概要
声:岸祐二
漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場する警視庁葛飾署勤務の警察官。
決して西郷隆盛の子孫ではない。
元傭兵(グリーンベレーにも在籍)で、銃器使いのエキスパート。ニューヨーク市警に勤務していた経験もある。
筋骨隆々とした体格の持ち主であり、登場初期はそれなりに女性から人気があった。
両津、左近寺とは体育会系繋がりで仲がよく、3人でつるんでいることも多い。アニメ版では本田を加えて4人でトラブルに巻き込まれたりすることもあった。原作では左近寺とコンビを組むことが多く、特にケンカをすることもないので仲は良好。
性格
戦場生活が長すぎたせいで異常に警戒心が強く、「いつどこから敵に襲われるかわからない」という理由から常に全身にあらゆる武器を装備している。自宅のマンションはトラップだらけで、ガトリングガンが仕掛けられていた事もある。物音や気配にも敏感なため、後ろに立つなど言語道断である。そのせいか登場初期には身の危険を感じるとすぐに銃を撃ってしまうばかりか、武器を全部失った途端にパニックに陥り全裸で町を逃げ回ったことすらある(この時、両津も同行していたのだが、この事態はさすがに予想できなかったらしく、大原部長に責められた際、言い訳に苦心していた)。
傭兵時代の上官である爆竜大佐とは懇意な仲で、彼の娘のジョディーとは半ば婚約者状態。しかし、男ばかりの環境で育ってきたので女性には全く免疫がなく(両津曰く「中学生レベル」)、女性と密着したり露出度の高い恰好をしている女性を見たりするとすぐに鼻血を噴き出してしまう(学習漫画では繋がって飛んでるトンボにまで興奮していた)。
他にも幼少期のトラウマから蜂が大嫌い。
実力
見た目と性格があっていない彼だが、素手の実力では完全にジョディーの上を行っており、道具を使わず虎を取り押さえたこともある。しかし女性に免疫がないため、ジョディーとの勝負ではそのムッチムチのお色気に鼻血を噴き出して気絶、戦闘不能になってしまい、惜しいところで負けてしまう(爆竜は「(娘に負けたから)結婚はダメだ」と言い、これに両津は「なんでお前(=爆竜)の娘はあんなにスタイルがいいんだ。汚いぞ」と抗議していた)。
なお、意外なことに射撃の腕前は今一つ。射撃大会コンテストでは両津、中川が的にヒットさせたのを見て「簡単に当てていくな」と告げ、続いて自分も銃を構えるが外れてしまい、あっさりと失格になった。
一方、世界NO.1ポリス選手権の射撃競技では、中川に助っ人で呼ばれて高得点を叩き出すシーンもある。
戦場経験がある為、サバイバル知識は豊富。趣味の一環として両津とサバゲーに行く事もよくある。
ちなみにサバイバル経験がある為、鳩やノウサギを狩って現地調達するのは当たり前。ちなみにジョディーも全く同じなのでキャンプでは平然とやっている。ただ、カエルやヘビ、ネズミなどは流石に食い慣れているわけではないのでジョディーに「あーん」された時は凄まじい顔芸をしていた。
過去
実家は鹿児島県。祖父の小金丸は現役の忍者で、両津同様にパワフルなので振り回されっぱなし。幼少の頃から微量の毒薬を飲まされて育ってきたらしい(祖父が薬草を適当に使っていたのが原因)。