Mr.ブラック
みすたーぶらっく
天才の概要
「兵器に知能などいらない。兵器は狙った場所を的確に、そして効果的に破壊し、敵を制圧するもの。そこに美しさがあるというのに……それをわかっていない連中は、何でもかんでも破壊しようとする」
YouTubeチャンネル「ウォーターチャレンジ」に登場するキャラクターの一人。
すまないスクール3年B組所属の生徒で、頭と上半身をすっぽり覆う黒いフードに、隙間から目が覗く白黒の仮面を常に身に着けている。
容姿の元ネタはハッカー集団アノニマス。GTA5シリーズでは、黒のクールスーツに黒のヘルメットを着用する形で再現されている。
性格
性格面はいつも冷静沈着で真面目な堅物。リアリストな一面もあり、都市伝説や怪談の類は全く信じない(実際に目の前で起きた場合は例外)。過去編では侵略を仕掛ける帝国に雇われていたものの反逆したが、正義感などではなく、帝国の用いる生物兵器を「何もかもを破壊する非合理的な兵器、物理的な美しさがない。帝国の連中はそれがわかっていない、戦争をする資格などない」という理由で否定し自壊させている。
現実主義者のMr.バナナ、常識人のMr.銀さんとは話が合うが、マイペースを地で行く他の4人には辟易したり振り回されたりと苦労が絶えない。
頭脳面が秀でていることは本人も大いに自負を持っているが、それがゆえに負けず嫌いな一面もあり、クラフト対決でもコマンドをフルで持ち出している(大体のケースではこれにMr.マネーが巻き込まれて転落死するのが恒例)。
しかしクラフトの規模や速度はともかく、リアリストな性格が災いして芸術的な部分には疎い。
このため、家づくり対決ではMr.銀さんに対抗意識を燃やすあまりカンニング&クリエイティブキャノンで高級住宅を作るという反則に及んでいる(ちなみに結果はクラフト可能範囲をはみ出したことで反則負け)。
能力
最大の強みはIQ200というスーパーコンピューターじみた頭脳。さらにマイクラにおいては場所も状況も問わずクリエイティブモードを起動できるという反則級の能力を持っており、クラス内では実質的なリーダー&最終兵器として位置付けられている。チートじみたアイテムを持ち出して事態をあっさり解決することもしばしば。
戦闘は得意ではないが、二丁拳銃を用いた華麗なガンプレイを披露したこともあり、素人ではない。
初期からすまない先生、Mr.赤ちゃんと行動を共にする事が多く、マイクラがチャンネルのメインに移行して相当経った今でも、すまない先生クラスの頭脳担当として活躍中。
よく強力なMODを使う。
しかし、何を思ったのか、1度すまない先生を罠に掛けて殺そうと画策した。 敵に操られていたのか、魔が差しただけなのかは不明。
シンボルマークは骸骨。
IQ200の余談
超天才でチートも有効活用するような完璧超人ぶりを見せている彼だが、実は隠れた甘党&マーベルヒーロー好きというギャップ萌えも見せており、特にそれぞれチョコレートものとバットマンが好きらしい。
マーベルヒーロー好きのことは、今のところMr.バナナにしかバレていない。(本人もバラそうとはしていないと言っている)
しかしそのヒーロー好きには実は暗い過去が関わっており……。
料理
料理は壊滅的に不得意で明らかに食材では無いもの(モンスターの頭など)をぶち込むので、出来上がったものは骸骨またはダークマターのような似た目をしているものが多い。匂いもヤバい上に味も人がぶっ倒れたる程不味い。(本人に自覚は無い)スイーツ回に関してはチョコレートケーキを作ることになったが、明らかにケーキには入れない食材まで手当り次第ぶち込む上に、隠し味にエンダードラゴンの頭を入れている。しばらく待って見に行くとウィザースケルトンの頭の様な黒い何かが出来上がっていた。本人には気にせずお客さんに持っていったが、もちろんお客さんはあまりの不味さに気絶してしまい、さすがのすまない先生も慌てて救急車を呼んでいた。
しかし、ミスターブラックは自炊している訳ではなく、普段はカップラーメン(朝はチョコレートとブラックコーヒー)を食べているということで、自作メシマズ料理を自分で食べる機会は滅多に無いらしい。(あの桃玉と同じである)
過去
幼少期はごく普通の家庭で育ったが、母の急死を機に全てが暗転。
飲んだくれのアル中と化した父には虐待されて育ち、学校では壮絶ないじめを受け続けた。そんな中での心の支えはオンラインゲームの相手である「ミスターホワイト」であり、彼のアドバイスでドローンを用いていじめっ子への復讐を敢行した。
ハッキングに手を出したのもこの頃であり、いじめっ子の味方ばかりする教師のパソコンをクラックするなどの仕返しもしている。
しかし、ホワイトからリアルで会おうと誘われたのに対し、人間不信となっていたブラックはこれを拒否。オンラインゲームで決着をつけることになったが、白熱し過ぎた結果ふたりの反応速度についていけなくなったパソコンが暴走を起こし、さらにブラックが無意識下に溜め込んでいたマイナスエネルギーに引きずられて大爆発するアクシデントが発生。
この爆発による火災で二人の屋敷は吹き飛び、ブラックの父親は死亡。
さらにブラック自身も放火殺人を行ったと頭から決めつけられ、警察に捕まる憂き目を見る。
事実上全てに裏切られ、何もかもを失ったブラックは「自分を助けてくれるものは何もない」という事実に行き着き、映画で見たヒーローのように仮面を被ることでそれまでの自分を抹殺。
生きるためにありとあらゆる知識を身に着け、孤高の天才ハッカー「Mr.ブラック」としてブラックホールの謎を解き明かし、父親を乗り越えることを目指すようになった。
その後「すまない帝国戦争」ではオーナ帝国のシステムエンジニアとして雇われ(ブラックホールの研究資金のため)、帝国の軍事管制システムの改良に従事していた。
帝国のやっていることにもラプー皇帝の意図にも全く興味を示さずにいたが、帝国が独自に開発した「自滅型生物AI」を用いたミサイルを見て「兵器の美学」を分かっていないと感じ、密かに離反を決意。
生物戦車の存在も「非合理な兵器、物理的な美しさがない」としてハッキングをかけ、自壊プログラムを送信して一網打尽にして見せた。
この時に巻き添えを食った核ミサイルの生物AIも暴走し自爆の危機に陥るが、Mr.すまないが捨て身で取り外し、さらにそのままラプー目掛けて投げつけたことで事なきを得る(メインテーマ「Challenge change」のムービーはこの場面である)。
その後はMr.すまないと共にレジスタンスに協力、ラプーにトドメの一撃を叩き込むアシストを行い勝利に貢献した。
仮面ライダーマイゼンにおけるMr.ブラック
「ヤスエダ-YASEDA」氏がYouTubeにて公開中のマインクラフトアニメ「仮面ライダーマイゼン」にもすまない先生ともども客演している。
3年B組の生徒の中では唯一の出演となっている(他の6人はモブカードの絵柄としてのみの登場)。
こちらの世界では悪の組織にモブカードにされた生徒たちを取り戻すために戦うすまない先生の協力者であり、初登場時点でクラスの中では唯一カード化を免れていた。(ただし後に自らカード化を経験した。)
本作に置いても超襲撃社に潜入してヴィンディケーターに成り済まし、スマナイドライバーと関連ツールを開発する、ミカゲドライバーを回収してシステムを解析・拡張ツールの開発までをほぼ1日でこなすなど、常軌を逸した天才っぷりは健在(前後の状況的に、超襲撃社が確保していた3年B組のモブカードをこの時に奪回したと思われる)。
協力体制が確立されたSEASON2ではトリプルライダーの参謀役としての立ち位置に収まっており、まいぜんシスターズの家に訪れることも増えている。