広野健太
ひろのけんた
解説
CV:堀川亮(現:堀川りょう)
実写キャスト:藤岡真威人
ヒーローに憧れる中学生で、自分で考えたヒーロー「ウイングマン」の手作りコスプレ衣装を作っており、授業中に「変身(ただの着替えである)」をして騒動を巻き起こしており、担任の松岡に叱られたり殴られたりの日々を送っていた。
そんなある日願いを叶えるドリムノートが現れ、何の気なしにノートに「ウイングマン」の設定を描いたところ本当に変身できるようになり、ノートと共に現れたあおいの出身地である異次元世界「ポドリムス」の独裁者リメルらとの戦いに身を投じることになる。
「チェイング」の掛け声でウイングマンに変身する。
とは言え、変身はするものの……最初は何もできなかった。
しかし様々なトレーニングや経験を積むことによりヒーローらしくなっていった。
名前の通り正義感が強く、決めたことは曲げないメンタルの強い人物。ただしそれはヒーローを信じていたためにできたことで、終盤のあおいが目の前に倒されたとき動揺し、一度はヒーローを信じることを拒否してしまう。しかしあおいの説得により立ち直り、怒りに身を任せるかのような正義のヒーローにあるまじき戦い方でライエルを葬った。
そして最後はあおいを助けるため全ての記憶を投げうって彼女を助ける。
正義の味方が彼の原点といえるため、行動や思考はそれに準じるものとなる。例えばとあるヒーローショーでウイングマンを怪人として出演させてほしい、と言われたときも心の中では不服であっても引き受ける、と言った懐の広い面を見せたこともあった。
その人間性は後年、作者である桂先生をして「120%闇落ちはしない純粋な正義バカです」と言わしめたほどの善性。
作品が陽性だったのも大きかったとはいえ、桂先生の御言葉を証明するように明るく逞しく正義のヒーローであり続けた。
ウイングマンとしての能力
※詳しくはウイングマン(ヒーロー)を参照
健太が偶然手に入れたドリムノートにウイングマン関連の能力を書き込んだ際に変身できるようになったが、シルエットと変身コードしか書き込んでおらず、カラーリングも黒いボディに青と白のアクセント(本当は赤主体のカラーリング)と自分のウイングマン像とは異なるものとなってしまっていた。そのため初戦は徒手空拳で戦う羽目となった。
当初はドリムノートの特性を理解しないまま変身していたが、戦闘の経験を積むことにつれて特性を知っていくことになる。「チェイング」と言えば誰でも変身出来る、姿が変わっても強くなる訳ではなく変身者の個体差が出てしまう、極端な能力増強を制御出来なければ危険、といった状況を理解した後に一部の設定を変更を改めている。