概要
青嵐の代表生徒三人のリーダー格。
何を考えているのか読めないミステリアスな雰囲気を漂わせているが、心中にはひそかな闘志を秘めている。
身内にはぽつりぽつりと喋り、外部の人間には常に敬語で滑稽なほど事務的な対応をする。
完璧主義な性格で、「当然のことです」が口癖。役者と裏方で学科を分けず全てを総合的に学ぶ青嵐にあって、演技からスタッフワークまで全てを完璧にこなそうとする。
役作りのための研究や努力は惜しまないが、若干物事を難しく考えすぎる一面があり、一人で抱え込んでしまうことがままある。
生真面目さは取り乱しやすさと表裏一体でもある。
父は建築家で母は元アイドル。姉の二人と妹が一人いる。
二つ下の妹である柳さくらは舞台美術家を志し、聖翔音楽学園舞台創造科に入学した。
レヴュースタイル
「ロッソ・プリマヴェーラ」(伊:赤い春)という名の、盾の先から剣の刃が出たような武器を用いる。盾部分にデザイン化された小春の「K」が描かれている。
リーチが短い都合上、刃を相手に向けて距離を測るような構えが基本となる。
いわゆる「憑依型」の役者であり、レヴュー服のままでもなんらかの役になりきって戦うことが多い。そうしている時のほうが普段よりも感情表現が豊かに、生き生きとなる。
レヴュー衣装は合わせが本来の洋服とは逆になっている(男性用?)
舞台版では
他の青嵐メンバーと共に、『#2』で初登場。
真矢からもライバル視されているなど、ミステリアスで得体のしれない一面が強調されていた。
真矢・クロディーヌペアと『春雷のレヴュー』で対峙する。
青嵐が主役となるスピンオフ舞台『青嵐BLUE GLITTER』では、主役として登場。
役者も裏方もこなし、「完璧でなくてはならない」というプレッシャー、妹のさくらの存在、青嵐をまとめ上げるチーフとして立場といった重圧に苦しむ様が描かれる。
建築家の娘なのにノコギリがまともに使えない、トンカチで釘が打てないといった不器用すぎる一面も……
シークフェルト音楽学院が主役となる『エーデル Delight』にも、涼や氷雨と共に登場。
氷雨と共に「全国高校演劇選手権」の総合演出チームに選抜され、ホスト校代表である雪代晶の思惑に翻弄されることになる。
なお、オープニングアクトではタキシード姿で華麗なジャケットプレイを披露してくれる。ファンは必見。
『#4』では名前だけ登場。
真矢、まひる、双葉と共に日本一の名門・新国立第一歌劇団へ合格したことが明かされる。
漫画版では
交流プログラムに至るまでのお話が少しだけ語られる。
「凡人の群れに必死で溶け込もうとしている天才」としての一面が新たに追加され、クラスの中でも異様に物覚えがいいため、級友が勉強しやすいように場所を譲るような癖が身についた模様。
そんな日々の中で偶然ちらりと見かけた自分と同じ高みにいながら自然と人を集める真矢にどのようなベクトルかは不明ながら強い興味を抱くに至ったという経緯が描かれている。
関連タグ
新島衣舞紀:同じく並行するブシロード作品のキャラクター。中の人繋がり以外にも所属ユニットのリーダーを務める、10日生まれ(但し小春が3月生まれなのに対し、衣舞紀は4月生まれである)などの共通点を持つ。
郭神琳:アサルトリリィのキャラクター。小春同様、盾の先から剣の刃が出たような武器である『媽祖聖札(マソレリック)』を使う。