CV:細谷佳正
概要
アニメ『半妖の夜叉姫』の登場人物。
日暮とわが通う聖ガブリエル学園の英語教師。たびたびイギリスのことわざを使う。
とわのクラスの担任でもある。
美形らしいが、素顔は大きめの眼鏡で隠れている為、わかりにくい。
妖怪を内包する”妖霊星”が500年ぶりに接近することに気づいて不敵に笑い、偶然居合わせたとわのの養父・日暮草太、義妹・芽衣親子に近づく。
詳細は不明だが、500年前に殺生丸と犬夜叉が”妖霊星”を撃退したことも知っているようであり、戦国の世にいる麒麟丸は希林を通して令和の世を視ていることが示唆されている。
正体(ネタバレ注意)
その正体は、理玖と同じく麒麟丸の分身体であり、元はかつての犬の大将との一騎討ちにより斬り落とされた麒麟丸の右腕。
是露から命じられた理玖が処分のつもりで骨喰いの井戸へ腕を投げ捨てた後、どういう経緯か時を超えた末に自我を確立、長い時間をかけて人型にまで再生して井戸から出た後、「希林理」として人間社会に溶け込んでいた。
分身体ゆえに理玖同様に見聞きした事柄は本体である麒麟丸も知覚できるようになっており、この性質は時間軸が異なっても変わらなかったため、麒麟丸は過去にいながらにして未来の出来事を知ることができていた。
一方、希林本人の能力は「手刀で妖力の斬撃を飛ばす」「妖力を感知する」といった凡庸なものであり、本体である麒麟丸の知覚情報を意図的に受け取ることはできない、半妖のような微弱な妖力の感知が困難であるなど、微々たるものと自嘲している。
そのため、教え子のとわが半妖であることすら全く気付いていなかった。
ただし、元が「腕」であるがゆえに剣の技量は高く、得物が互角であるならば仮の腕に付け替えていた麒麟丸よりも強い。
令和において妖霊星の影響が出始めてからは、妖霊星から零れ落ちて人知れず活性化していた妖怪たちを秘密裏に退治していたが、まるで埒が明かないため麒麟丸に助けを求め続けていた。
しかし、「時の風車」を使って戦国時代から戻ってきた夜叉姫たちとの情報共有によって自分自身が妖霊星を引き寄せている元凶であることを知ると深く落ち込み、戦国時代を末法末世に変えようと目論む麒麟丸ではなく、夜叉姫たちに妖霊星の破壊を任せることを決める。
しかし、妖霊星を押しとどめ地上への落下を防いだ直後、自分が戦国時代から離れた後にりおんが死んだことを夜叉姫たちから聞くと、計画を急遽修正する。
とわから斬星剣を取り上げ、時空に穴を空けて妖霊星ごと戦国時代に移動、麒麟丸に会い彼を懐柔すると、地上に溢れていた魑魅魍魎を斬ってはその妖力を妖霊星に取り込ませる。
そして麒麟丸を討ちに乗り込んできたりおんを丸め込むと、妖霊星の中から羽化した妖霊蝶と自らを繋げることで「本体である麒麟丸が死んでもその影響を受けない」状態となり、全ての妖怪を滅ぼすため戦国時代に牙を剥く。
りおんを利用した事で麒麟丸から怒りを買うも、彼以上の戦闘能力を持っている為にその怒りもモノともせず、それどころか逆にりおんと同様に麒麟丸すら言いくるめて殺生丸への刺客として差し向け、追撃してきた夜叉姫達と対決する。
関連タグ
バニル:顔に身に付けている物が本体と言う共通点があるキャラクター繋がり、強さは作中でもトップクラスでかなり知性的なところも共通している