鬼神童子ZENKIのヒロインであり、もう一人の主人公。小明と書いて「ちあき」と読む。
概要
日本最大の呪術者「役小角」を祖に持ち、女子高生の身でありながら後継者となった少女。
主人公のZENKIが人間の倫理観で動かない暴れん坊であるため、代わりに人間的な価値観を持って積極的に異変に介入し、何度もピンチに陥りながらも最後までストーリーを牽引し続けた。
プロフィール
身長 | 158cm |
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体重 | 46kg |
スリーサイズ | B83 W54 H82(JC4巻より) |
CV | 横山智佐 |
人物
未熟でヘタレることも多いが邪悪に立ち向かう「祓い師」としての使命感は強く、いざとなれば自分の命すら惜しまない正義感の持ち主。
両親がいない一人暮らしであるため良く言えばしっかり者、料理は普通に出来て女子力も充分にある、悪く言えば利己的な側面も強い。
因みに両親は死別したのではなく、メキシコ考古学者として現地に住んでおり、アニメ版最終話ではとんでもない事態を引き起こした。
当初は前鬼のことも「式神という道具」という程度の認識であったが、共に戦っていく内に信頼を深め、いつしか前鬼の持つ「不屈の心」に惹かれていった。
黒髪ロングをツインテールにしたミニスカ着物の美少女だが、作中ではそのジャジャ馬っぷりからブス呼ばわりされて憤慨したことも。
因みに、学校の成績、特に考古学者の娘にも拘らず歴史や地理の成績は悪い様に表現されており、特にアニメ版19話では「(自分達は)西暦800年頃の平安時代にタイムスリップした」と神酒壮真に言われて「水戸黄門や銭形平次は居るか、沖田総司に会えたらいい」とはしゃぎまくり、最終話ではメキシコの両親から送られた荷物を「ナイルの宝石だったりして♪」と言って祖母に「ナイルはエジプトだ」と突っ込まれていた。
読者サービス
パンチラシーンがものすごく多い。原作では主に純白だが、アニメではピンクの時もあった。
その他、激闘の末に衣装がひん剥かれたり、入浴シーンがしょっちゅう描かれたり、精神世界で全裸になったりと過剰なまでのお色気シーンは最早語り草。
読者プレゼント用に描かれたカラーイラストでは上半身はタンクトップのみで下半身は何も身に着けず、両腕を内側に寄せて股間を隠しつつ胡坐をかいているという扇情的にもほどがあるイラストだった。
ちなみに水着に着替えている1コマも存在する。
アニメ版では控えめになったものの、主に1クール目においてはお色気シーンも多く見られた。
衣装
当初は祖母と同型の呪術者の衣装(陰陽師に近い)を着崩したような衣装で、なぜか下の着物をはいておらずミニスカのようになっていた。
何度か服を新調してリデザインされているが、パンツを見られるのが恥ずかしいわりに最後までミニスカ風のままだった。
能力
呪符を用いた符術を得意技として風や炎など様々な現象を起こせるが、未熟で力不足なためサポートに回ることが多い。
金剛角を取り込んで「小角の力」を覚醒させてからは魔を焼き払う金剛の光のパワー「ヴァジュラ」を単独で使用可能となった。
護法輪具
役家に代々伝わるお守りで、小明の呪力を増幅させて前鬼の制御、封印、解放、呼び出しを行う。
自力で封印を破ることもある前鬼を恐れながらも自分の未熟さを憂いて力を高める決意をしたり、輪具が破壊された際には前鬼との別れを惜しんで修理を拒むこともあった。
護法神衣
原作最終回にて披露した輪具の変身形態。
役小角の力が宿り、小明の想いを力に変える衣と化した。
その際、それまで着ていた衣装はパンツ1枚を残して弾け飛んでしまう。
パンツだけ残るのはどこか不可解だが、護法神衣もミニスカ風なので下着がなくなっていたらノーパンで戦うハメになっていただろう。
読み切り版の小明
名前は「安倍野 千明」で安倍晴明の子孫。
私立土御門高校に通う女子高生で先祖代々の陰陽術を操る陰陽師だが、能力的には連載初期の小明同様に未熟そのもの。
先祖伝来の秘伝書を持ち歩き、そこから前鬼に対しての知識を得ている。
異変に立ち向かう勇敢さを備えてはいるが、同級生に有料の占いを押し売り、欲に目が眩んで岩に埋め込まれた宝石(護法輪具)を売却目的で取り出そうとするなど、本編以上に欲ボケで考えなしな側面が目立つ。
余談
- カバーイラストを一新した新装版が出版されているが、本編終了から大分時間が経っていることもあって作画が大きく変わっており、千明の姿も当時とは掛け離れたものになっている。
- 類似した設定を持つキャラとして「役小角奈」というご当地キャラが存在するが、こちらは吉祥草寺公認である。