がお互いに受けたダメージでシンクロしてしまうなど副作用もある他、”光の鬼神”として生まれ変わっていない為超鬼神力を全解放させて放つ術なども前鬼自身にとって諸刃の術となっている。

闘鬼神前鬼

The warrior

”紅蓮怒”の力を抑え込んでそれを体に作り変え真臨した姿。超鬼神や”紅蓮怒”時よりも飛躍的に強さが増し、受けた傷も瞬時に再生する回復力を持つ。


武器

金剛角

魔を焼き払う金剛の光のパワー”ヴァジュラ”の力を宿す前鬼の角。

殆どが串刺しで効果が発揮する力ではあるが”ヴァジュラ”の力をエネルギー状の衝撃波としても放つ事ができ、山をも吹き飛ばす破壊力を持つ。炎を生み出す事も出来る。

だが実は、役小角が呪力を凝縮し前鬼に与えていた力であり、前鬼の本来の角ははるか昔同じ鬼神であるヴァサラに折られてしまった。

火呪羅との戦いで折られ、小明がその力を取り込んで以降は小明から”ヴァジュラ”の力を受け取る事によって「金剛光角」を成し、全ての”ヴァジュラ”の力を受け取る事で金剛光角を6本成す「金剛光角嵐斬」が出来る。また、”ヴァジュラ”と火炎咒を組み合わせた「火炎金剛角」や、金剛光角を刃状に変形させ「ヴァジュラ肱刃斬」にする事も出来る。

アニメ版では前鬼自身の角として設定されており、邪神カルマ魔神獣との戦いで破損してもその後再生しているが、前鬼単独で炎の術を使用する事は出来ない。

金剛雷靭斧

超鬼神となった前鬼が使用する武器で、金剛角でつくられた斧。”ヴァジュラ”の力と「ルドラ」の力を秘めている。

アニメ版では後述の金剛斧の必殺技の名前として同名が設定されている。

金剛斧

アニメ版オリジナルの武器で、役小角が居た時代に存在したといわれる幻の黄金の斧。これを持つ者は時を越え空間を越えて無限の力を得るという。

その正体は時の覇者である金剛龍が変化して使用する武器であり、黄金の龍が宝珠を握るレリーフ状の装飾がなされているのが特徴である。

かつて前鬼が使おうとしたが、役小角が早計であると判断し、”聖なる不老不死の山”即ち富士山に封印した。

事実、金剛斧を手に入れたばかりの時は余りの強大な力に魅せられ、それまで呪力で抑えられていた荒奮る鬼神としての本能の箍が外れかけ、絶え間無く生命が果てるまで破壊を繰り返す羅刹と化したが、小明の必死の呼び掛けと金の陣の釈杖の雷によって金剛龍の神通力を我が物とし、余りある力を制御出来るようになった。

金剛角紅蓮怒

前鬼が”紅蓮怒”の力で成した螺旋状に連なった金剛角。金剛角以上の破壊力を持ち、”ヴァジュラ”の力を複数の光弾にして放つ事が出来る。


紅蓮撃

金剛角から炎の力を放つ術。完全鬼神となる事でより強力な超紅蓮撃を放つ事が出来る他、超鬼神時には拳から放つ事も出来る。

火燄王陣

『紅蓮招来!!』の呪文と共に地面に金剛角を突き刺し、地中の四方八方から炎の攻撃を浴びせる術。

アニメ版では小明の火炎咒の力を前鬼が受け『劫火招来!!』の呪文と共に金剛角に炎の力を宿す事で発動する。小明が呪力を高めて火炎咒の力を放った際は、金剛角を2本地面に突き刺して発動する超火燄王陣を放つ。

裂風竜

完全鬼神となった前鬼が小明の裂風咒ヴァーユを受ける事によって放つ術。竜巻の中は真空となる為、敵の火炎術や呼吸などの身動きが一切出来なくなる。

雷撃破

前鬼が完全鬼神となる事で使用可能となった、生まれ持った雷の力を込めて放つ拳撃。これでトドメを刺したのは2回だけ。

ヴァジュラ雷光牙

前鬼の雷の力と”ヴァジュラ”の力を合体させて放つ術。初使用は前鬼が雷の力を展開した状態で小明のヴァジュラを受け取ってそれを波動として撃った。以降は金剛光角に雷を纏う形で繰り出す。

雷舞陣

電磁界をつくり敵の攻撃を打ち砕く術。

雷撃弾

金剛光角に雷の力を纏いながら突進する術。

真空雷炎撃

アニメ版オリジナルの術で、前鬼の金剛角に雷の力と小明の火炎咒と裂風咒の力を纏って突進する術。

極覇光(ルドラ)

前鬼の生命力と雷を合体させ、体の中から光雷を撃つ術。

その”光の力”をうまく制御しないと、光の力が強すぎて前鬼自身の体までバラバラに吹き飛ばしてしまう諸刃の術である。

原作では完全鬼神となる事で使用可能となったが、アニメ版では前鬼自身の意思で最初から使用可能である。

金剛拳

超鬼神となった前鬼が拳を金剛角と化してうつヴァジュラ力を持つパンチ。拳からエネルギー状にして放つ事も出来る。アニメ版では鬼神の状態でも撃てる。

金剛拳雷撃破

金剛拳に雷の力をプラスする術。ヴァジュラ雷光牙の超鬼神バージョンともいえる。

闘魔鳳吼(とまほうく)

金剛雷靭斧に、雷を源とする全てを焼き尽すパワー”ルドラ”の力を加えて投げる技。

雷光閃

指先にイカヅチをあつめ、ビームにして撃つ術。

金剛斧吼破斬

アニメオリジナルの技で、超鬼神の前鬼が金剛斧を投擲して攻撃する技。

金剛斧烈破斬

金剛斧にエネルギーを集中させ、切り裂く技。

金剛斧烈空吼破斬

金剛斧にエネルギーを混め、放つ技。

金剛斧吼破斬・空波

小明の空咒の力を合わせて放つ金剛斧吼破斬。

金剛輪極覇光(こんごうりんルドラ)

超鬼神となった前鬼が小明・後鬼の全力をもらい、全鬼神力を使った時のみうてる光術。

原作では主に掌からエネルギー状にして放つ術で、使用すると全鬼神力を使い果たしてしまう為童子姿に封印されてしまう。

光の鬼神となった超鬼神の状態で撃つ為前鬼自身にも負担こそ少ないが、”紅蓮怒”の状態で放つ場合は”ルドラ”の力が暴走し自滅してしまう危険性を孕んでいる。

また、アニメ版では鬼神の状態から超鬼神へと強化される為、通常の極覇光(ルドラ)と同様ZENKI自身の体が滅びかねない諸刃の術である。

隕怒羅(インドラ)

闘鬼神となった前鬼が放つ雷の術。ヴァサラの陰弩邏(インドラ)以上の力を持つ。



その他

読みきり版の前鬼

護法輪具および憑依の実とともに土御門高校の裏山に埋められて封印されていた。

欲ボケの千明が輪具の封印を解き放ったことで、最初の封を解かれて現醒するが、この時点では童子姿である。

輪具をはめた腕で宙に五芒星を描いて名を呼べば誰でも召喚可能で、瘴気を特定量以上吸収すると鬼神姿へと”変神”することができる。

ただし瘴気を術に変えて消費して、使い果たしてしまうと再び童子姿へと封印されてしまう。

物語の最後で千明から輪具を取り上げ、自由となるために、いずこかへと去っていった。


憑依の実が人に憑いたらやっかいなことになると焦ったり、本編と違って不味くて力の源にもならないのに封印する手立てがないため我慢して飲み込んだり、本編に比べると「人間のために」行動している側面がある。


関連イラスト

ZENKIさん来迎聖臨


別名・表記ゆれ

前鬼


関連タグ

鬼神童子ZENKI 役小明 後鬼 役小角 ヴァサラ(鬼神童子ZENKI)


外部リンク

鬼神童子ZENKI

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