アグネス・ラム
あぐねすらむ
概要
1970年代後半に日本で活躍したハワイ州オアフ島出身の中国系アメリカ人モデル。
童顔な顔立ちに不釣り合いなほどの豊満な体と小麦色の健康的な肌、柔和な顔立ちの美少女というインパクト抜群の容姿で鮮烈な印象を残し、元祖グラビア・アイドルと呼ばれるまでの影響力で後年に様々な媒体にまで影響を与えた。
高校在学中よりモデルとして活動しており、卒業後にホノルルのモデルエージェンシーで事務のアルバイトをしていた際に日本人コーディネーターからのスカウトを受け、本格的にモデルとして活動を開始する。75年に初来日後、慣れない日本の寒さとホームシックを理由にハワイを拠点とし、グラビア撮影を中心とした活動で一躍日本中の男性のアイドル的存在として絶大な人気を博す。
その後、歌手活動や映画などの出演もこなしつつ、1983年に引退。
14歳の頃から付き合っていた男性と1986年に結婚すると同時にカウアイ島に移住した。
名前は同じだがアグネス・チャンとは別人。
影響を受けた作品
アグネス・ラムをモデルにしたヒロイン、ラムちゃんが登場。
彼女をモデルとしたキャラが出る作品の中では最も有名だと思われる。
同作の作者が当時彼女の大ファンだった事もあり原作最初期に話の本筋と関係無い背景や小物などで頻繁に彼女の名前が登場。
ファンだと公言する準レギュラーがいたり、彼女が当時CM出演していた自動車がモブとしてよく登場したり(パトカー仕様まである)、果てや単行本3巻では彼女をモデルにした「ラム巡査」まで登場し最終的には単行本5巻で巻末コメント及び作者とのツーショット写真まで撮っている。
TVアニメ版の劇場版第二作「こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE2 UFO襲来! トルネード大作戦!!」では、左近寺竜之介がボルボ西郷にハワイといえば?の例えを聞かれた際にアグネス・ラムの名前を挙げており、両津の机の引き出しから彼女のグラビアが掲載されている昭和50年のプレイボーイを取り出しボルボに見せている。
三洋物産が販売するパチンコで、数あるパチンコ台の中で最も流通量が多く有名な作品。
彼女をモデルとしたメインヒロインマリンちゃんが登場するのみならず、同作のメインシリーズの一つ『大海物語』シリーズの甘デジ台でアグネス本人を題材とした作品を展開しており、『大海物語5 with アグネス・ラム』では彼女のアニメーションも新規に製作されマリン達との直接共演も実現している。
シリーズ第11作目で初登場したキャラクター「マルルウ」はアグネス・ラムをモデルとしてデザインされた。ファッションモデルとして活躍するハワイ人女性、カウアイ島在住、ロングヘアのビキニ姿などアグネスを意識したデザインになっている。