概要
『国を売り渡す奴』という言葉の通り、所属する国家の利益を損ねて私益や他国の利益を図る者を指す言葉である。
ところが
- 「どのような主張・行為が国家の利益に繋がるのか」
- 「そもそも国家の利益とは具体的に何を指すのか」
という点について激しい争いがあり、それが無数の政治的対立を産み出しているため、「どのような者が『売国奴』なのか」という点についても当然ながら多数の対立軸がある。
に対して、「売国奴」という言葉は本来、「自国を犠牲にして自分の利益を図る者」をさしている。
さらに、保守派・革新派のどちらにおいても、内部でも考え方の違いから互いに「売国奴」とレッテルを貼りあうことがある。
なお、「自国の利益を損ねる行動」よりも「他国の利益となる行動」を取り上げて売国奴と認定することもある。
明確に国益を損ねる行動として、日本製品で事足りるにもかかわらずわざわざ外国製品を買う行為が挙げられる。本来日本が得るはずの利益をわざと外国に流しているためである。