原由子(はらゆうこ)は日本のシンガーソングライター。通称”原坊(ハラボー)”。
桑田佳祐が「サザンオールスターズの江の島弁財天」と評したように、J-POP界でもその実力&暖かい人柄は定評がある。
サザンのメンバーの中で初めてソロシングルを出したのは原坊である(1981年「I LOVE YOU はひとりごと」)。
また、香取慎吾(「みんないい子」)や風味堂(「夢を誓った木の下で」)など、他のミュージシャンとの共演も多い。桑田のAct Against Aidsではゲストとして登場するのが恒例であり、2008年の「ひとり紅白歌合戦」では、松田弘と「ヒロシ&キーボー」ならぬ、「ヒロシ&ハラボー」として「3年目の浮気」を歌った。
原の自伝『娘心にブルースを』では、学生時代はコンプレックスが強く、それを解き放たってくれたのが、ビートルズやエリック・クラプトンら音楽だったそうである。
また、桑田と親交が深まったのも、原がクラプトンの「レイラ」をキーボードで弾き、その腕前に桑田が感嘆したことであるそうだ。
なお、『ポンキッキ』でアニメ化されたともだちでいようねの原作である『眠れぬ夜の小さなお話』も描いている。
常に穏やかな微笑みを絶やさない素敵な女性であり、毎年11月22日にやる「いい夫婦」調査では絶対に桑田と原の名前が上位に入っている。
喧嘩はほとんどしないらしい。それについて、桑田が「俺が大人になったおかげだぞ」「自分が子供だってこと、やっとわかったんだね!!」(『娘心にブルースを』)と、何とも微笑ましいやり取りをしている。
関口和之や桑田は、しょっちゅう原が食いしん坊であることを突っ込んでいる(本人も、お腹が空くと怒りっぽくなることを認めている。桑田とした最大の喧嘩のひとつは、桑田と原が待ち合わせ場所を間違え、桑田が店に着いたときに、原が先にラーメンを食べていたことに桑田が頭にきたからであるという。その後、冷静に話し合って、自分たちがいかに子供であったか理解し、2人とも落ち込んだらしい。『娘心にブルースを』より)。
また、原は野沢秀行のことをしょっちゅうからかっては遊んでいるらしい(野沢曰く、「呑むと結構Sな原坊に変身する」という。30周年ライブパンフレットより)。サザンは仲がよすぎるんだ(笑)!!
また、桑田が作詞・作曲したエロ曲を原坊が歌うと、ものすごくエロくなる(『キラーストリート』「リボンの騎士」、ソロアルバム『Mother』の「イロイロのパー」など)。