人物像
箱庭学園1年1組の男子。通称「ひとりぼっちの誕生日」。
名前の由来は熊本県八代市坂本町の地名から(他にも青森や静岡に同様の地名がある)。
人吉善吉よりも少しだけ主人公に近い男で、かつて主人公になれなかった男。いわゆる「ダークヒーロー」。
安心院なじみが「主人公対主人公」の構図を実現するため、黒神めだかのような主人公を探していた時に見つけた面白い人材。人と目が合うとキョドってうまく喋れない。
「週刊少年ジャンプ」より「ジャンプSQ」派で「ジャンプを否定できる俺」の人もしくは「ネットをやらない俺」の人・・・なのだが、ToLOVEるダークネスについて「あの漫画SQ.でもやってたんだー」などとぬかしている時点で墓穴を掘っていることに気づいていない、やや高二病の気のある健全な男子。
最終的に善吉とは良きライバルとして切磋琢磨していくことになる。
能力
初登場時には人吉善吉の蹴りを足が上がる前に踏みつけて止めており、めだかとの戦いにおいても
彼女の最新形態であった「混神モード」を傷ひとつ負わず撃破したりと、圧倒的な力を見せつけた。
しかしその直後に比較的古い形態である「乱神モード」のめだかにボコボコにされているため、単なる強さではなく何かしらの特殊な能力を持っていると思われる。
本人はそれを「鴎システム」と呼ぶ。
のちにめだかの婚約者たちが使っていた「言葉(スタイル)」に近い能力であることが判明。
といっても婚約者たちのような完成されたスタイルではなく、プロトタイプに過ぎないらしい。
なお父親の鶴喰梟に授かったのではなく、独学で身に付けたという。
鴎システム
177箱「この人は今まで」にて「鴎システム」の概要が明らかになった。異常(アブノーマル)と過負荷(マイナス)の二つのスキルに、独学の言葉(スタイル)を組み合わせた戦闘術であることが明らかになった。
異常 | 「独楽図解(スピニングアングラー)」 | (試したことはないが)地球の自転・公転まで、あらゆる回転を自在にする。 |
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過負荷 | 「引っ張り足(オクトパス)」 | 引力を操り、二つの意味で他人の足を引っ張る。 |
言葉 | 「挑発使い」 | 相手を挑発する言葉(スタイル)。封印中の安心院なじみすら苛立たせた。 |
挑発使い
基本的に黒神家の分家が使用する「言葉(スタイル)」は、相手の感情を観測してそれを言葉の力で操作することで発動する能力だが、「挑発使い」の鷗は到底相手の気持ちを汲み取る事ができるような人物ではないため、他の言葉(スタイル)とはむしろ逆の原理を使用している可能性がある。
劇中の描写から、 わざと相手の心情を無視した言葉を使うことで 隠された本音を引きずり出す 類の能力だと思われる。