魔神獣(鬼神童子ZENKI)
ましんじゅう
原作の魔神獣は寿海の話によると、「神話に出てくる八岐大蛇とも言われた暗黒の破壊神で、太陽を喰い尽くし、この世に永劫の闇と冬をもたらし人類は滅亡させられてしまう」とのこと。
更に、犬神四天王の1人である邪青龍のドクロ僧の話では、宿曜道によると、犬神狼が「戌年、戌の日、戌の時」である新月の日に特別な儀式を行う事によって、普通に誕生させるよりも最強の魔神獣なると言う。
終盤では犬神に力を与えている。
魔神獣は「繭の第二形態」にまでなったが身動きが全く取れない状態である為、犬神が居ない状況を狙った役小鬼と神酒壮真と5人の呪術師達によって「封結界陣」が張られ危機感を感じた魔神獣は、力を与えて魔神化させた犬神に直ぐに戻る様に伝えるが戦闘中ZENKI達に尽く阻止され、最後には「超鬼神力全開放」したZENKIと「不動光龍烈覇」を発動させた後鬼による「天地轟雷、鬼神響鳴・金剛輪極覇光(てんちごうらい、きしんきょうめい・こんごうりんルドラ)」によって魔神犬神狼は葬られてしまった。
「い・・・犬神ーーッ!」
「おのれぇーーッ、前鬼ッ後鬼ーーッ!、ぐわあぁぁぁ!」
魔神獣は、敗れ散った犬神の名を声高らかに叫び、そしてZENKIと後鬼の名を恨み高らかに叫びながら爆散していき消滅した。
アニメの魔神獣は、アニメ39話で影虎が語った話によると「嘗て黄泉の国を残滅の危機に追いやった事がある」と言う(その詳細については不明)、そして「誕生させる事を達成させ魔神獣を手中に収めた者が黄泉の国の新たな覇権を手にする事が出来る」とのこと。
原作とは行き先や存在が異なる部分が幾つかあり
原作では登場しなかった最終形態もアニメではラスボスとして49話にて登場した。
その大きさは「繭の第一形態」を遥かに上回る程に巨大で
常に上空を浮遊している
全体から見ても正に邪神と印象付けてしまう位に不気味な姿で
形状はアンモナイトを思わせる様な見た目をしており
背後にはギザギザな尾が四本生えており
巨大な目のある中心部には原作に登場した「繭の第二形態」を思わせる様な上半身があり、その右肩と左肩からは昆虫の様な巨大な羽が生えている
周りには常に夥しい数の悪霊達が丸で光に集まる虫の様な感じに群れていて、大した強さは持ってはいないが数が多いのが厄介で、立ちはだかる人達を見境無く襲いかかる。
そして、誕生した魔神獣はまだ完全体ではないらしく、影高野の大僧正の話によると、影高野に秘宝として代々伝わる曼陀羅が示す意味では「魔神獣は復活の後、天空の暗黒星により無限の力を得る」とあり
魔神獣の本体は、北の宇宙から暗黒星雲を呼び寄せる為の核と言う存在に過ぎず、暗黒星雲と結合する事によって完全なる魔神獣となり、その力は全ての物質もエネルギーも跡形もなく崩壊させてしまい、その規模は地球は愚か宇宙全体を破壊してしまい誕生する前の虚無の宇宙に戻してしまうもので、桑折教授曰く「逆ビックバン現象」とも言える現象を発動させる能力である。
最終話に亡霊となって登場してきた神錻羅の話によると魂さえも残らないとあり、寿海もあの世さえ無くなってしまうと告げてる為、完全なる魔神獣の力は神にも等しき存在で原作以上の脅威と大いに印象付られる。
黒帝が「繭の第一形態」になると宇宙から暗黒星雲を呼ぶ寄せるようでありアニメの43話で速水一恵の親友の明石咲良が天体望遠鏡で観察してる時に遠くの銀河が暗黒星雲に包まれていく様子が映しだされていた。
魔神獣は甦った瞬間に天空が雷雲に包まれ、上空に浮遊しているだけでも
落雷が、山を砕いたり大地を真っ二つに割ったり爆風が広がったり
海上では荒々しい高波による大嵐が起こったり
世界のあっちこっちで天変地異が相次いで起こり災害に見舞われる。
不完全状態とは言え、その強さは凄まじく
主な攻撃手段としては「ギザギザの尾での物理攻撃」と「赤いイナズマを雨の様に降らせる」やり方でZENKI達を圧倒したりもした
防御力だけでも非常に高く、通常ZENKIの金剛角を簡単に砕いたり超鬼神のZENKIの金剛斧による攻撃も簡単に弾いたり、爆風を起こしてしまう規模の大技をぶつけても傷ひとつ付かない程である。
・アニメ49話(鬼神VS犬神、運命のラストバトル)
ZENKIと犬神との死闘の決着後に死んだと思わせて生きていた影虎に奪われた三つの羯磨の実を得て繭から孵化し黄泉の国を崩壊させた後、ZENKIと犬神が死闘を行った雪山の上空を雷雲で覆い尽くし巨大な雷鳴と共に小明達前に出現した。
・アニメ50話(破壊神降臨、戦え!勇気ある者達よ)
出現した魔神獣は周りを破壊し続け、天変地異を起こしながらも小明達一行が居る式神町に向かって進行し続けていた
式神町にやって来た瞬間、地脈を通して式神町の五芒星の道に注がれていた全国各地の寺社や修験者達の咒力と影高野の全総力の咒力を桑折教授が配置した「サイキックパワー放射装置」を使って増幅させて作った五つの光柱の結界によって動きを止められた。
止められてる間にでも天変地異を起こし続け、結界を維持している僧侶達や協力に応じた式神町の住人達を悪霊達を使って襲わせた。
そんな中、チビ前鬼が怒りの力で封呪を解いて鬼神になり後鬼の不動龍棍に乗って悪霊達を薙ぎ払いながら飛び上がって来たZENKIの金剛角による攻撃を弾き、語法輪具無しで超鬼神になり小明の空咒の力で空中移動が出来る様になったZENKIの「金剛斧吼破斬」や「金剛斧烈破斬」さえも弾いてZENKIを圧倒する。
・アニメ51話(朱き鬼神、放て!金剛輪極覇光)
死後の世界から帰ってきた犬神がZENKIと後鬼と小明に協力し、魔神獣は撹乱されながら反撃を受け続け、そしてZENKIの「金剛斧吼破斬・空波」と後鬼の「不動龍棍・天空斬」と犬神の「コロナストライク・パーフェクト」をまともに受け、爆風と爆煙が広がり、魔神獣は撃破された・・・・
・・・・に思われたが
「 無~駄~だ~っ! 」
「 全ては運命、遠き古より定められし必然!! 」
爆煙の中の魔神獣は、全くのノーダメージであった
その後、周りに絶望を煽らせるかの様に喋りだし、赤いイナズマを雨の様に降らして、犬神、後鬼、ZENKI、小明を薙ぎ払い式神町を住人達もろとも半壊させ、地球の各地に赤いイナズマを降らせ破壊活動を行った
その間にも暗黒星雲が地球に近づきつつある様子も出されていた。
「 形有るものは必ず壊れ、命有るものは必ず死に至る、それが運命! 」
「 全ての運命は破壊へ向かうもの、抗う事は不可能、逆らう事は無意味 」
那戯と蛭蟇蟲と神錻羅と影虎の亡霊を使い、圧倒され倒れている小明達や式神町の住人達を言葉で煽らせて絶望させた
たが、絶望せずに立ち上がったZENKIによって希望を取り戻した小明と後鬼が「超鬼神力全解放」を行い、小明と後鬼の2人と一つになったZENKI に反撃をするが悉く躱され、再び立ち上がった犬神の最終形態に一部を砕かれZENKIに体を貫かれてしまった
「 全ての運命は破滅へと向かう、抗う事は不可能 」
体を貫かれても踠き苦しまず、ただひたすらこれから起こるであろう破滅の運命を喋り続けた
そしてZENKIと小明と後鬼の力を最大限に引き出した「金剛輪極覇光(こんごうりんルドラ)」を撃たれ跡形もなく粉砕され、地球に迫ってきてた暗黒星雲も消えていった。
「 全ての運命は破滅へと向かう、抗う事は不可能、逆らう事は無意味 」
消滅寸前になっても魔神獣は踠き苦しむ様は愚か絶叫すらも出さずに破滅の運命を喋り続けていた
消滅後、魔神獣は黒帝に戻り、犬神と一緒に何処かに旅立っていった。
邪神イリス:覚醒し甦ったら、この世が滅びると言い伝えられている邪神繋がり。
邪悪龍:出現する事によって邪悪な力で地球だけでなく宇宙全体を滅ぼしてしまう共通点のあるラスボス繋がり。
破壊神(ドラゴンボール):破壊神繋がり、物質もエネルギーも魂さえも跡形もなく破壊でき、その気になれば宇宙そのものを破壊する事も出来る共通点がある。ただし、破壊神達が行う破壊活動は悪魔でも高貴な神の元で与えられた業務である為、破壊神自身が自分の所属する宇宙を滅ぼす様な事は一切しない。
妖霊蝶:昆虫の様に孵化して上空を浮遊しながら厄災をもたらす巨大なラスボス繋がり、作中で五つの光柱による結界で進行を止められたりした点や敵キャラが利用する為の存在と言う点も共通している
メガロゾーア:宇宙を消滅させる力を持ったラスボスにして邪神繋がり。ただし、こちらの場合はとある力による暴走で起こり得る事態であるため能力によって発動するものではない
マザースフィアザウルス:爆散しても踠き苦しまず言葉を繰り返して喋りながら粉砕されていった共通点のあるラスボス繋がり。